東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、引き続き、新型コロナウイルスの件なんですけど、言うほど、メディアが報道するほどそんなに大騒ぎする必要はなく、冷静にやれることをやったほうがいいんじゃないかというような、当然、渡航なんかはしないほうがいいでしょうけど、できる限り気を付けていれば、そんなに心配する必要性もないのかなという感じなんですかね。
森辺:ビジネスマンの立場からするとね。
東:そうですよね。
森辺:なぜならば、中国の世界のGDP比率を考えたときにとても大きくて、それが止まるとどの道世界経済が別の意味で死んじゃうから、コロナウイルスに感染して肺炎になるとかという以上の被害が出るわけだよね。なので、結果として経済は動かざるを得なくて。今、習近平さんが一生懸命、彼の威信にかけて、中国共産党のメンツにかけて、今、封じ込めをやっていて、仕事をするな、外出するなと外禁令を出しているじゃない?
東:はい。
森辺:あれって2週間の潜伏期間があるから、その期間だけ一旦とにかく仕事をやめてもらって、ビシャーッと感染の比率を下げちゃえば、治っていくわけじゃない?また肺炎って、2週間ぐらいでね。
東:はいはい。
森辺:そうすると、一気に数が減っていくから、一気にやっちゃおうということなんだと僕は思っているのよ。あんな強引なことをできるのって中国ぐらいでしょう?何と言ったらいいか、中国が世界に恥をさらすようなものじゃん、汚い菌を世界中に振りまいて。それを収束させないなんて、共産党の意地にかけて、プライドにかけて、絶対封じ込めるから、たぶん、もうまもなく収束するんじゃないかなと、僕は思っていて。経済活動は止めないほうが、逆に止めてもまた動き始めたという話だから。僕、今、チャンスだと思うんだよね。渡航しなきゃできないこと、今もう1回、中国の業務を日々走りながらやってきた業務を立ち止まれるめちゃめちゃいいチャンスじゃない?
東:はい。
森辺:そうすると、自分たちが今までやってきたことって本当に正しかったんだろうか。今後の中国戦略ってこうすべきなんじゃないかってもう1階見つめ直すいい機会だし、逆に、中堅・中小企業にとってはめちゃめちゃ大チャンスで。大企業にはコンプライアンスという、あれがあるわけですよ。そうすると、なかなか社員に、行けとか、やれとか、どうこうしろというのは難しいわけで。大企業が足踏みしているときに中堅・中小企業は追いつけ追い越せしないと、いつ追いつけ追い越せするの?と。経済が走り始めたら、走ったら負けるわけだから、今すごくチャンスなんじゃないかなとは思うんですよね。過去も、SARSもMARSもそうだったけど、結局、メディアは騒ぐけど、終わったら大したことなかったねという話なので、そんなに気にしなくていいんじゃないかなと、こんなことを言っていると怒られるかもしれないけど、僕は本当にそう思っているんです。
東:なるほど。分かりました。そこの辺は、ビジネスを止めないで、何ができるかというのをもう1度考えて、できることを今やっておいて、これが当然ずっと続くわけではないと思うので、復活したときにスタートダッシュがきれるような体制を築いておいたほうがいいということですかね。
森辺:そうね。3月4月ぐらいから徐々に仕事も動き出すはずなので。
東:はい。そうですよね。工場も、だって、止まったままで。
森辺:うん。いいわけないので。
東:いるわけないですもんね。
森辺:うん。そうすると、今度、食料が食べられなくなるじゃない?
東:はい。
森辺:そうすると、今度、肺炎になるというか、餓死するということになるから、そんなのが、そうなるわけがなくて。そうすると、あんまり煽られて、もう中国事業もう終わりだと、一旦撤退だと、一旦ストップだみたいな、そういう判断にはならないというか、しちゃ駄目ですよと。今、われわれがやれるべきは経済を止めないということだと思うので、経済が止まるほうがコロナウイルスよりよっぽど怖いことなのでね。経済を止めないということは、各社努力したらいいんじゃないですかね。
東:分かりました。森辺さん、今日はありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。