小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林真彩です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん、本日のPodcastなんですけども、ちょっとその前に、広報担当からご案内をさせていただきます。
森辺:お願いします。
小林:弊社より配信をしております、動画番組スパイダー・チャンネル、この番組ですね、ビジネスパーソンを対象に、中国やASEAN市場への参入戦略や販売チャネル戦略を中心に、グローバルマーケティングをキーワードとしたさまざまなナレッジを配信する番組ですね。特に、海外事業担当者ですとか、海外に駐在されている皆さまですとか、また、海外展開を検討している中堅・中小企業の経営者の皆さまにとっては、今まさに直面する課題を解決するコンテンツになっております。ぜひこの番組が皆さまの海外事業にとって、海外事業の発展において少しでもお役に立てればいいと配信しておりますので、毎週火曜日・金曜日8時から配信しておりますので、ぜひ皆さま、チャンネル登録のほど、よろしくお願いいたします。
森辺:はい。そうなんです。つい先日、今まで2年ぐらいテスト的にこのYouTube番組をやっていたんですけど、正式に会社のコンテンツとしてYouTubeの番組を配信することになって、月に8本ということで。まどろっこしい説明を今、小林がしていましたけども、基本的には、海外でどうやって売上を伸ばしていくんだという、あらゆるノウハウを、僕が、今度はこうした音声だけのPodcastじゃなくて、動画で解説をするということですよね。今は、授業のスタイルでやっているんですけど、今後、現地の、いろんな現場を見に行くようなものとか、編集が大変なので、どの時期からそれができるかっていうのはあれですけど、Q&Aに答えたりとか、そんなようなコンテンツの充実もどんどんしていきますので、ぜひ底辺ユーチューバーの私の番組を見ていただければうれしいなと。最低回数、最低各YouTube、各番組…、各番組というのは、各回3桁ぐらいは、再生回数いってほしいなというのと、チャンネル登録者数の目標が、来年…。
小林:3,000人です!
森辺:3,000人、小林真彩は集めるというふうに言っておりますので。
小林:いえいえ。(笑)
森辺:ぜひ皆さん、今すぐチャンネル登録を!何卒お願いいたします。
小林:よろしくお願いいたします。
森辺:はい。
小林:ありがとうございます。じゃあ、早速本題に入ります。
森辺:はい。
小林:森辺さんは、先日、イノベーションフォーラムジャパンということで、グローバル市場で生き残るために、いかにして日本発のイノベーションマネージメントをするのかということで。以前、「グローバルの流儀」で対談させていただいた、JVCケンウッドの辻会長の講演に行かれたそうなんですが、そのフォーラムの、どんな内容だったのか、お聞かせいただけますでしょうか?
森辺:そう。JVCケンウッドの辻会長と、例のフジサンケイビジネスアイの「グローバルの流儀」で対談をさせてもらって、その後、ちょっと、ひょんなことから、辻会長が、ビジネスフォーラムっていうところが主催しているイノベーションフォーラムジャパンという、アーサー・ディ・リトルが主管ををやっている、プログラムの主管をやっている、そういう非常に面白い製造業のエグゼクティブによるイノベーションみたいなことを学ぶ、そういう勉強会があって、そこにお呼びいただいて、辻会長がお話するというので、聞きに行ってきたんですよ。辻会長と対談したときもそうだったんだけども、辻会長、ものすごく面白くて。JVCケンウッドっていう会社もすごい面白くて。この辻会長って、イノベーションについて非常に深い知見をお持ちで、本当に聞きに行きたいなと思って、聞きに行ってきたんですね。そのときの話があまりに面白かったので、今日、この番組でご紹介しようかなという、そんな経緯です。
小林:はい。お願いいたします。
森辺:何から話したらいい?
小林:イノベーションですかね。
森辺:イノベーションね。このイノベーションって、日本語で訳すと技術革新って言うんだけど。これ、技術革新って聞いたときに、小林さん、何を想像する?
小林:技術革新ですよね。
森辺:どんなイメージ?
小林:うーん…、今ある技術をさらによりよくしていくっていうイメージですかね。
森辺:そうだよね。技術革新と書くと、そうだよね、日本人が技術革新って読むと、技術をよくするっていう、そういう。要は、今の技術よりもさらに発展させていくと、革新的に発展させるんだという、そういうことをイノベーションというふうに日本は訳しちゃっていて。これがよくないっていうふうに、イノベーションの権威の学者さんなんかは、みんな言っているわけなんだけども。まさにその通りで、辻会長も言っているのは、辻さんが定義しているイノベーションというのは、技術力×想像力だというふうに言っていて。僕もその通りだなと思っていて、イノベーションの定義って、今ある技術を全く違うアイデアで、よりよくするというか、全く違うものに変えていくっていうことがイノベーションで。例えば、Uberっていう、イノベーションって、別に新しいものを生みだせっていうことじゃないんだよね。今あるものを別のアイデアで全く違うものに生みかえるっていうことがイノベーション、要は、よりよくするということがイノベーションなので、Uberがまさにそうで、タクシーとか配車なんていうものは、別にもともとあったわけじゃない?
小林:はい。
森辺:でも、従来のタクシーっていうのは、タクシー会社が車を持って、タクシー会社が運転手を雇って、そして、配車をするっていうのがタクシー業でしょう。配車業だよね?
小林:はい。
森辺:なんだけど、Uberっていうのは、1台の車も1台の運転手も持たないわけじゃない?いわゆるマイカーをみんな持っていて、今、暇していますと。自分、車ありますと。暇していますと。じゃあ、運転手やりますと、配車するわけでしょう。これが、まさにイノベーションだったりするわけなので。この技術力と想像力が重要で、日本は技術力はもう十分あるんだと。ないのは想像力だよねっていう話なんですよね。すごい面白いなと思ってね。いろんな話を聞いたんだけど、一番、僕、印象に残ったのは、ジュール・ヴェルヌって知ってる?
小林:知らないですね…。
森辺:知らないの?
小林:はい。すみません。(笑)
森辺:おまえは…!
小林:(笑)
森辺:フランスの空想小説家だよ、ジュール・ヴェルヌって。
小林:そんなの知らないですよ!(笑)
森辺:あー、そう。(笑)教養を養ってください。教養を!って米倉先生に言われるんだ、よく。
小林:(笑)
森辺:たぶん、知っているよ。ジュール・ヴェルヌは知らないかもしれないけど、これは知っていると思う。「人が想像できることは、人は必ず実現できる」という。
小林:うーん!
森辺:鹿島建設だったかな。間違っていたらすみません。CMで使っていたんですよ。僕、いい言葉だなと思っていて。要は、人が想像できたことって人が絶対にいつか実現できるよっていうことを言っている人でね。このジュール・ヴェルヌ、フランスの空想小説家は、1828年~1905年まで実在していた人なんだけど、この人が、要は、月に行く、地球から月へという小説を書いているんですよ。1865年に。実際にアポロ11号が月面着陸したのって、いつか知ってる?
小林:1900…、確か、うーん…。50~60年ぐらい?
森辺:惜しいね、いいね。68年。
小林:あー!
森辺:なのね。
小林:はい。
森辺:100年後ですよ。
小林:うんうん。
森辺:100年前に月に行くっていう空想をしているわけよ。1865年に月に行くって、頭おかしいか何かだよね。
小林:(笑)
森辺:でしょう?でも、100年後にそれが現実になるわけじゃない?100年前の人にしてみたら、今、テレビであの箱の中に何か映っているって、もう、信じられないわけじゃない?
小林:想像つかなかったでしょうね。
森辺:そうだよね。だから、まさにそういうことでさ。この想像力っていうのが、イノベーションにとっては一番重要で、それを日本はやっぱり養わないといけない。アインシュタインだって、ハッブルだって、このジュール・ヴェルヌにすごく刺激を受けて、影響を受けてきているので、イノベーションっていうのは想像力なんだっていう話をすごくしていて。JVCとかケンウッドって、一時期ものすごい勢いで、VHSの戦いでソニーのベータに勝っていってNHKでも、ものすごい会社だったんだよね。それが、中国勢が台頭してきて、ビデオの時代が終わって、いろんな不運があって、うわーっと会社が悪くなっていって、JVCとケンウッドがくっついて、それで今、ものすごい復活していて。僕、ちょうどこの間調べたら、JVCケンウッドの株価297円だったかな、279円だったか、えらい割安感があるなと思ってね、辻会長の話聞いていたら、JVCケンウッドの株、買おうかなと思ったぐらいでね、それぐらい面白いことをJVCケンウッドはやっていて。うわ、こんな面白い会長、社長だったわけだけど、つい最近までね、こんな面白いことをやっているんだと思って、改めて、辻さんとJVCケンウッド、面白かったなと思って。対談したときより、もっと面白かったなと思って、また、何年か後にどうなっているのか、JVCケンウッド、ぜひ話聞きに行きたいなと思っているんだけども。辻会長はめちゃめちゃ面白かった。イノベーションは想像力という、もう、それしか頭に残っていません!っていう感じの話だったんだ。
小林:ありがとうございます。
森辺:イノベーションつながりで、一応…、呼んじゃおうか。(笑)次回、時間ないけど。米倉先生に何か言ってもらう、イノベーションの?
小林:あ!いいですね!
森辺:うん。ちょっと、大丈夫かな。言っちゃって、こんな。
小林:(笑)
森辺:あれ?駄目だったらカットして、もう。
小林:(笑)はい。
森辺:話してくるよ。で、呼ぼう、ここに!米倉先生にイノベーションについて、ちょっとコメントもらおう、一話ね。
小林:そうですね。
森辺:なので、どうせ、駄目だったらカットされるんで、リスナーの皆さま、来週、米倉誠一郎を呼んできます!イノベーションについて聞いてみましょう。
小林:そうですね。
森辺:じゃあ、こんな感じにしておこうか。駄目だったら、カットして。(笑)
小林:分かりました。(笑)
森辺:別のことで。
小林:交渉はしてみます。じゃあ、本日のPodcastはここまでにいたします。リスナーの皆さま、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。