小林:皆さん、こんにちは。スパイダーの小林マアヤです。
森辺:皆さん、こんにちは。スパイダーの森辺です。
小林:森辺さん、本日は前回に引き続き、マーケティング研究協会主催のセミナーの中で質疑応答の時間があったんですけども、その際にかなり質問を受けましたので、その質問を、今回リスナーさんの皆さんと共有していきたいと思うんですけど。
森辺:なるほど、それはいいね。
小林:よろしいですか。
森辺:多分、セミナー参加者とリスナーの皆さんとも課題認識一緒だと思うので、それをリスナーと共有することはいいんじゃないですかね。
小林:ありがとうございます。
森辺:ただ、どんな質問があったか忘れちゃったんだけど、それは言ってくれるのかな?
小林:大丈夫です。
森辺:はい。
小林:じゃあ早速一つ目の質問なんですけども、マーケティングの基本プロセスの中で、R、リサーチ。STP、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング。MM、こちらがマーケティングミックスですね。こちらの、R、STP、MM、こちらの順番というのは、そのままでなければならないのか?という質問なんですけど、いかがですか。
森辺:小林さん、すごいじゃん。秘書なのにSTPとか解説しちゃって。MM、マーケティングミックスとか言っちゃって。まるでコンサルタントのようでしたけども。
小林:ありがとうございます。
森辺:たしかにそんな質問ありましたね。マーケティングの基本プロセスって、R,STP、MMで構成されていて、Rがリサーチ、STPがセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングで、MMがマーケティングミックスの略で、所謂4Pですと。これを、例えばMMから最初にやったりとか、Rからやったりとか、STPからやったりとか、どうなんだという質問がありましたと。これ、所謂マーケティングの参考書、教科書、マーケティング学者が提唱してるフレームワークの例としては、R、STP、MMの順番でやっていくってことになってるわけなんだけども、別にそれは企業によって今何を知りたいか、今何を分析しなきゃいけないか、今何を可視化しなきゃいけないかによるので、このマーケティングの基本プロセスのフレームワークのどの部分から先にやるかっていうのは、特には正解とか不正解ってのは無いので、その状況に応じてやられたらよろしいんじゃないかと思いますと。ただ、まっさらな、真っ白の状態でもしやるんだとすると、マクロ環境分析って、僕は簡単に訳すと「一体どんな事情なの?」と。今攻めようとしている市場が、っていうことを分析するし、軸ですと。マクロ環境分析ってパッと言われて分かんないでしょ。パッと。意味不明だよね。僕は「どんな市場なの?」っていう訳し方をしてて、そのどんな市場なのかを知るための軸を徹底的に集めるのがマクロ環境分析で。ミクロ環境分析は、じゃあその市場にどんな敵がいるの?という軸で情報集めてくるのが、ミクロ環境分析。分かんないでしょ、ミクロ環境分析って言われても。
小林:はい。
森辺:なんか小さい環境の分析?みたいなね。マクロは大きい環境の分析?っていう風になるんで。パッと聞いて0.3秒で分かんない言葉ってのは、もう全部変えていかないと分からないので、そういう風に解説をしてて。で、SWOT分析ってね、スワットじゃないよ、SWOT分析ね。SWOT分析ってのは、じゃあそういう市場でそんな敵がいる市場に自社が参入したら、一体何が起こりそうなのか。つまりは勝てそうなの?負けそうなの?っていうことを可視化していく、分析していくのがR、リサーチなんですよね。だから、言ったら、ゼロの白紙状態から始めると、それを一番最初にやっていくっていうのは、当たり前っちゃ当たり前ですよね。だって、その●(6:37)がやるよりも、まずそれをやるって方が先でしょ。で、どうやら勝てそうだなと、この市場儲かりそうだし、敵ともしっかり対峙できそうだと。じゃあやる価値あるねって分かったら、今度はSTP。じゃあ具体的にどういう層の、どういうターゲットを狙ったらいいんだろうと。で、自分たちのポジショニングどうする?みたいなことを考えていくってのが、次のステップなんですよね。じゃあ最後にもっと具体的に、じゃあその層にどういう商品をいくらでどういう流通通じて をして配荷をしてどんなプロモーションする?っていう、さらに具体的なことを詰めていくってのがMMなので、ゼロベースの白紙で始めるんだったら、やっぱりR,STP、MMの順番でやっていくべきですよね。ただ、企業によっては、もうRは終わってるとか、MMが弱いと思ってるとか、色んな状況があるので、どういう順番でやってもいいですよっていうお答えをした、という感じです。
小林:分かりました。では、お時間がやってきましたので、本日はここまでにいたします。
森辺:はい、ありがとうございます。
小林:ありがとうございました。
森辺:はい。
<終了>