東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、南アフリカを引き続きだと思うんですけども、最後の会なのでツアー全般のラップアップという感じで、どんなツアーだったのかということを含めてちょっと。
森辺:この「米倉誠一郎と行くビジネス新大陸南アフリカツアー」というのは今年で6回目になるわけで、弊社は企画協力ということでお手伝いをさせていただいていると。このツアーは、僕も米倉先生に「なんでこんな1銭にもならないようなことをやっているんですか」と、「先生、しかも自分の飛行機代手弁当じゃないですか、自腹じゃないですか」と、「なんでこんなことをやるんですか」と言っていて。「いいんだ、いいんだ」と言って、「日本企業がアフリカで困っているから1人でも多くの人にアフリカを見せられたらいいな」ってあの先生は言うんですよ。僕は思ったんですけど、それぐらいしか言わないので、米倉先生も「いいんだ、いいんだ」と言って。でも、きっと米倉先生は「アフリカにお前ら出ろ」と言って連れていっているのではなくて、それで出るんだったらそれに越したことはないけど、どっちかというとアフリカに行ったことで全く自分のビジネスのフィールドとは違う世界なんだけども、何かそこでふと非日常を味わうことで自分のビジネスのヒントを得たりとか、ふと思考の発想の転換と言うんですか、ベンチャー起業家やイノベーターにとって最も重要な思考の転換、発想の転換みたいなものを得られる機会がすごい多いんですよ。喜望峰の一番上に行ったときに感じることとか、アフリカのサファリの大草原で思うこととか、そんなところに行ってゾウが可哀そうだな、サイが可哀そうだなだけ考えないわけですよ。自分の東京でやっている事業、グローバルでやっている事業どうかな、ああかなということをふと考えたりする。そういう気付きを何か得られるから、それを分かっているから、たぶん米倉先生は1人でも多くの人を南アフリカに連れていっているんじゃないかなと思うんですよね。「もう疲れた、俺は。今年で最後だ」とかって言っていましたけど、参加者が「続けてくれ」と言っていて。ただ、南アフリカに1回行った人は「もう南アフリカじゃなくていい」とか言っていたから、来年はケニアとかになるんじゃないかなと思っていて。先生に「やめちゃだめですよ。みんな、続けてくださいと言っていますよ」と言っておいたんだけど。来年はケニアにしたいなとは思っているんですけどね。
東:またさらに奥地にという。
森辺:そう。でも、本当になんかアフリカを攻めるというよりかは、非日常からの思考の転換、発想の転換を得るという。みんながみんな大満足するんだよね。だって、参加者で60何歳、最高齢、千葉のほうでメガネのチェーン店をやっている社長さん、参加されて。この社長さん、本当に偉いんですよ、大学院で今MBAの授業も取っていて。60(歳)過ぎているんですよ。南アフリカにも来て、正直、千葉でメガネチェーンやっている社長さんと南アフリカとかアフリカって何の関係もないですよね。けど、やっぱりそこに来られて「すごくいいヒントをいっぱいもらった」と言って帰られていったし。あと、Podcastのリスナーの方も来ていたんですよ。それはうれしかったですね。だから、そういう会なんじゃないかな。米倉誠一郎という人はそういうことをたぶんみんなに得てもらいたいと思っているんじゃないかなというのは僕なりに思っているということと。あと、もう1個学びでよかったのは、たぶん、おそらく、まず普段日本で生活しているとなかなか会わない、もしくは会えないであろう竹中平蔵という先生とお会いをすることで聞けないような話を聞けたし、頭のいい人というのはこういうぐらいいいんだなというのをすごく分かったというのはすごいよかったですね。
東:分かりました。森辺さん、今回で南アフリカ終了ですけど、最後にひと言。
森辺:皆さん、南アフリカで8回も引っ張って申し訳ございません。本当にいいツアーだったんです。来年はケニア、これから米倉先生に「やりましょうよ」と言ってやってみたいと思いますので、もし決まったらぜひ参加してみてください。
東:はい。
森辺:どうもありがとうございます。
東:森辺さん、ありがとうございました。
森辺:失礼します。
<終了>