(1:05)
東:こんにちは、ナビゲーターの東忠雄です。
(1:07)
森辺:こんにちは。森辺一樹です。
(1:08)
東:じゃあ森辺さん、タンザニアに行ってきたということで、ぜひ、南アフリカの次はタンザニアということで、ちょっとどんな国かっていうのを。
(1:22)
森辺:別にタンザニアっていうわけでもないんですけど、一週間前か、タンザニアから帰って来て、なんで行ったかっていうと、タンザニアでアフリカ数カ国のベンチャー企業のビジネスコンテストみたいのがあったんですよ。そんなのが開催されるっていうんで、一ツ橋大学の米倉先生と一緒に行ってきたんですけど、ホリエモンも来ててね、面白かったんですよ。何が面白かったって、ベンチャー企業よりもホリエモンが面白かったっていう。ホリエモンなんつっちゃいけないね。堀江さんが面白かったっていう、そんなあれでした。コンテスト自体は、意外にその、アフリカのベンチャーってどんなんなんだろうって思ったんですけど、相対的に見たら、やっぱりレベルはそんなに高くはないんですよね。ただ一方で、やっぱりそのコンテストに出ているようなアフリカ人は、みんなハーバードで教育を受けて国に戻って来て、その国でベンチャーを興していると。東ちゃんは懐かしいかもしれないけど20年ぐらい前のさ、アメリカ行って帰って来た中国人的なね。アリババとか、タオバオとか
(3:03)
東:ウミガメと呼ばれてた。なんかそういう
(3:05)
森辺:そうそう。テンセントとかね、出るかなり前の状態で、何かその…そういうようなね、アレを感じたんですよ。20年前の中国のITベンチャーに張った人たちもいたんだけど、なかなか怖くて張れないじゃない。あの中国で何がITベンチャーだよって。だから、それのさらにちょっと50年前みたいな話なので、なかなかアフリカのベンチャーに張るのは怖いけども、中国の20年前とかぶるようなものがあったなぁという、そんな感覚を覚えましたという感じですかね。
(3:56)
東:ところでタンザニアはどうやって行ったんですか?直行便ないですよね?
(4:01)
森辺:カタール航空で、ドーハ経由で行ったんだけど、もうね、アフリカ行くんだったらカタール航空、ドーハ経由、最高に素晴らしいですね。何が素晴らしいって、カタール航空のおもてなし。JAL、ANAが日本のおもてなしとか言ってるけども、カタール航空のスチュワーデス、フライトアテンダントっていうのかな、その、「コーヒーいかがですか?」っていうタイミングが絶妙なの。僕が欲しいと思っている時に「コーヒーいかがですか?」ってやってくれるんだよね。だから、すごく良かったカタール航空。僕、始めて乗ったんですけど。
(4:41)
東:あまり日本だと聞かないですよね。
(4:44)
森辺:だからね、スターアライアンスじゃなかったっていうのが残念だなと思って。ワン・ワールドなんですよね。で、もう一個ね、ドーハの空港が素晴らしい。始めてドーハの空港経由して行ったんだけど、何が素晴らしいってね、ラウンジが素晴らしいんですよ。ANAとかJALのファーストクラスラウンジあるでしょ?羽田とか成田にね。あれの
(5:10)
東:あんなもんじゃない。
(5:11)
森辺:うん。10倍ぐらい素晴らしくて。まず、飯がうまいでしょ、仮眠室あるし、シャワー浴びれるし、しかもなんかホテルみたいな感じでね。なので、ものすごい良かったなって思うんですけど、そんな感じですよ今も。
(5:27)
東:えっと、ドーハからタンザニアに入ると。
(5:31)
森辺:ダルエスサラームの空港に入りました。そこからが結構大変で、タンザニアってね、
(5:42)
東:どのへんにあるかっていうのをちょっと皆さんに。
(5:46)
森辺:アフリカの地図をパッと頭に浮かべてもらって、右側の海沿いの真ん中へん。真ん中よりちょい下っていうかな。ダルエスサラームってね、経済規模、行くと肌感覚でだいたい、ジャカルタを100としたら5ぐらいなんですよ。日本から持ってきた輸入車だらけで、バスとかトラックとか走ってるんだけど、なんとか工業とかさ、なんとか幼稚園とかって描いたバスがいっぱい走ってる、そんな国で。インドネシアのGDPが8千600億ドルぐらいなんですよね。で、タンザニアが450億ドルだから、だいたい19分の1なんですよね。だから、GDPと肌感覚ってだいたい合ってくるのかなと思っていて、ぶっちゃけ、タンザニアが今すぐの市場かっていうとね、正直、今やっとかなきゃいけないんだよ。消費財で言うとメジャーは、コカ・コーラなりなんなり出ているんでね。だからまあ、なかなか日本企業には腰のひけるマーケットかなという感じですかね。
(7:12)
東:そのアフリカ人、タンザニア人って言ったらいいんですかね、印象ってどうですか?日本だと「アフリカ人」がひとくくりじゃないですか。森辺さんなんか南アフリカ見られてて、タンザニアも見られてるとすると、なんか違いがあるのかなって思うんですけど。
(7:31)
森辺:あのね、これ非常にいい質問で、中国を知らない時にさ、中国人を十把一絡げにするじゃない。=河南(7:39)=に行ったり=華東(7:40)=に行ったり、結構違うよね、中国人ってさ。見た目も違うし、表情も違うし、顔も違うし。アフリカ人も、僕、全員でっかくて筋肉隆々でムキムキで怖い感じかなと思ったんだけど、全然違うんだよね。タンザニア人はね、空港に着いて新興国へ行くと、まず空港出たらいっぱい人がうわーって群がって来るじゃない。その時の人が、あんまり怖くないよね、優しい目してて、おおらかな目してて。ナイジェリアとか行くともう、目がギラギラして狙われてる感満々じゃない。タンザニアはそんなことないよね。
(8:24)
東:血走ってますからね、なんか。
(8:26)
森辺:目が血走ってるけどね。タンザニア人はね、優しいおおらかな目してるんですよ。だから比較的優しい民族なんじゃないかなと思っていて。で、黒人ってデカいと思ってるでしょ?けど実はね、細くてちっちゃいのとかいるんだよね。マサイ族とかメッチャデカくて細いけど、いろんなタイプの黒人がいるっていうことを今回改めて思って。ほら、六本木とか行くと筋肉隆々のデッカイ黒人しかいないじゃない。あれナイジェリア人なんだよね。
(9:06)
東:がっしりしていて筋肉質の。
(9:07)
森辺:そうそう。タンザニア人は非常に良かったよね。
(9:13)
東:じゃあ、比較的フレンドリーな感じなんですかね。
(9:17)
森辺:そんな感じだったかな。
(9:20)
東:今日は時間が来たので、ここまでにしたいと思います。次回も引き続きタンザニアについてお聞きしたいと思います。森辺さんありがとうございました。
(9:30)
森辺:ありがとうございました。
(9:34)
ナレーション:本日のPodcastはいかがでしたか?番組では森辺一樹への質問をお待ちしております。ご質問はPodcast@spydergrp.comまでお申し込み下さい。たくさんのご質問をお待ちしております。それではまた次回、お目にかかりましょう。
『森辺一樹のグローバルマーケティング』。この番組はspyder groupの提供によりお送りしました