東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、ちょっとビジネスの話から離れまして、森辺さんが法政大学の特任講師として活動していると聞いてるんだけど、どういうことをやっているの?みたいなことを、お客さんから聞かれたりするので、その内容をリスナーの方にも共有できればなと思っているんですけれども。
森辺:簡単に言うと、法政大学の経営大学院にイノベーションマネージメント研究科というところがあって、そこの特任講師を去年からやっています。今年で2年目ですかね。主に、社会人学生のMBAの授業を担当していて、一橋大学の名誉教授の米倉誠一郎先生、この先生のアシスタントを僕はしているという、そういう位置付けで。先生と一緒に授業をやったり、先生の授業を手伝ったり、そんなことをしているというのが実際です。僕の専門がグローバルマーケティングとか、チャネル構築なので、アジア、中国、その辺含めて学生の皆さんとナレッジをシェアしたり、そんなことをやっているというのが実態でございます。
東:いつもはどんな感じなんですか?
森辺:いつもは、僕も、これは巡り巡ってあれで、こんなこと言うとあれなのかもしれないけど、本当に勉強、逆に、こっちがさせてもらっているなという、そんなあれで、僕の知っているナレッジとかスキルで学生のみんながそれ役に立ってくれたら、それは本当にありがたい話で。ただ、僕もこの授業を通じて、学生なり米倉先生からいろんなものを学ばせてもらっていて。本当、僕、学生のときに勉強しなかったんで、勉強しなかったことは今、勉強しなきゃいけない状況に追い込まれるという、何て言うんだろう、人生ってやっぱりプラスマイナスゼロなんだなってつくづく思いながらやっていますけど。偉いですよね、学生もやっぱり1回社会に出て大学院に行こうと思っている人たちなので、30代前後なんですよ。
東:じゃあ、社会人7~8年目とか。
森辺:それぐらいですね、30代前半。それで、ごめんなさい、メインで受け持っているのは、外国人のクラスなんですね、留学生。今、ちょうど、春学期は日本人の学生のクラスを持っていますけど、海外から日本にMBAを取りにきたりというのもあるし、日本人だと日本の大学院でMBAを取るということで。意外に法政大学はこの分野は進んでいるようで、非常になかなか面白い感じだと思いますね。1回社会に出ているので、全くの学生な感じの授業じゃないんですよね。あくまでも1回社会人経験していないと太刀打ちできないような授業になっているので。あんまりちょっと授業の内容を言うとあれなのかもしれないけど、本当に米倉先生のコネクションで、今、現役で最前線にいるような企業の社長さん、そういう人たちを授業に呼んで、そこでその先生に、その社長さんに次の一手を戦略提言するみたいな、そういう授業なんですよ。
東:じゃあ、ケーススタディみたいな感じで?
森辺:ケーススタディです、まさに。去年なんかは、マイクロソフトの日本法人の社長とか。あと、今年はピーチの社長、それから、サイバーエージェントの藤田社長、そんなところが来られるし。去年はアメリカンエクスプレスの副社長なんかも来ていただいて、学生が戦略提言するという、非常にグレードの高い、学生にしてみたら本当にいいアピールのチャンスというか、質問を求められるので、学生だとビジネスコンテストみたいな話しても散々聞いているような人たちだろうから、本当にロジカルなあれが求められるし、すごくクオリティが、僕は、高い授業じゃないかなと思うんです、米倉先生の授業はね。
東:分かりました。森辺さん、次回も引き続き同じ話をお聞かせいただきたいと思いますので、今回ここまでにしたいと思います。よろしくお願いします。
森辺:ありがとうございます。
<終了>