東:こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:では森辺さん、前回に引き続き企業家クラブさんの20周年パーティーということで、孫さんのお話が強烈すぎて、他を多分森辺さん覚えてらっしゃらないということなので、もう一回孫さんのお話をお聞きしたいと思うんですけど。
森辺:孫さんがね、●(2:35)さんがあんまりこんな所でベラベラ言っていいのか分かりませんけどね、多分大丈夫だと思いますけど、企業家に必要なものは五つしかないと。一つは理念だと。理念があれば、そこにビジョンが生まれるんだと。そのビジョンがあると、初めて戦略を作る必要性が出てきて、その戦略を戦術に変えて、その後に計画があるんだと。理念、ビジョン、戦略、戦術、計画であると。印象としては、理念とビジョンに関しては、とにかくでっかく描けっていうことをおっしゃってた。戦略、戦術、計画に関しては、とにかく緻密に描け、ということをすごく、ようなことをおっしゃってた感じを、僕は受けましたと。経営者のやるべきことはね、社長のやるべきことは、ホラを吹くことだと。ホラとは、英語で訳したら「ビジョン」という風に訳されるんだ、ということを言ってて。要はね、これってね、すごく、なんかちょっとごめんなさい、グローバルだベンチャーみたいな話になっちゃうんだけど、僕も15年6年前にね、会社最初に一社目立ち上げた時に、一日経ちましたと。立ち上げてね。立ち上げたその日から営業に行くわけじゃないですか。で、「実績は?」って言われるわけですよね。実績なんか無いわけですよ。「従業員は?」従業員もいないんですよ。「資本金は?」って、そんな大した金額無いわけですよ。「利益は?」まだ決算も終わってないわけじゃないですか。そんな状態でね、正直にね、「従業員いません」「実績ゼロです」誰が仕事くれるんだと。ほんとそうなのよ。これは、本当に、企業家じゃないと分かんない苦労なんだけども、けど、そこで嘘をついてはいけない。だから、いかにこれを表現するかっていう能力がすごく求められるんだよね。「今ゼロだけれども、半年後にこうするから、取引してくれ」って言うとかね。あと、仮にちょっと誤解を受けるようなことを言ってしまったとしても、半年後に必ずそれを実現するとかね。そういうのはやれそうだったんで、そのようなことを孫さん言ってましたよ。だから、いかに100兆円ファンド?言ってるでしょ、最近。そんなのも、そうだと。そんなようなことをおっしゃってたな。【】強烈すぎてね、もうすごかったな、生孫さん。なんだけど、それがね、心地のいい強烈さ。絶対優しい人だと思った。愛の人。多分、一緒に仕事してたら怖いんだと思うんだけど、根本は愛の人だから、多分「孫さんのために死ねる」っていう人は、いっぱいいるんじゃないかと思うんですね。周りにね。経営者いっぱいいるじゃないですか。日本に、有能な経営者いっぱいいるけど、「その人の言うことききます」「その人についていきます」と。「その人を尊敬してます」って、そういうのはいっぱいいると思うんですよ。ただ、「この人のために死ねる」みたいな、それぐらい思わせちゃう人ってなかなかいないんじゃないかな、と思って。多分、孫正義さんて社長って、そういう感じの人なんじゃないかなっていう印象を、僕はすごく受けましたよね。
東:それ、どんなところから、っていうのは
森辺:なんか出てるんですよね、それがね。とにかく、笑顔。笑顔でね、もう感謝感謝。なんかもう、あまりにも器がでかすぎちゃって、そういう、ちょっとこう、えばったりみたいな、いるじゃないですか。「俺は偉いんだぞ」みたいな。そういうのまったく無いもんね。もう、どんな人相手でも、腰低い笑顔でね。なんかそんな感じでしたよ。●(6:41)そりゃあね、テイケイとかの会議の席じゃ、全然違うんでしょうけれども。まあ、ニッコニコしてましたね。やっぱり笑顔の素敵な人ってのはね、そういう感じのが多いんじゃないかと思いますけどね。
東:分かりました。じゃあ、この辺で20周年パーティーに出席したまとめというか、森辺さんなりの感想を。
森辺:すいません、大した話できなくて。
東:いえいえいえ。
森辺:そうですね。じゃあ、そんな感じで。
東:そんな感じで。
森辺:はい。
東:分かりました。じゃあ、森辺さん、ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。
<終了>