A:東、B:森辺
A:こんにちはナビゲーターの東忠男です。
B:こんにちは森辺一樹です。
A:じゃあ森辺さん今日は南アフリカの話を引き続きなんですけど、どんな話を。
B:2015年9月7日月曜日に六本木アカデミーヒルズのスカイスタジオで、南アフリカから未来を作るイノベーションセミナーというのを開催する予定なんですね。無料のセミナーで一橋大学イノベーションセンターの米倉誠一郎教授を基調講演にお招きしているという、非常に面白いセミナーを開催する予定でして、一部に米倉先生に基調講演をしていただくんですけど、二部でパネルディスカッションをやるんですね、ぶっちゃけ何を言ってるんだって、早いよってたぶんリスナーの人思っていると思うんですよ。で、なぜ今アフリカなの、アフリカがいきなりやるのは無謀なんですかみたいな問いに答えていきたいと思うのね。米倉先生と僕もパネリストとして出るし、今お願い、依頼中なんだけど、某企業のアフリカ駐在をしている責任者、大手の自動車メーカーさん並びに商社さんにお願いをしていて、実際にアフリカでビジネスをしている民間の企業さんにも参加をしていただいて、四人くらいでパネルディスカッションをやろうと思っていて、そのことはまず確定していないのでプログラムには書いていんですけど、弊社のセミナー欄に紹介しているんですけど、そんなことをやっていくと。定員88名でかなり応募がきてるので、ちょっとオーバーしちゃうと抽選になっちゃうんですけど、一応そんなことをやる予定で、あとセミナーのときに10月31日からいくアフリカセミナーの案内とかもする予定です。
A:わかりました。セミナーの案内はそんな感じで、セミナーの件についてはスパイダー・イニシアティブのホームページのセミナー欄から応募できますので、ぜひ応募をしてくださいと。一応日時を言うと9月7日の月曜日、14時、13時半開場で16時半閉会みたいな形で、セミナー自体は2時間前後を予定していますと。六本木アカデミーヒルズの49階のスカイスタジオで、普段はたぶんここは会員制になっておりますので入れないんですよね。入れないので、今回見ていただければ、六本木アカデミーヒルズ内がどうなっているのかご覧になっていただけるので、ぜひこの機会にということです。セミナーの件とは別に何か。
B:アフリカの話を引き続きずっとやってて、うるさいな森辺、アフリカ、アフリカって思われるかもしれないけど。
A:たぶん大半の人は思ってる。
B:思ってるよね。アジアに戻れと、戻るんだよもうすぐ。戻るんだけれども。
A:リスナーの人はどんどん離脱していってるんで、8月中に。
B:もうちょっとだけアフリカの話をさせてほしい。だってブリックスのエスを大文字にしたらサウスアフリカなんだよね。南アフリカは遅れてるのよ。中国と韓国の企業が出てんの。そこに僕はすごい危機感を持っていて、やらなくていいんですよアフリカ。でも南アフリカを見ておくだけ見ておこうと。どうせアフリカといえばナイジェリアか南アフリカしか選択肢ないんだからまずは。なんだけど、南アフリカは白人の国だから、一旦ちょっと見ておくっていうことはね、してもいいんじゃないかな、むしろ今しなければ、またアジアみたいに出遅れちゃうよっていう話で、アセアンでなんで苦労しているかって出遅れたからっていうことが、三つの大きな要因のうちの一つだからね。だからその同じ過ちを繰り返してほしくないので、アフリカって言ってるだけで。セミナーで一橋ビジネスレビューのアフリカ特集を米倉先生が書いていて、その最後のフロンティア、アフリカわれわれは何を学ぶのかということで表紙にもなってるんですけど、一橋レビューが2000円+消費税なんですけどセミナー参加者には無料でお配りする予定なんだよね。
A:全員にお配りするんですか
B:いいんじゃない。100部買ったから88名分はあると思うの。
A:あったら。
B:まあ、ありますよ。何人か足りないかもしれないですけど。ページのコピーかなんかで。それがまたおもしろくて、タシミア・イシュマルさんが言っているBOPの権威なんだけど、新しい市場では新しいマインドセットってことを先生は言ってるんですよ。それが非常に重要で、日本企業のアセアン攻略がなかなかうまくいかないのって、本社のマインドセットがすんでないのに、むりくり日本での成功体験をアセアンに押しつけるから、うまくいかないみたいな事情が、すべての戦略に影響してきているのね。それのマインドセット、一回セットするっていうね、マインドをリセットしてもう一回セットし直すっていうこの行為が、すごく重要だなと思って。僕はタシミアさんの教授の話を直接聞いてね、なるほどと思ったのよ。アフリカのツアーやるでしょ、10月31日から。そのときにはタシミア先生の講義も聞く予定なの。彼女がいっているBOPビジネスにおける、やるべき新しいマインドセット、これを直接聞くのはすごく重要なことだと思う。戦略を作るとかの以前の話なんですよ。そこが間違っているから、アセアンも成功しないわけで、MOPのマーケットとBOPのマーケットは違うんだけど近いんだよね。BOPでできるくらいのマインドセットすれば、MOPでもそれは成功するっていうことだと思うので、ぜひこの教授の話を聞いてもらいたいんだよね。
A:有名な方ですよね。
B:めちゃめちゃ有名。しかもものすごく美人なんですよこれが。一緒に写真撮ってもらったんですけど。スペイン系の白人なんですよ。美人ですよね。東ちゃんも聞いたんだっけ、いいよね。僕は先生の言っていたことで一つ印象に残っているのはね、その低所得者だからこそ、品質にこだわるっていうことをおっしゃってたのよ。何かっていうと、低所得者層向けのビジネス、貧困層向けのビジネスなんて、安かろう悪かろうでいいじゃないかと、オーバースペックなものを売ったって無理なんだから、もう原材料費下げて、安かろう悪かろう売ろうよっていうそういう話だったでしょう。そもそも発想として。けどそのタシマルさんが言っているのは、日本人だったら100円のペンを買うときに、100円のペン気にしないわけじゃないですが。壊れようが何しようが何回でも買う。ただ彼らにしてみたら100円のペンを1年持たすんだ、2年持たすんだっていう話なんですよ。たとえば100円ね。100円じゃないけど、そうしたときにだからこそこのペンのクオリティが本当にどうなのかっていうことをすごく気にする。だから低所得者層ほどクオリティを気にするんですよっていうことを言っているのよ。仮にその仮説が正しいんだとすれば、日本企業にとってはものすごいメリットは高い市場なんだよ。だからマインドセットしっかりして、日本のメリットを最大限いかせるような戦略を作っていければ十分戦えるわけで、そんなこともヒントになればいいなと思っているんだけど
A:最後にアフリカづいてる週間は、もうそろそろあれだと思うんですけど、南アフリカツアーで森辺さんなんか一番印象に残っていることが何かあれば。
B:二つ。まず南アフリカがアセアンの一カ国よりも全然進んでいるということ。近代的なヨーロッパとアメリカとオーストラリアを、なんか足して3で割ったみたいな国だったなっていうのが一つ。ビジネス的に。ニーズとしては非常に大きい市場だと思うので、ここは今やらないとだめだなって僕は気づいた。もう一つは米倉先生の人柄。こんな1週間もいて苦痛にならなくてどんどん好きになっていく先生は米倉先生か明治大学の大石先生かの話だと思うのね。僕は先生という業種は好きじゃないのね。昔から怒られてきたからね。だけど米倉先生はほんと楽しい人。学びがいがある。有意義な時間。これはすばらしかった。
A:それの二つの価値だけで南アフリカに行く価値ありと。
B:全然ある。
A:もう一つは森辺がついてきますもれなく。
B:一週間ただコンやります。ただコンサルティング。
A:やりすぎないように。
B:よろしくお願いします。
A:よろしくお願いします。