森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。今日は、つい数日前にシンガポールに行って帰ってきたんですけど、そのときの話を今日はしようかなというふうに思っています。
出張もね、もう海外出張も僕は始まっていて、シンガポールはね、完全に夏休みで、家族を連れて、妻と息子を連れて行ってきました。僕が、シンガポールはね、中・高をシンガポールで過ごしていて、ちょうど僕の妻もね、その時期に僕はシンガポールで出会っていて、なので、2人にとってシンガポールは共通の国で懐かしいというか、青春時代を過ごした国なので、何年かに1回ね、向こうに行ってというか帰って、ご飯を楽しんでという、そんなことをしています。
住んでいるときはね、今みたいなシンガポール、確かにASEANの中ではね、当時も最先端の国だったんですけど、今ほどの発展かと言うと、そんなこともなくて。でも、あの時代の80年代90年代のオールドシンガポールというのかな、まだすごく古いというか、ローカルなところと近代的なところが組み合わさったようなね、時代も非常によかったので、あの当時のシンガポールが懐かしいな。ホーカーセンターのドライミーが1ドル50の時代ですよね。今は5ドル50とか6ドル50ぐらいするので、本当にシンガポールの人の生活というのは上がったんだなというふうなことを思いながら、懐かしんで何年かに1回帰るという、そんなことをしています。
本当にこの30年かな、35年ぐらいでシンガポールも大きく変わっていて。まず、マリーナベイサンズとか、ああいうのはなかったし、基本的にシンガポールって淡路島ぐらいの国なんですけど。栄えているところはオーチャード・ロードということで、基本的に高校生ぐらいになってみんなが集まるというと、昼間はオーチャードと、ファーイーストプラザとかラッキープラザだったかな。ファーイーストセンターだったかな、ファーイーストプラザだったかな。あるんですよね、ショッピングモールが。そんなところの前のマックでたむろしてみたいな、そんな時代で。夜、たむろするところはニュートンサーカスという、今はきれいになっちゃいましたけど、昔は汚い床を氷をガーッと転がしていたような…。氷を転がすというのは、飲み物に入れる氷がブロックで出来上がってトラックから出てくるんですけど、それをトラックから下ろしてお店の前まで持っていくのに、床をぶわーっと蹴っ飛ばして転がすんですよね。最初に見たとき、「うわー、なんだこれ、汚い」と思ったんですけど、彼ら曰く、「結局、回りは溶けるから、飲むときはきれいな氷だよ」と言うので、確かにそうだなと思って、僕も飲んでいましたけども。そんなあれでね、たむろっていたという、そんな時代ですかね。
今はね、別にオーチャードだけじゃないし、マリーナベイもそうだし、郊外のほうに行っても非常に栄えているし、ショッピングモールもたくさんできているし、だいぶ変わったなというのがね、1つ感じるところですかね。日本料理屋も増えましたね。単価を見てみると、やっぱりラーメン1杯1,500円取れるんだから、日本でラーメン屋をやるよりシンガポールでラーメン屋をやったほうがいいのかなみたいな、そんなところはありますよね。最低1,500ですから、何かいろいろネタを乗せると1,800円ぐらいするんですかね。餃子を頼んだら2,000円超えるしみたいな話で。でも、それはそうですよね。私が住んでいた80年90年代にドライミーが1ドル50していたものが、今、6ドル50するということは、日本で言うと700円のラーメンが3,000円ぐらいになっているみたいな、それぐらい生活が変わっている、所得が増えているということですから。今、1人あたりのGDPはもうとっくにシンガポールは日本を超えていますしね。なので、本当に成長したなという、そんな国になっていまして。懐かしい良いひと時を過ごして。
シャングリラホテルに前半泊まって、後半、マリーナベイサンズに泊まったんですけどね。シャングリラホテルね、やっぱりいいんですよね。あそこね、子どもにとって非常に良くて、僕の子どもは3歳なんですけど、スプラッシュという子ども用の海賊船みたいな船から滑り台がプシューッとなっていて、回転式の滑り台とか、遊具が非常に優れていて、プール系の遊具も優れているし、室内のアスレチックジムみたいなところもあって、毎日、朝、ジムへ行って、午後からプールへ行ってみたいな、そんな感じで大喜びしていましたね。
マリーナベイサンズもね、だいぶマシになりましたけど、チェックインに時間がかかるのが本当に嫌で。でも、子どもがホテルの上のプールに、今、海賊船にハマっているんですけど、プールに入りたいと言うのでね、泊まりましたけども。非常によかったですね。そのマリーナベイサンズから見えるガーデンズと言うのかな、昔はあんな施設はなかったんですけどね、何年か前からずっとつくっていて、しばらく前に完成したみたいですけど。ガーデンですよね、海沿いの。あそこが非常に面白くて、たぶんいろんな国の植物があって、結構うちの親父とか義理のお父さんとか、畑とかいろんなものを植えて喜んでいるので連れていったら楽しめるのかなと思いましたけど、そんなのがあったりとか、また子どもが遊べるような水の噴水の、水着で噴水でうわーっと遊ぶようなところがあったりとか、非常に充実していたなという感じでした。
何の話をしているのか、グローバル・マーケティングはまったく関係ない、私の私的な旅行の話をしていますけど。(笑)ちょっとすみません。しかも、もう時間をオーバーしているので、今日はこれぐらいにしますけど、ちょっともう少しシンガポールの話をまた何回かさせてください。今日はこれぐらいにしたいと思います。また次回お会いいたしましょう。