森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。前回に引き続き、ベトナムのお話、ホーチミンの話をしようかなというふうに思います。
前回どこまで話したんだっけな…。まあまあ、いろんな店が閉まってましたよというお話をしたと思います。まあまあ、どういう業種の人に聞いても、半分ぐらいしか戻ってきてないというのが一般的な、5割6割ぐらいしかまだ戻ってないというのが一般的な見方でした。
実は、うちでやっているSPYDERという動画番組がありますけど、それでも動画で現地の伝統小売の市場を何カ所か回ってきまして、伝統小売のオーナーさんにインタビューをしている、そんな動画を撮ってきたんですけど、その動画を見てもらっても分かると思うので、ぜひ動画のほうも見てもらったらなというふうに思うんですけど。
いわゆる本当に中流家庭というか、中流家庭の住居エリア、C、Dランクの居住エリア近郊にあるような、本当に一般的な中間層ですよね。そういったところのTTの状態が、伝統小売の状態がどうなのかと。結論を言うと、やっぱりそういうところというのはまだ全然、半分ぐらいしか戻ってないということで、本来は日用品を売っているんだけども、日用品が売れないから水を売っているとか、飲み物を売っているとかっていう、そんなお店もあったり。
一方で、富裕層が住んでいるようなエリア、ここに関してはね、もう戻っていますと。ホーチミンもロックダウンがあったので、一定期間ロックダウン中は店を閉めないとだめというのがあったので、そこはさすがにつらかったと、店を閉めなきゃいけなかったのでということだったんですけど、それが終わってからは、基本的にその高所得者が住んでいるような、ベトナムのいわゆる上流の所得の人たち、高所得者が住んでいるエリアは、もうほぼほぼ戻っていると、7~8割がた戻っているということをやっぱりおっしゃっていて。何かと言うと、そういう人たちは別に毎日の食品だったり日用品を、じゃあ、買い渋るかと言うと、別にそこの単位のお金には困ってなくて、そこは渋らないわけですよね。なので、もっと大きな買い物をちょっと控えるとか、そういうことはあるようなんですけども、基本的に自分たちの食生活とか、日々使うFast Moving Consumer Goodsの領域ではそんなに困っていなかったという、そんな状態だったので、やっぱり地域によってだいぶ伝統小売も格差があるなと。富裕層エリアのところの伝統小売はほぼ完全にもう戻っていると言っているようなオーナーさんもいらっしゃったので、だいぶ所得によって地域差が出ているというような状態でした。
ぜひね、もうこのPodcastが放送されるときには動画が公開されているのか、一部しかされていないのか、ちょっと分かりませんけども、ぜひSPYDER CHANNELLも見てみてください。
まだね、入国制限がある国にはそんなにバンバン行けないと思いますけど、今年もね、いくつか回る予定にはなっていますので、また現地の状況を皆さんに番組を通じてお伝えできたらなというふうに思います。
それでは皆さん、また次回お会いいたしましょう。