森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。今日は、遂に新刊が、この番組の冒頭でも広告の音声が流れたと思うんですけど、新刊が発売になりましたので、そのお話を少ししたいなというふうに思います。
タイトルがね、『ASEAN6における販売チャネル戦略』ということで、「-再現性高い「型」の習得こそがシェア拡大の鍵-」ということで、帯には「「近代小売」だけでなく「伝統小売」も含めた強固な販売チャネルの構築で、さらなるシェア拡大へ…」ということで、主要な書店並びにAmazonで販売しておりますので、ぜひ皆さんご覧いただければと思います。弊社のホームページに、本を買う前にどういう内容なのかを分かりやすく書いた特設サイトをつくっておりますので、そこからAmazonにも飛ぶことができます。出版社さんがAmazonのサイトにも目次の一覧を全部載せてくれているのかな。なので、ぜひ読んでいただければなというふうに思います。
本を書くのは結構大変で、これもそれなりに大変だったんですけど、しゃべるほうが楽といえば楽ですよね。本だと何回も読み直して構成を考えたりということをやるんですけど、最後ね、編集、出版社に、今回はね、同文舘出版で出しているんですけど、編集担当の人と一緒に二人三脚でやり取りをしていくんですけど、編集担当者さんなしに本ってなかなか出せないですよね。僕は、うちの会社で報告書、レポートをよくつくるんですけど、お客様に報告書、出すレポート、これもね、最後の10%が一番僕は重要だと思っていて、最後の10%をどうやるかによってね、これはお客さんの受け止める受け止め方って全然変わってくるんですよね。お客さんの評価というのは全然変わってくるので、90点だからいいやというのか、最後の10点をね、めちゃめちゃ僕は力を入れろといつも言っているんですけど、それによって全然精度が変わってくるので、同じことを書いているんだけども、全然お客さんへの伝わり方が違う。結局、報告書なんかいくらきれいにつくったって意味がなくて、お客さんにどれだけ核心的な部分を伝えられるかということがすごく重要なので、そこがね、やっぱり最後の10%で、僕はすごく出るなと思っているんですよね。本もそうで、それなりに頑張ったつもりでおりますので。
今回何を書いたのかということでざっとまとめてお話をすると、うちのホームページにもリリースが出ているので、ちょっとリリースの文章を読みながらお話をしたいなというふうに思うんですけど。今回はASEAN6の市場に本当に特化しましたよということで、日本企業が不得意としている販売チャネル戦略に関して詳しく解説をした本になります。基本的にはB2Cなので、消費財メーカーさん、食品、飲料、菓子、日用品等の消費財メーカーさんを対象に書いています。ただ、B2Bとかそれ以外の業種の方も、自分たちの事業に置き換えて考えていただければ十分役に立つ内容なんじゃないかなと、考え方の部分はですね、事例の部分はどうしても消費財メーカー中心なってしまいますけども。
具体的には近代小売と伝統小売双方における強固な販売チャネルの構築の方法であったり、シェアの高い企業だけが知っている販売チャネルの型の存在。うまくいっている会社って型が必ず存在していて、P&Gとかユニリーバ、ネスレって型が存在していると。P&G型、ネスレリーバ型。日本企業だとユニ・チャームとか、それから味の素、こんなところも非常に成功している。彼らだって彼らなりの型があって。やっぱりシェアが低い、なかなか成果が出ないという会社は型がないんですよね。販売チャネルの型がないし、1カ国では成功するんだけど、ほかの国ではなかなか成果が上がらないと、これもやっぱり型がないから成果が上がらないんですよね。基本、先進的なグローバル企業というのは自分たちが勝ち得た型をいろんな国で、ASEANならASEAN全体で同じようにガッチャン、ガッチャン、ガッチャン、ガッチャン、刷りなおしているだけの話なので、この型というのは非常に重要なんですけど、今回のこの本の中心的な話になるんですけど、型の話。あと、パンデミック後の市場とか流通の変化、あとデジタル化で変わる伝統小売の新たな姿ということで、デジタル武装して伝統小売がどう変わるのかみたいな、デジタルトランスフォーメーション後の伝統小売、僕は伝統小売はなくならないと考えていて、彼らはデジタル武装によってより強固なものになっていく、より便利なものになっていくと思っているので、そのことについて書いていたりします。あと、ASEAN6それぞれの国の主要な小売プレイヤーとか、ディストリビューターの紹介もしていて、各国の市場環境とか流通環境を踏まえた販売チャネル戦略を詳しく書いているので、だいぶお役に立つのではないかなというふうに思います。そんな内容が、なんと2,300円と非常に安いですねということで。
実際に、これは各過程においてね、僕がもうこの20年間で経験してきた本当に多くの失敗事例と少しの成功事例を余すことなく、そこで得たノウハウを具体的に解説しているので、海外事業担当はもちろんなんだけども、今後ね、いつ海外事業に携わるか分からないような人たちもたくさんいると思うので、ビジネスパーソン全般にとってお役に立つ内容じゃないかなというふうに思っております。この本を通じて1人でも多くのビジネスパーソンのお役に立てることを心より願っておりますので、ぜひ皆さんぽちっとしていただけるとありがたき幸せでございます。
すみません。今日は新刊のご紹介でした。以上になります。また次回お会いいたしましょう。