東忠男(以下、東):こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:じゃあ森辺さん、今日は先日米倉先生の退官パーティーがあったと思うんですけど、その様子をちょっと皆さんにお伝えしようかなと思ってるんですが。
森辺:なるほど。米倉誠一郎一橋大教授が、ついに63歳で
東:63歳?
森辺:確か。定年が63歳なんで一橋大は。イノベーション研究センターの教授を退官されたと。こんなことをこのポッドキャストでペラペラ喋られてるとは、米倉先生も知らないでしょうが。(笑) そうなんですよ。それで招待状頂いて、秘書の阪西連れて行ってきましてね。東ちゃん遅れて来て。
…よかったね。涙の退官記念パーティーで。はい。
東:…どんな感じ?(笑)
森辺:六本木ヒルズであったんですけどね。3時間ぐらいあって、夜6時半からね、豪華なパーティーで2~300人ぐらい来てたのかな。各界の重鎮というんですかね、経済界のドンみたいな人達がいっぱい来られてて、冒頭で米倉先生の恩師にあたる野中先生が来て。非常に感動的な退官記念パーティーだったと。先生も少しウルッと
東:きてましたね。
森辺:きてて。すごく良かったですね。退官記念パーティーの副題と言うかサブタイトルがpower to the peopleっていうあれで。米倉先生の退官記念パーティーの企画をやってた有志の皆さんがね、相当寝ずに苦労されたんじゃないかと思うんですけどね、すごく準備をされてね、よかったんですよね。米倉先生のいいところすごくいっぱい出てて、感動的な会でしたね。
東:ちょっと聞いてる方にもわかるような感じで、ちょっとどんな感じだったかっていうのを森辺さんなりの感想でもいいですし、ちょっと様子でもいいですし。
森辺:僕ね、米倉先生と南アフリカにね毎年行ってるんですよ。JTB主催でツアーをしてて、米倉誠一郎と行く南アフリカビジネスツアーということで。
このきっかけは確か東ちゃんが2013年に、「この米倉先生は面白い」と。「米倉先生がやってるツアーに行ってきます」とかっつって、勝手に行ったんだよね、創業した年。当時僕が思い出すんだけど、このガキャ創業当時に金も無いのに何言ってんだろうと思って。で「自腹で行って」っつって自腹で行ったんだよね。
東:ええ、自腹で行きましたよ。だって自腹で行くつもりで…
森辺:そう、自腹で行ったんだよね。後であまりにも良かったから、会社としての貢献度が高かったから、その旅費を経費精算してって言って出した記憶があるんだけど。(笑)
東ちゃんが、米倉先生の研究が面白いって言って、米倉先生のツアーに行ってくると。きっと将来スパイダーのためになるだろうっつって行ってきて。それがきっかけで僕も2014年に行って、そしたら2015年のツアーから手伝うようになって、今年で2017年というそんな感じなんで、僕も米倉先生とは4、5年の付き合いなので、別にそんなに周りにいるようなね、10年20年付き合ってる方とは全然あれが違うんだけども。でもその短い期間の中でグッと近くなって。
米倉先生の最大の魅力はね、ちょっと研究のこともそうなんだけど、器のデカさだと僕は思ってましてね。先生もすごい器がデカくて。人の地位とか、資産規模とか、社会的地位とかね、そういうもので人を一切判断しないんですよ。自分が好きか嫌いか、面白いと感じるか面白いと感じないか、それで付き合うんですね。だから人脈の幅が、学生からからいわゆる経済界のドンまで非常に幅広い。相手をそういうところで見ない器のデカさが、すごいなこの人と思って。僕、米倉先生と4、5年付き合ってて一番印象に残ってるのが、印象に残ってるというか、僕の中での米倉誠一郎って男は、その器のデカさがすごいなと思ってて。その器のデカさがすごくよく出てた退官記念パーティーだと思っていて、みんなもそれを分かってるから、あれだけ米倉誠一郎の退官記念を祝いましょうっていうね。そこをすごく感じた会でしたね。
なんで、よかったですよ。学生もいればね、
東:誰もが知ってる経営者の方もいらっしゃいましたものね。
森辺:個別に名前出すのまずいと思うんだけど、政治家もいればね、いっぱいいらっしゃったね。よかったですね。
東:司会も有名な方がされてましたものね。
森辺:それは言ってもいいんじゃないかな?…なんだっけ?
東:野中さんですね。
森辺:野中、なにさんだっけ?ともよさんか。NHK…
東:元NHKですね。
森辺:面白かったですね、あの方は。パワフルでびっくりしちゃって。
その中でね、エピソードがあったんですけどね。米倉先生が一橋大のイノベーション研究センターになられたときに、日本の経済界の重鎮って、毎年あそこ行くじゃないですか、軽井沢。で、セミナーやるでしょ、ゴルフやって。そこでいわゆる講演会をするってんで、偉い先生方が呼ばれて、日本の今後の未来とかね、日本企業のあるべき姿みたいな、そういう大きいタイトルで講演をすると。そのときに、先生まだ若いときだよね、50代なのか何歳か分からないけど呼ばれてね、講演をしたときに、日本の本当に経済界の重鎮ですよ?がいっぱいいる中で、「お前らそんなことやってるからダメなんだ!」みたいなことをガーッて言って、すごかったっていうね。
その話別のところからも聞いたことがあって。だから、相手が誰であろうが、ダメだと思うものはダメだってはっきり言っちゃう感じのところ。しかもそれが憎めない言い方なんですよね。あれは人間性なんでしょうね。普通の人が言ったら多分カチーンと思っちゃうんだろうけど、米倉先生が言うと「まあちょっと話聞こうかな」みたいな。そんな感じはありますよね。
後は、若い時の写真もいっぱい出てきてね。前から日本人じゃないなこの顔はってずっと思ってたんですけどね、若い時の米倉誠一郎先生って真木蔵人、マイク真木の。そっくりだなと思って。だから、若い時は半端ない…今でも格好いいですけど、若い時はもっと格好いいんだなと思って。そんな人がハーバードに受かって、奨学金で留学してたときとか、そんな話とか。僕の知らない米倉先生の過去の歴史の話を色々聞けて、いい会でしたね。
東:わかりましたじゃあちょっと森辺さん今日は時間が来ましたので、ここまでにしたいと思いますが。何か、
森辺:あ、あれも。あと、退官したんだけど、これからは米倉先生は六本木ヒルズの元気塾の塾長は引き続きやって、法政大学の教授と、あと一橋大学の客員教授も引き続きやるみたいなんで、活動はこれからもあんま変わらないみたいですね。そんな感じです。
東:はい、森辺さん、ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。