森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日は何のお話をしましょうかね…。いつも話す内容をかっちり決めてないんですよ。「収録してください。もう収録の在庫がないです」って担当に言われて、朝、1人でこうして収録するんですよね。かつてはね、ナビゲーターの東と2人でやっていたので、彼が全部準備をして、全部準備をしてというか、「こんな感じでいきましょう」みたいな感じだったかな。僕、彼は忙しいのでね、もうPodcastはたまにしか出してませんけど。1人Podcastになってから、「何話そう」って考えていると、10分ぐらい「何話そう」って考えていても、何話すかなんか出てこないんですよね。なので、この録音ボタンをピッと押す、みたいな。その中で頭を高速回転させて「何を話そうかな」みたいなことを考えていっているという、そんな感じなので。すみません、うん、もう10年以上このスタイルで週2回やっていまして、うちみたいな小さな会社だとこういう感じになってしまうんですけど。でも、それでも極力生々しい話をできればということで話しているつもりでございます。
今日はね、本当にちょっと何を話そうかなとまだ決まらない中、今、頭をフル回転させて。いろんなことって結構話し尽くしていて、最近、でも、やっぱり、すごく僕の中の大きい部分を占めているのが、今まであんまり本当に「調査しましょう」っていうのもね、なんか自分の営業番組みたいな感じで嫌だったので言ってこなかったんだけども、本当に最近、そのこと、言わないと駄目なんだなということをすごく思っていて。結局、インプットの量で負けている企業が圧倒的で、25年近くこれをやってね、僕はもう確信していて。日本企業は、戦略がないんじゃないし、弱いんじゃないし、つくった戦略を実行する能力が弱いんでもなければ、むしろそれらは全部長けていて、インプットがやっぱり少ないんですよね。少ないインプットでなんとかしようとしている。もしくは日本国内のいわゆる畑違いのインプットでなんとかしようとしている。それがもう、いわゆる根本的な問題で。だから、パートナーに頼るし、だから、俗人的になるし、駐在員が行って頑張れみたいな話になるし、だから、合理性よりも感情的な話になるし、全部はここで、ファクトベースでどれだけ今の現状を可視化して、その中から仮説を立てて実行するということが本当に重要だよねというふうに心から思うようになりました。
なぜこんなことを思うようになったかと言うと、ある企業さんとのお取引がすごく影響しているのかなというふうに思うんですけど。その会社は大手の消費財メーカーさんで、社内セミナー、いろんな調査をやっているんですけど、プロジェクトとしてね、社内セミナーをやってほしいということで、社内研修をやってほしいと。研修とセミナーって結構違っていてね。研修ってやっぱり研修講師がいて、何時間もね、3時間4時間やって、研修の最後にちゃんとゴールを決めてやるみたいな。僕は研修講師じゃないし、やっぱり自分たちの経験を研修とかセミナーとかでコマ売りする、安くコマ売りすることはやっぱり抵抗があるので、それはなかなかできないんだけども。熱心に社内のね、やっぱり知識アップをしたいということをご相談していただいて、社内セミナーをね、2時間ぐらいの、何回かやらせていただいていて。やっぱり海外に、今、現場でね、現地法人ともオンラインでつなぐし、最前線でやっている人たち向け、それから全体、基本的には生産とかね、本社の企画とか、そういうところの人と現場の最前線の人の知識レベルも違うし、やっぱりみんなが同じ方向に向かわないといけないという意味ですごく外部の専門家が客観的な立場から「こういうことが多く起きているよ」と事例をもとに話をすると、やっぱり組織がすごくまとまる感じが、僕自身もやってみて受けていて。社内セミナーを結構やって意識が変わったなというのがあって。その企業のそのとある担当者の人にね、すごく熱心に「社内でやってください」とお願いされて、もう本当にお取引先の企業に言われて断れなくてやるっていうのが今までだったんだけども、でも、こういうこともしていく必要があるのかなというふうにはすごく感じた、そんなエピソードがありました。
都内でね、2時間ぐらいで、もしそんなニーズがあれば、私の本に書いてあることであればお話することは可能ですと。「2時間で費用どれぐらいですか?」とか言われるんですけど、「お気持ちで」というふうに。(笑)そんなに高くないですよ。30万ぐらいいただいているのかな。20~30万ぐらいいただいているのかな。なので、そんなことは時間が空いている限り積極的にやっていきたいなというふうに思っていた今日この頃でした。
すみません。今日はこれぐらいにしたいと思います。また次回お会いいたしましょう。