東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、ちょっとだいぶ…、だいぶでもないですけど、今年に入ってからですけど、日系ビジネスにチラッとうちの、本当に数行ですけど載っているので、ちょっとご紹介をしたいと思うので。
森辺:全然知らなかったね、こんなに載ってるって。
東:そうですね。日経ビジネスの2018年2月19日号「社員(あなた)の賞味期限、増える「歳だけ重ね人材」」の何ページだ…、29ページにちょっと載っているんですけど。
森辺:…そうね。
東:どこでしたっけ?
森辺:ここがまあ…。
東:はいはい…。チロルチョコさんが載っていて、うちの名前がちょっと載っているみたいな感じなんですが。
森辺:チロルチョコさんに取材したんだろうね、これはね。
東:そうですね。
森辺:そしたら、チロルチョコさんがうちの名前を言って、それが掲載されているという。
東:なので、皆さんもよろしかったら、ちょっと数行しか載っていないですけど、見ていただければと思いますと。これってどんな話を? 日経さんの取材は受けているわけですね。
森辺:うちにも来たんだよね。覚えているんだけども、たぶん両側面から取材をするんでしょうね、これはね。なので、うちの当時の広報担当が対応していると思うんだけど。言ったら、あれだよね、お客さんが、「日経ビジネスの記事を見て」という問い合わせがあって、「何の話をしているんだろう?」ってずっと思っていたんだけど、気付いたのが今になっちゃったという。それで、バックナンバー買ってみたら載っていたと。結局、さっき、東が言ったような、「社員(あなた)の賞味期限、増える「歳だけ重ね人材」」ということで、人の活用をどうするんだみたいな、そういう特集で、各企業にどういうふうに人材教育をしているのかとか、人というものをどう捉えているのかとか、そういう特集なんだと思うんですよ。いろんな大手の企業がダーッと出ていて、その中でチロルチョコレートがあると。この記事に書いてあるのは、チロルチョコレート、海外展開を今、進めていると。知名度抜群のこの、言ったら、中堅中小の会社ですよね。100億ぐらいの会社ですよね、チロルチョコっておそらくね。その中で新興国市場に非常に展開をうまくやっていると。その要因というのは何なのかと。チロルチョコの松尾裕二社長が、「スパイダー・イニシアティブ 東京都港区 森辺一樹社長に任せている」というふうに記事に書いてあると。要は、自社で海外販売チャネルに精通した人材を教育していくとか、あと、自社でそういう人材を雇用するということそのものが、チロルチョコレートぐらいの規模の会社になってくると非常に負荷が大きい、ノウハウもない中でそういう人材を雇用してそれを育てていく。彼が面白いと、日経ビジネスが思ったのは、いわゆる、時間を買っているわけですよね。そんなスピードで海外事業を展開していてもだめで、であれば、餅は餅屋で専門家に任せると。「海外販路構築の請負会社スパイダー・イニシアティブに任せている」と。「その結果、同社は17年、韓国や中国など3カ国で海外販売を開始した」と。「プロパー社員だけで海外開拓チームなどを編成してもここまでうまくはいかなかったはず」と松尾社長は話すと。10年以内に海外売上比率を3割まで引き上げたいと考えていると。だから、うまくいっているという評価をしてくれていて、それを日経ビジネスが面白いと考えて載せてくれたんでしょうね。本当ありがたい記事ですよね。でも、自分で言うのもなんですけど、経営判断としてはね、僕、賢いと思うんですよ。だって、自前でグローバルのグぐらいまでしかない状況でグローバルの社員を教育していくって、これ10年20年かかる話ですよ。一方で、自分たちのDNAに染まっていないグローバルに長けた人を現状の給与体系を大きく超えて雇ってその人にグローバルを任せるって、そんなのでうまくいった事例なんて1つもないじゃないですか。もともといた社員との給料格差でもともといた社員が腐っちゃったりとかが、たぶんほとんどですよね。であれば、ある一定期間腹決めて任せると。専門家に任せると。そして、海外売上を早期的に上げていくというのは非常に賢い方法。ただ、そんなことを言っても、われわれも何でもかんでもお受けできないので、何でもかんでも海外で売る自信ありますよとは口が裂けても申し上げられないので。やはり、チロルチョコだったからお受けしたというのもあるので、そういう意味では双方のマッチングが非常に合った、いい例なんじゃないかなと思いますよね。
東:分かりました。今回はここまでにしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。
<終了>