森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日も、今日で最後かな、Q&Aというか、番組に寄せられた質問の最後、1個残っていたので、その話をちょっとしたいと思います。当番組では、リスナーの皆様から、常時、質問を受け付けております。概要欄から問い合わせフォームに飛ぶのかな、そこで自由に質問をしていただければと思います。どこかのタイミングで、番組でしっかり回答をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今日の質問なんですけど、製造業の方でございます。B2Cです。質問の内容を要約すると、SPYDERでね、弊社で、SPYDERでよくやる、SPYDERによく来るご相談の内容というのはどういうものが多いんですかというお話です。レベル感とか、どういうレベルだったら相談していいのか、どういう案件だったら相談していいのか、なんとなく分かっているんだけども、なんとなくぼんやりしてしまっているので、果たして相談していいものなのかを事前に丁寧に聞いてくださっているんですよね。ありがとうございます。何でも相談してくださったらよろしいと思いますよ。製造業で、アジア新興国で、なおかつ販売していくんだと、売っていくんだということであれば、漠然と相談をしていただければ、ヒアリングをしながらお客さんの課題をわれわれが集約をしていきますので。その上で、これはわれわれは専門だからお引き受けできますよとか、これはわれわれは専門じゃないのでお引き受けできませんよ、みたいなお話をさせていただくので、ぜひ漠然と言っていただければと思います。
費用感とかもどうなんですかって書いてあるんですけども、費用感はプロジェクトによって結構変わるので、そうですね、プロジェクト次第ですと。ただ、うちの場合は何億円のプロジェクトはありませんと。何千万後半のプロジェクトもありませんと。何千万前半のプロジェクトというのはね、長いものはね、期間が1年とかのプロジェクトで、それはありますと。超大手企業のプロジェクトで全然ありますと。でも、何百万もありますと。1,000万前後ぐらいも多くありますと。何十万はありませんみたいな、こんなところかなと。何百万前半とか全然あるので、短期の2カ月とか3カ月のプロジェクト、2カ月ぐらいかな、パッというのは全然あるので、ちょっと、予算感というか、やることに応じてという、そんなイメージかなというふうに思います。この番組、だいぶ競合さんも聞かれているのでね、あまりこういう話をしていると怒られてしまうのかも、社内的にちょっとまずいのかもしれないですけど。でも、質問されているのでね、そんな感じです。でも、何十万あるか。あるね。なんかね、もうアドバイザリー契約みたいなのあるんですよ。あと、社内セミナーとかもね、都内で1~2時間話して30万ぐらいいただいているし。あと、ディスカッションパートナー、月に1回、うちに来ていただいたりとか、われわれが向こうに行ったりとか、オンライン交えてお客さんの課題に対して壁打ちをしていくような、そういうのが必要なステージってあるんですよ。まだ戦略つくったりとか、調査やったりとか、そうではなくて、そういうアドバイザリー契約みたいのはやっぱり何十万とかですもんね。だから、まあまあ、あると言えばありますかね。なので、一応そんな予算感ですと。まず、数字の話は簡単なので、そっちから先にしましたと。
じゃあ、どういう案件が多いのか。何でも相談してくださいね。費用感はそんなものですよ。どんな案件が多いのかって言うと、圧倒的に消費財メーカーです。食品・飲料・菓子・日用品・文具・化粧品、こういうメーカーさんのアジア新興国市場、ASEAN、中国、インドのご相談が多いです。特に最近、ここ5年ぐらい多いのは、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンで、ここ数年で多いのがインド、それから、東アジア、韓国、台湾、この辺りも多いですねと。じゃあ、どういうのが多いのかと言うと、新規で出て行きますというのはもちろんあるんだけども、8割は、すでにやっているんだけどうまくいかない、どうしたらいいですか、というのがだいたい課題の多くですかね。現産・現販的な感じで現法があってやっているという場合もあれば、輸出でやっているという場合も両方ありますと。もっと具体的に話をすると、なぜシェアが伸び悩んでいるのか、もしくはどうやって5%のシェアを、じゃあ、上げていくのか、10%のシェアを上げていくのか、みたいなところの要因を明確にするということが、まず1つ、われわれの大きな仕事ですよね。その要因を明確にしたあと、そこに対して対策プランをつくって、それを実行してシェアを上げるという、この3ステップですね。これをやっていくと、それなりにごっつい費用になっていきますよと。ただ、5%10%のシェアは上げて差し上げるというのがわれわれが今やっていることですかね。
これは、それだけ費用をもらって5%10%シェアが上がらなかったら風評被害になるので、われわれがご相談を受けたときに、これは上がらなそうなものはもうお引き受けしないというのは、ちょっとずるいです、ずるいよって言われてしまうんだけども、上げる自信のないものはお引き受けしていないというのが今現状ですかね。これはどう考えても、いや、ちょっと無理でしょうと、この製品ではというものもあるし。いや、もう、価格がこれしか駄目って言うんだったら、それは無理だと、今の競争環境を考えてもこれは無理だとかね。もちろん1円でも高く売る努力はわれわれはやるんですけども。あと、商品の優位性がまったくないような状態で、これでどうやるのって、これも無理だし。あと、結構多いのが社内の体制。これも全社がそっちにしっかり向いてないじゃないと、もう反対勢力がいますよねと、これもプロジェクトややこしいので、もうもうちょっと遠慮しますみたいなのも結構あります。トップのね、トップダウンでガーンとやれるような状況だったらいいんですけど、余計な社内政治に巻き込まれながらプロジェクトをやらなきゃいけないというのはお断りしてしまっているのが多いのかな。われわれもそんなにたくさん人数いないのでね、少人数でやっているので、どちらかと言うと、楽しい人たちと楽しいプロジェクトを長くやる、みたいなところに注力をしていて。うちのクライアントで一番長く付き合っているのは、前の会社からなので18年付き合っている会社さん。だいたいこのSPYDERになってからも、やっぱり短くてもたぶん7~8年とかなので、10年以上付き合っているところが非常に多いので、新規でバンバンやっていきます、毎年お客さんが変わりますというよりかは、もう決めた会社をずっと支援するという、そういうスタイルかなと思います。
こんな感じで回答になってますでしょうか。今日も時間が来てしまいましたので、これぐらいにしたいと思います。それでは皆さん、また次回お会いいたしましょう。