東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、前回の引き続きで。
森辺:日報だよね?
東:日報の件で。
森辺:そうそう、日報ね。日報って本来は何を目的に書かせているかということを全然言われたことがなくて。「いや、これは君の普段の行動を確認するためのものだ」とか、別に何も言われたことがなくて、けど、日報を書くのに1時間2時間費やしているんだけど。日報って上司が見て「ふーん」で終わっていたら、たぶんこれは全く意味がなくて、いかに日報を書いた人が何に悩んでいて、何をどうしたらブレークスルーできるのかみたいなことをアドバイスできてはじめて日報の意味が出てくるわけじゃない?
東:はいはい。
森辺:なんだけど、多くの日報ってたぶん上司が確認をして、「こいつ仕事しているな。大丈夫だな、サボっていないな」と安心する材料になっている気がしていて。書くほうも、いかに上司に良く思われるかということを意識しながら、本来は営業をしなきゃいけないのに1日8時間のうちの2時間日報を書いているみたいな、こういうのってすごい多いと思っていて。そういうことになっちゃっているらしくて、本当に日本企業って無駄が多いと。「日報を書くのなんて意味がないんじゃないですか」と言った瞬間に凍りついちゃったんだって、フロアが。
東:(笑)
森辺:だって、日報をずっと書いてきているのに、それが意味がないなんて考えたこともないわけ、みんなはね。
東:当たり前の業務だとして。
森辺:当たり前の業務だから。考えたこともなければ、そんなことを口に出したこともなくて。もうやってられないと。日系企業はもう村八分みたいな、過去に稼いだ内部留保でしばらくはいいのかもしれないけど、「もうあなたたちに未来はないわよ」みたいに感じたとボロクソ言ってて、日本企業のことをね。
東:(笑)はいはい。
森辺:だから、なんか分かるなと思って。日報ね。だから、これも、俺思うんだけど、やらせるじゃない?部下に、僕も気を付けるんだけど。いや、僕も、駄目だ、これはあれしようとかって、すごい自分で言い聞かせるんだけど、結果、自分が安心したいがためになっている気がしていて。今回のコロナ禍って非常によかったなと思っていて、逆に言うと、もう会社に来れなくなっているわけだ、来なくていいという。来なくて1年回っているわけだから、もうアウトカムだけ見ていきましょうよみたいな話になってくると、やっぱり、アウトカムだけを本当にちゃんと見るという、ここを逆に緩めてもいけなくて、そこに甘さを持ち込んでもいけなくて、しっかり厳しくそこだけで評価をするということができれば、中身は何をやっていてもいいという話だと思うんだよね。だから、そういう意味ではメリハリがつくというか、そういう意味では良い機会にはなったんだろうなと思うんだけどね。というようなことを言っていて、たまたまそういうランチをする機会があって。子どもの幼稚園の相談をしていたんだよね。それでたまたまそういうランチをしましょうみたいな機会があって、友人とランチをする中、外資で働いているような友人がそんなことを言っていたよということなんです。
東:分かりました。では、今回何連続かで。
森辺:4回?
東:4回5回…、ちょっと雑談シリーズでしたけども、また引き続き、ちょっと次回からは本題に戻りたいと思いますので。では、森辺さん、今日はありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。