小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林真彩です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん、本日のPodcastなんですけども、今回、フジサンケイビジネスアイ特別対談シリーズ「グローバルの流儀」ということで、6月中に4社の企業さまの記事が掲載されたんですけども。今回、4名の社長さんと森辺さんが対談させていただいて、今回、ご紹介させていただくんですけども、1社目がイートアンド株式会社 代表取締役社長の仲田社長、2社目が岩塚製菓株式会社 代表取締役社長 槙社長、3社目が株式会社ファーマフーズ 代表取締役社長 金 武祚(キム ムムジョウ)氏ですね、4社目がKAIグループ代表取締役社長の遠藤氏ですね。4名の社長さまと対談、森辺さんがしていたと思うんですけども、ちょっと簡単に振り返っていただけますでしょうか?
森辺:いやー、これ、タフだったね。6月掲載、4社4名の方に。
小林:4名さまにですね。
森辺:ざーっと実際の対談自体は、4月とか5月にやっているんだよね、これね。
小林:そうですね。
森辺:順番でいくと、まず、イートアンドの仲田さん、仲田社長。関西出身の方で、何て言うんだろうな、関西の人というのはエンターテイナーですよ。
小林:(笑)
森辺:ちょいちょい僕に、僕を笑わそうとしてくれるというかね、いい人が多いなと思ってね、あれしていましたけどね。お人柄も非常に優しそうな人で。実はね、イートアンドって外食産業と思っているでしょう? 半分、冷凍餃子なんだよね。
小林:そうですね。
森辺:それがすごかったというのが印象で。チャーハンと焼餃子、水も油もいらないと言って。
小林:そうです。画期的な商品ですね。
森辺:めちゃめちゃうまいよね。
小林:はい。
森辺:食べました。失敗を失敗で終わらせないということで、大阪王将の餃子を日本が誇る世界のブランドへということでお話を伺っていて、過去にも失敗もしているし、それをでも失敗で終わらせないんだということで、今、5つの国と地域に52店舗展開しているんだよね、確かね。
小林:52店舗、はい。
森辺:52店舗展開していて、外食産業のほうはね。これからたぶん冷凍餃子の世界進出、僕はすごく需要があると思っているのでね。
小林:冷凍餃子市場も年々伸びているとおっしゃっていましたもんね。
森辺:うん。これからのイートアンド、非常に楽しみだなあというのが1社目です。
小林:はい。2社目が?
森辺:2社目が岩塚製菓の槙社長。
小林:槙社長。
森辺:新潟まで行ってきましたよ。
小林:そうですね。
森辺:小林さんを連れて。
小林:(笑)
森辺:そしたら、この槙社長がね、本当、どのシーンをどの角度から見ても常に笑顔。
小林:そうですね。
森辺:うん。こんな人いないよ。
小林:はい。
森辺:やっぱね、福の神。
小林:(笑)
森辺:いや、本当に福の神みたいな方で、福の神に愛されているような方でしたね。本当にいい人、僕ね、こんなにね、自分で見習おうと思った。
小林:(笑)そうですね。
森辺:僕、ちょっと口への字になっているし、黙っていると怖いって言われて。なんだけど、槙社長って、たぶん、そういう表情ないんだよね。
小林:そうですね。
森辺:何枚も、この対談中ね、何十枚、100枚近い写真を撮るわけじゃん、カメラマンがね。全部の写真、笑顔。
小林:そうですね。素晴らしい。
森辺:素晴らしいなと思って。僕は、もともと「味しらべ」と「ぬれせんべい」、岩塚の、すごい好きだったんだけど、ますますファンになったというね。やっぱね、社長、重要だよね。
小林:重要ですね。
森辺:社長がこうだと、食べようと思っちゃうもんね。
小林:はい。応援したくなります。
森辺:応援したくなるよね。
小林:(笑)
森辺:それで、うちの小林がタイプらしくて。
小林:(笑)
森辺:この笑顔の槙社長が一番好きだと言っていますけども。その岩塚製菓は、漢字で書く米の菓子「米菓」をね、英語で書く「BEIKA」へということで、品質と緑を大切にますます世界へ飛躍するって。ここね、旺旺の大株主なのよ。
小林:そうですね。
森辺:台湾、中国の大手食品総合メーカー。面白いよね。
小林:そうですね。
森辺:日本だと、岩塚さんって業界で第3位とかだよね、米菓のね。なんですけど、旺旺の大株主で、その旺旺との出会いから今に至るまで、知られざる絆みたいな話をすごくたくさん聞いてきたので、もう既に弊社のホームページからこのイノベーションズアイのサイトに行けるようになっていますので、ぜひ弊社のホームページをチェックしてくださいというのが2つ目。3つ目がファーマフーズの金社長。もうね、この会社はね、ひと言で言うならば、スーパーサイエンス企業!
小林:(笑)
森辺:何をやっているかと言うと、グリコのGABAチョコレート、ストレスをなくすGABAチョコレートとかさ、タマゴサミンとかセノビックってあるじゃない?ロートさんのね、ああいうところに機能性素材を供給している会社なのよ。GABAそのものを供給していて。結局ね、卵のね、社長は卵オタクなんだよ。卵の研究をこれだけやっている人って、たぶん金社長以外、世界中どこを探してもいないんじゃないかなというぐらい卵の研究を熱心にされている方で。カリフォルニア大学のバークレー校に留学していて、Ph.D.だね、金社長自体ね。卵の研究の権威でものすごいスーパーカンパニーで、さらにグローバルカンパニーでびっくりした。
小林:そうですね。
森辺:世界中の人が働いている、この会社で。京都発で世界へ機能性食品素材を届けるスーパーサイエンス企業だというふうに僕は思っていて。これね、日本の産業輸出にとってすごく重要で、日本ってさ、やっぱり最終製品で世界を席巻した時代というのもあったんだけど、今ちょっと、結構苦しくなってきていてね。こういう素材に強いんだよ、日本ってね。カーボンもそうだし、炭素素材もそうだし。食品とかもこういう機能性素材で世界に行くというのは、僕、全然これからあり得るなと思っていて。ファーマフーズはね、すごい期待していて。面白い会社だと思います。こんな会社が京都にいるのかなと思って。出雲さんのユーグレナのね、東のユーグレナだとしたら、西のファーマフーズみたいなね、そういう会社だと思いますね。なので、非常によかった。金社長がまためちゃめちゃいい人でしたね。
小林:そうですね。
森辺:おもてなしというか、なんか僕ね、京都人って怖い感じあったんだけどね。
小林:そうなんですか?(笑)
森辺:すごいいい人でした。すごく丁寧に対応してくださっているなというのが分かるという、僕もこういう対応しないとって、見習おうと思いました。というのは一つです。
小林:はい。最後に。
森辺:最後が、KAIグループの遠藤社長。KAIグループというのは、貝印のことですね。製造業と販売会社といろいろあるので、KAIグループというふうに今は言っていますけども、あのカミソリの貝印ですね。僕ね、カミソリのイメージがどうしてもあったので、少し、申し訳ないけど、古い感じのね、昔の。
小林:日本の伝統的な企業ですね。
森辺:うん。会社かなと思っていたんですよ。全く違った!
小林:(笑)
森辺:本当、行ってよかった。今、キッチンウェアとか美容用品とか。
小林:美粧用品。
森辺:美粧用品とか製菓、お菓子でつくる用品とか。包丁とか、国内シェアNo.1なの。
小林:そうですね。
森辺:世界でも。
小林:「旬(Shun)」という。
森辺:うん。KAIの「旬(Shun)」という包丁めちゃめちゃ売れていて。
小林:売れていますね。
森辺:なんとこの会社、50%海外売上比率あるんだよね。めちゃめちゃおしゃれで、社内誌みたいなやつがあって、だいたい社内報ってダサいでしょう?
小林:(笑)
森辺:どこの会社の社内報も。なんだけど、めちゃめちゃおしゃれ!
小林:そうですね。
森辺:要はね、TSUTAYAの、六本木ヒルズのTSUTAYAで売っていても。
小林:おかしくない。
森辺:おかしくないような社内報で、おしゃれだなあと思ったら。
小林:こだわっていましたよね、すごく。
森辺:こだわっているのよ。そしたらね、社長がめちゃめちゃおしゃれだった。
小林:(笑)
森辺:もうね、僕ね、こんなおしゃれで清潔感があるスッキリした社長を見たことない。
小林:おおー!
森辺:すごいおしゃれだった。本当にね、素敵な社長でしたね。だから、なるほどなって、KAIグループって変わったんだと思って、もう全然変わりましたよね。
小林:昔のイメージと一新して。
森辺:そう。なぜ、そう変わっていったのか。この遠藤社長が33歳で会社を継いでいるんだよね、若い頃にね。
小林:そうですね。
森辺:もう20代からピンチヒッターで社長代行みたいなことをやらなきゃいけなかったという、そういう状況に置かれていて、若くから社長をやっていて。この、いわゆる貝印のカミソリのイメージを大きく変えて企業を成長させていった。どういうふうにそれが行われてきたのか、そんなお話をすごく聞いてね。
小林:そうですね。
森辺:いやー、カッコよかった。チラッと見えちゃったんだけど、前も言ったかもしれないけどね、ブリオーニのスーツにね、クリスチャンルブタンのビジネスシューズを履いてね、こういうの重要なのよ。この、分かる?
小林:(笑)はい。
森辺:靴一つ、スーツ一つ、ネクタイ一つにこだわる、これこそがブランディングだからね。日本だとそういうブランドものを着るなんて、という穿った見方がありますけどね、それこそマーケティングだと僕は思っているので、素敵だったなあ。
小林:社長自ら。
森辺:うん。あと、いい匂いした。
小林:本当ですか?
森辺:うん。すごい素敵な社長だった。
小林:(笑) ありがとうございます。6月に掲載された4社との対談について、4名さまとの対談についてお話いただきました。
森辺:今後もいろいろあるよね?
小林:そうですね。
森辺:また…。もう言ったっけ? 言ってないっけ? キューピーさんとか言っていいんだっけ? エプソンさんとか、ブラザーさんとかね。
小林:対談したことはお伝えしたので。
森辺:言っているよね。それがまた掲載になります、ということで、これからもどんどん続けていきますので、ぜひ皆さん楽しみにしていてください。
小林:はい。よろしくお願いいたします。本日のPodcastはここまでにいたします。リスナーの皆さま、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。