森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。今回もひとりPodcastでございます。東さん、なかなか忙しくて、日程が調整できずにおりますが。ひとりで収録するのも、4回目ぐらいかな、これで。慣れてきたなというふうに思うので、たまに出てもらうぐらいでいいのかな、なんて最近思い始めてますけど。
でも、ナビゲーターを今までやってくれてた子たちのことを、ちょっとこの間考えていて。一番最初が東さんで始まって、もともと「Podcastをやりましょう」と言ったのが東さんだったんでね、言い出しっぺが彼で。彼が「ナビゲーターやります」と言って始まって、そこから僕の秘書の阪西さんが担当してくれて。彼女すごくいい子だったな。もう退社しちゃっているんですけどね、たまに連絡くれるんですけど。本当にいい子で、よく仕事も頑張ってくれて。阪西さんがナビゲーターを務めてくれて。確かイントロの声とかもやってくれて。彼女のね、声に対する評価が結構高くて、ファンが結構当時いて、ナビゲーターじゃなくなっちゃってから、いろいろ言われた記憶が確かあります。なんかね、柔らかい声をしてたんでね、非常に人気があったみたいで。そのあと、小林さんという次の秘書がナビゲーターを担当してくれてて。彼女もね、すごくいい子で頑張ってたな、仕事。とっても仕事を頑張ってた気がします。また全然違うタイプですけどね、阪西さんとはね。彼女も退社しちゃったんですけど。また東さんにナビゲーターが戻って、それで今に至るという、そんな流れでナビゲーターが今まで3人いたわけですけども。
東さんね、仕事忙しくて。ほんと今年に入ってさらにプロジェクトの数が増えてきて、新しい国で新しい取り組みなんかも進んでて。それでなかなか日程が合わずに、いやー、どうしようかなと思って。もう時間がないんでね、致し方なくひとりで録ったら、なんかいいんじゃない?みたいな話があるので、このまま1人で録っているということですけども。たまに東さんにも出てもらってというところで考えてますけども。
余談がだいぶ長くなっちゃいましたけど、今日のお話は…。この仕事というか、こういう日本企業のグローバルマーケティングの支援をしていると、日本企業の共通する失敗の法則みたいなところがやっぱり日々目の当たりにするケースが多くて。本当にこれは面白いんですけど、たぶん僕がこの番組で話していることって、意外にいろんな人に「うちのことを言っているのかな」とか、「ギクッとしちゃいました」ということを結構言われるんですけど、もう皆さん本当に共通して同じような課題を抱えているし、同じような課題に対する悩みを抱えながら日々業務をしているというのは本当に見事に共通していまして、その辺の話を今日はちょっと少ししていきたいなというふうに思うんですけども。この20年、日本企業の海外展開というより新興国ですよね、主には中国、ASEANに限らず、新興国だったらどこでも本当に共通すると思うんですけども、3つのやっぱり共通する失敗のパターンがあって。この話をちょっとね、何回かこの番組でもしたと思うんですけど、していきたいなというふうに思っていて。
1つ目の共通するパターン、ちょっと全体の話をしたほうがいいかな、最初にね。時間もないので、今日の収録、僕の前置きが長かったので。3つの失敗するパターンというのは、1つが「モノ頼り」ですね。これは高品質だから大丈夫、モノが良ければすべていいんだということで、ほかの3つのPが置き去りになって、1P戦略がずっと進んでいっちゃうという「モノ頼り」。あと、「パートナー頼り」ですよね。基本的にはパートナーに丸投げですと。自分たちはつくる人、売るのパートナーというかたちでパートナーに丸投げするパターン。そして、3つ目が「人頼り」。本社に戦略がないので、基本的には多くが駐在員頼みということで、全部丸投げしてやっていくということで。この3つの共通するパターン、失敗するパターンが、やっぱり日本企業には根強く存在していて、これをやっぱり1つ1つクリアをしていかないと、なかなか日本企業が新興国市場で成功するのは難しいんじゃないかなと。
次回、この3つについて、具体的な事例を交えながらより深く話していきたいなというふうに思います。今日はこれぐらいにして、また次回お会いいたしましょう。