東忠男(以下、東):こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:じゃあ、森辺さん、今日は森辺さんと共著いう形になるんですかね、本のご紹介をしながら、本の内容について少しお話をしたいと思うんですけど。森辺さんからタイトルだけご紹介いただければと思うんですけど。
森辺:今月のおそらく末ぐらいに書店に並ぶと思うんですが、白桃書房から「わかりやすい現地に寄り添うアジアビジネスの教科書」、サブタイトルが「市場の特徴から『BOPビジネス』の可能性まで」ということで、東京富士大学のですね、黒田教授と、JICAの皆様と書いた本がですね、出版されるので是非興味のある方は書店で買っていただければと思うんですが。
東:そもそも多分黒田先生と森辺さんのお付き合いからこれ多分始まったと思うんですけど、黒田先生ってどういう先生で、どういう形でおつき合いがあるのかっていうのをちょっとリスナーの皆さんに話をしていただくとわかりやすいと思うんですけど。
森辺:黒田教授は、3年ぐらい前にね、たまたま私の記事か何かを見たのかわからないですけど、黒田先生が3年ぐらい前からBOPの研究会を立ち上げていて、毎月各界のBOP研究の方、実務者含めて、研究者含めて、大学に呼んでですね、研究会をやっていて、その第1回目の講師で呼んでいただいて、BOPビジネスの話をさせていただいたっていうのがもともとのきっかけなんですよ。それが多分ね、3、4年ぐらい前だと思うんですよね。
東:そうすると2012年とか11年ぐらいですかね?
森辺:そうですね。そこから仲良くなりましてね。仲良くなったのはいいんですけど、私のことをね、森辺ッティーとか呼ぶんですよね。それで、先生、それやめてくださいって何回も言ってるんだけど、森辺ッティー、森辺ッティーって言われてね、そんなあだ名つけられたの初めてなんでね、そんなきさくな先生なんですよ。もともとね、民間企業にお勤めされてて、で、大学の教授になられたんですけどね、確かね、東京海上かな、何かにお勤めになってて、BOPの研究やってて、非常にね、きさくな先生なんですね。僕もすごくお世話になっていて。その先生と白桃書房の大矢社長というのがいらっしゃるんですけど、大矢社長と、JICAのね、川谷さんと、若林さんという方と、あとこれも神奈川大学の先生をされてる関下さんっていう、先生というか人なんですけど、この5人で共著でこういう本を出そうっていう企画が、ちょうど1年ぐらい前かな、あって。出版に至ったという、そんな経緯でございます。
東:なるほど。
森辺:まだね、金額はちょっと決まってないんですけど。今月末には出版されるんでね。内容的には、「わかりやすい現地に寄り添うアジアビジネスの教科書」ということなんで、基本的には現地の市場の特性から、人材マネージメント、それから僕が担当したチャネルのパートから、BOPビジネスまで幅広く、初心者から上級者まで読めるような本になってるんですね。非常にわかりやすく、白桃書房っていうとどちらかというと教科書をつくってる出版社なんですよ。大学の先生は皆そこで出す、みたいな。で、比較的堅い本が多いイメージがあるんですけど、今回すごい柔らかい本で、読みやすい本に仕上がってると思うんですよね。各界の専門家がこうして集まって書いているので、すごく内容的には充実してるんじゃないかなと思うんですけどもね。ものすごいスーパー上級っていう感じじゃないですけど、ある程度上級者まで読める本だと思うんですよ。
東:なるほど。ちょっとじゃあ本を紹介しますと、「わかりやすい現地に寄り添うアジアビジネスの教科書-市場の特徴から『BOPビジネス』の可能性まで」と。筆頭に黒田教授がいらっしゃって、黒田秀雄教授が東京富士大学の経営学部の教授をなさってますと。次に独立行政法人国際協力機構、いわゆるJICAのアフガニスタン事務所所員という形で川谷暢宏さんがいらっしゃいますと。あと神奈川大学非常勤講師キャリアカウンセラーの関下昌代様がいらっしゃって、スパイダーの森辺がいますと。あと1人、独立行政法人国際協力機構JICAの東南アジア・太平洋州部東南アジア第五課課長フィリピンとなってますけど、若林様という方が、計5名で書かれていると。その中で森辺さんはチャネルの部分を担当されている、というような感じなんですね。
森辺:でね、結構事例が多いんですよね。いろんな企業の事例を出していて、すごく当初想定していたよりもいい本に仕上がったんじゃないかなと思いますね。
東:なるほど。
森辺:黒田先生ものすごく気合い入ってて。もともとこれ出版の経緯はね、明治大の大石教授のご紹介もあって出版社さんとつながって。大石先生が推薦してくれたのかな、私を、黒田先生に。なんかそんなのもあってね、お仲間に入れていただいたっていうのがあってね。是非読んでいただければと思います。
東:わかりました。そしたら全体的にどういう本なのかっていうのをもう一度教えていただきたいのと、森辺さんが第3章の一部をご担当されてますけども、具体的にどういったことを書かれているのか、ということを教えていただければと思うんですけど。
森辺:全体的にはですね、わかりやすい、これが最大のポイントでございましたので。あと現地に寄り添うということで、アジアビジネス全般、ですからASEAN含め、インド、中国含め、アジアビジネス全般をわかりやすくノウハウを事例とともに記載をしているようなものですと。ですから、各国、各都市のグロウ的な市場データから、人材マネージメント、なかなか日系企業さん、ここに難しさを感じるので、人材マネージメント。それから販路の構築の方法。チャネルですよね。で、そこからあとBOPビジネスの可能性までを1冊の本にまとめたものですと。JICAさんも入っているので、BOPももちろんですけど、市場のデータに関してはかなり最新のデータが載ってるという感じの本ですかね。で、私は特に海外販路開拓、構築のところを担当したという、そんな感じの本でございます。
東:なるほど。特に森辺さんが書いたところで、特にチャネルの部分だと思うんですけど、こういったところ、BOPっていう形になると、何か違うテイストで介しているのか、いつもとお話されているようなことで書いているのかっていうのは、何か?
森辺:僕はね、BOPのところはあまり書いてないんですよね。というのは、いわゆる中間層のど真ん中のチャネル構築もまだ日本企業は難しさを感じているわけじゃないですか。その先のBOPってなかなか難しいですよね。なので、特には中間層のチャネル構築の方法、ハウツーみたいなところを記載をしていて。そうは言っても欧米先進グローバル企業はBOPには当然着手はしているので、そのへん含めて黒田先生が書いている。中間層の販路構築、チャネル構築に関しても、先進グローバル企業と日系を比較したようなものなんかも入れているので、だいぶ読み物としてはね、いいボリューム、クオリティ感には仕上がっていると思いますけどね。
東:わかりました。じゃあ是非皆さん、「わかりやすい現地に寄り添うアジアビジネスの教科書」、白桃書房から出ておりますので…
森辺:今月末に出ます。
東:5月末予定と。また正式に発売日が決まりましたら、こちらでもお知らせしたいと思いますので。
森辺:はい。
東:では森辺さん、今日はお時間きましのたでここまでにしたいと思います。ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。