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『製造業のためのアジア新興国販売チャネル戦略』

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テキスト版

森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日から、この私の新刊『製造業のためのアジア新興国販売チャネル戦略』 同文舘出版から今年出た新刊でございますが、これの解説をしていきたいなというふうに思います。厳密にはね、去年の暮れにもう書店に並んで、Amazonでも販売開始してますので、厳密には去年ですけど、今年の新刊ということでね、『製造業のためのアジア新興国販売チャネル戦略』ということで、この本の解説をしていきたいなというふうに思います。

今までのね、前作とか前々作のね、『ASEAN6における販売チャネル戦略』とか、その前の『グローバル・マーケティングの基本』と何が変わったんですかというところですごく大雑把にお話をすると、まず、この本のタイトルの通り、「製造業のための」なので、今までの本って、どちらかと言うとB2Cの製造業、特に食品・飲料・菓子・日用品等の、文具も含めてね、FMCG並びにその周辺産業のメーカーさんが中心だった。ただ、今回はB2Bの製造業も対象としておりまして、6:4でね、4のB2Bの事例とかもここの本では入れているので、製造業の人たち皆さんが対象ですよということが1点ですね。

また、過去の本というのは、どちらかと言うとhow toをまとめた本、参考書に近い本だったのかもしれないなというふうに思います。どうやって強固な販売チャネルをつくればいいのかと、どうやって参入戦略を組み立てればいいのかということを、how toをまとめた本。ただ、今回はこの販売チャネルを思考と行動という観点から少し紐解いていったというね、そんなふうに書いていて。まあまあ、つまりはね、どうやってつくればいいかというこのhow to、どうやって強固な販売チャネルをつくるんだ、どうやって参入戦略をつくるんだというのは、そもそもの思考がやっぱり間違った思考をすると、当然そういう組み立て方にはならないので、基本この思考が大きく、このつくるというね、販売チャネルをつくる、参入戦略をつくるという行動にすごく密接に結びついているので、この思考の部分で間違ってしまうと、当然ながら正しいアクションにはね、行動にはつながらないので、この思考と行動を関連づけて販売チャネルをまとめてみたというのがこの本なんですよね。

なので、前半に関しては、思考についてすごく力を入れて書いていて、私が見てきた、シェアの高い企業の思考ってどういう思考なんだろうと、こういう思考があるからこういう行動になるんだというところを結び付けてるんですよね。一方で、シェアの低い企業の思考ってどういうものなんだろうと。やっぱりシェアの低い企業は共通して同じような思考になっていて、その思考でいると結果としてシェアが低いということになってしまうということが、僕のこの20数年間のアジア新興国市場での実地の中で見てきたものなので、それについてもまとめていますよと。われわれは、じゃあ、うまくいくためには、どうやって強いチャネルをつくればいいのかという方法を学ぶということももちろん重要なんだけども、どういう思考に自分たちを意識的に変えていかないといけないのかっていうことをやっぱり学ばないと、思考がすべて、どういうふうな考え方を持つかによって、どういうふうにアクションを取るか、行動するかっていうのは決まってくるわけなのでね、どういうふうに思考する。この思考もね、訓練なんですよね。ある程度は訓練で変えていくことができる。もちろんね、そういう環境にずっといる人たちは、そもそも意識せずにそういう思考になっているんだけども、そうじゃない、残念ながらそうじゃない環境にずっといた人たちは、じゃあ、それでずっと駄目かと言うとそうじゃなくて、そこに気づいて訓練をして、思考を訓練していくことでそういう行動に変わっていけるので、そんなことについてね、前半はまとめています。

なのでね、ぜひAmazonでね、皆さん購入いただいて、書評をね、高評価をぜひお願いしたいなというふうに思いますので。次回からね、この本の解説をしっかりしていきますので、ぜひ皆さん、次回の番組エピソードに備えて、まずはAmazonで買っていただくということでよろしくお願いいたします。

それでは今日はこれぐらいにしたいと思います。皆さん、また次回お会いいたしましょう。