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アジア新興国 3C分析と4P分析

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テキスト版

森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺です。今日は、「アジア新興国 - 3C分析と4P分析」についてお話をしていきたいと思います。対象はいつも通り、B2C、FMCG、食品・飲料・菓子・日用品等の消費財メーカーが中心になるかなというふうに思います。それ以外のメーカーの方々は、皆さんの事業に置き換えて聞いていただければと思います。今日の話は特にね、製造業全般で問題ないと思います。

そうそう。1つご案内です。唐沢先生が新しい本を書かれたようで、献本をいただきましたので、その本のご案内です。こんな興味深い本を。今日ね、届いたので、私も朝、会社に来たらこれが届いていたので、これから読んでみますけど、こんな本が届いています。皆さんもぜひ良かったらね。Amazonで買えるのかな。Amazonで買えると思います。

じゃあ、すみません。早速、スライドをお願いします。このスライドの通り、3C分析と4P分析、アジア新興国市場の展開、戦略を構築する、もしくは再構築する上で重要なフレームワークの2つだというふうに思いますが、この3C分析と4P分析をしっかりやれば、そんなに勝ち筋が見えてこないなんていうことはね、よっぽどのことがない限りないというか、網羅的に、全部が網羅されているようなフレームワークだと思いますけど。1つポイントがあって、やっぱり3C分析って、3C分析が何かはChatGPTにでも聞いてもらったらいいと思いますが、3C分析で重要なことって、ファクトの把握なんですよね。調査とかデータ分析をしていてよく思うのが、特に分析なんかをしていると、この分析している人の思い、意図に左右されてしまうということは往々にしてあって。僕たちはローデータしか見ないんですよね。お客さんからデータを共有してもらうときに、加工していないローデータしか見ないケースがあって。なぜならば、それを一次加工、二次加工してあるとね、加工した人の意図が大いに反映されているというケースがあってね。すごくあるんですよ。決して少ない話じゃなくて。ローデータを見直してみると、実は全然真逆の結果だったなんていうことは結構あるので。この3C分析においてはね、ローデータをしっかり使いながら、ファクトを、いかに事実を把握するか。3Cって市場・競合・自社のこの3つですから、これをいかに客観的に見れるか。われわれみたいなコンサルタントというか、アドバイザー、アドバイザリー、そういうものの活用って、客観的に見てもらうっていうのは1つ大きなメリットで。先にも言ったね、いわゆるバイアスをかけずにローデータから真実を客観的に見極めるということはすごく重要で。そういう意味ではね、)市場なんかは自分たちでできるけど、自社のことをね、自社の強み・弱みの把握なんていうのは客観的にやっぱり見てもらわないといけないし。競合の可視化、ファクトを見る、これがめちゃめちゃ日本企業の場合は重要で、私は「基準値」というふうに言って、この番組でも紹介していますけども、こういったものもやっぱり外部に委託しないとなかなか難しいので、この市場・競合・自社に関する客観的な事実を可視化して。

右側の4Pのほうは、ここで重要なのは他社との比較なんですよ。自分だけで4Pをやったってまったく意味がなくてね。4Pというのはプロダクト、プライス、プレイス、プロモーションの総称ですけども。マーケティング・ミックスね、別名。いかに他社と比較するか。プロダクト、他社とどうなの? プライス、他社とどうなの? プレイス、他社とどうなの? プロモーション、他社とどうなの?と。その上で自分たちの4Pを競合よりも最適化していくということがすごく重要なので。

いずれにしてもこの3C分析、4P分析をやるにしてもね、これはやっぱりインプットが重要で、インプットって何ですかって言うと、調査そのものなので、やっぱり調査ってものすごい重要で、今、やっぱりここに来てね、すごく調査の重要性って見直されていると、僕は日々感じています。今までね、このインプットにお金をかけてこなかった日本企業が、インプットにしっかりお金をかけて、適切な専門家と正しい分析を行って、戦略に組み替えていけばね、まだまだ製造業、アジア新興国市場でシェアを上げることができるというふうに思います。

今日はこれぐらいにしたいと思います。皆さん、また次回お会いいたしましょう。