アジア新興国 販売チャネル診断のすすめ
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テキスト版
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。いよいよ、この『製造業のためのアジア新興国販売チャネル戦略』の解説も今日で最後になります。長いことお付き合いいただきましてありがとうございました。この本、私、これは4作目なのかな、4作目の本で。共著の本とか入れたらいくつかあるんですけど。自分1人で書いているもので4冊目になるんですけど。今、5冊目を書いていますけども。書くたびにこの番組で解説をさせていただいて、こんなマニアックな本のマニアックな解説にお付き合いいただいて、本当に感謝しております。番組もね、2,000人、チャンネル登録者数2,000人を超えたのかな。銀の盾にはまだまだ遠いですが、このマニアックな番組でこれだけ多くの方に視聴いただいていることは大変うれしく受け止めております。改めてこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。今日は最後ということで、販売チャネル診断のところですかね。第7章。この第7章は、本当に僕のというか、われわれの会社の切な願いとして、日本の企業はまだまだアジア新興国でやっていけるし、特にわれわれのメインになっている消費財メーカー、食品・飲料・菓子・日用品・文具・化粧品。もちろんね、B2Bの製造業の皆さんも、申し訳ないですけど、今現状やっぱりね、7割8割は消費財、FMCGが多いんですよね。7割8割はFMCGと、それ以外のB2Cのメーカーさんがやっぱり多くて、B2Bの純粋なメーカーって2割3割ぐらいのところになってしまっていますと。やっぱりB2Cの中にはね、B2Bなんだけども、会社としてはね、でも、B2C系の商品を持っていて、われわれと一緒に取り組んでいるというメーカーもありますと。そんな中で、日本のメーカーのね、アジア新興国市場の展開って、まだまだこれからであると。ただ、もうそろそろ本気でやっぱりいろんなことを変えていかないといけない、マーケティングをやっていかないといけない中で、僕は、販売チャネルの優位性、ここにやっぱり最も著しい遅れがあると思っているので、この販売チャネルの話をずっとしてきていると。実際には自分たちの販売チャネルがどれぐらいやっぱり主要競合に対して劣っているかということが見えていないというケースが本当に多くて、ぜひね、この販売チャネル診断をやっていただきたくて。
このQRコードが最後についているので、このQRコードで、いくつかの質問があるので、それに答えていただければ点数が出るようになっていると。やっぱりこの点数が悪い企業というのはまだまだ改善の余地があって、改善できるということは、まだまだシェアを上げられる余地があるわけですよね。もし改善の余地がないのであれば、それはかなり高度なレベルで今課題を抱えているので、まったく違う要因で改善をしていかないといけない。でも、もしこのチャネル簡単チェックをやってね、チャネル診断、簡単チェックをやって、点数が低いということはね、やっぱりまだまだ改善の余地があるし。このチャネルを変えていくだけで、シェアは本当に容易に上がるんですよね。何を今まで悩んでいたんだろうというぐらいに上がる。もちろんね、痛みは伴うし、ある程度、経営資源も投下しないといけない。でも、そこをしっかりやっていくことで、まだまだやれるし、今、B2CのFMCGもね、本当に世界競争、アジア新興国市場の争奪戦が始まっていて、欧米の先進的なグローバル企業だけじゃなくてね、タイやインドネシアの企業もね、1兆円を超える企業が出てきているんですよね。15年前のあのときに買収しておけばこんな世界にはなってこなかったし、日本のメーカーがかつてアジアで生産をして、合弁をして、技術が出て、いつしかの家電のような状態にも見受けられるところがあって、今ここで踏ん張れば、まだまだ勝ち進めると僕は思っているので、ぜひこのチャネル診断をやって、自分たちの競争力がどれほどのものなのか、競合に対して自分たちの競争力がどれぐらいなのかというのを明確に基準値として持つというね、僕が最近すごく言っている、レファレンスバリューを基準値として持つということはものすごく重要で。そこが分かれば対策案が数値で出てくるので、それをぜひ一緒につくっていって、さらにシェアを上げていく、そんなことができればいいなというふうに思っていますので。ぜひ何かあればお問い合わせをいただいて、頑張っていただければなというふうに思います。われわれの知見、持ちうる知見である程度出せることは本にまとめて出していきます。番組でも言っていきます。YouTubeだけじゃなくて、Podcastもありますので、ぜひこれからも皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
では、次回からね、ちょっと何やろうか、まだ考えていませんが、皆さんが学べるようなことをたくさんやっていきたいと思いますので。また次回お会いいたしましょう。