東忠男(以下、東):こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:森辺さん、今日は最近始めた日経のコラムのご紹介をしたいと思うんですけど、簡単にご紹介いただければと思うんですけど。
森辺:何ヶ月か前から、日経BPの「小さな組織の未来学」というオンラインメディアで連載をしてます。自分で4回連載しました。その後、連載面倒くさいから対談に切り替えました!
東:(笑) 違います、それは。
森辺:あ、それは違うか(笑) 戦略的に、連載から対談に入ったと。色んな業界で活躍する方と対談して、僕の連載のコーナーのタイトルが、「グローバル化時代の戦略と覚悟」。これはグローバル化していく上で、企業が最も必要な…もしくは、個人が最も必要なものは、戦略と覚悟だと思ってるんですよ。だから、このすごく重要な二つの要素を、本来だったらグローバル化が上手くいってる企業から導き出すっていうことをやるじゃないですか。でもそれって、別のメディア媒体でもやってるので。
今回の日経BPの「小さな組織の未来学」の中では、普段僕があんまり接しないような人達…企業や個人。例えば、アーティスト。例えば、僕は製造業が専門だけども、小売業とかサービス業とか。ベンチャー企業とか。そういう人達と対談をすることによって、その人達やその企業の中から、グローバルにおける戦略と覚悟が導き出そうという、大いなる挑戦を対談でやっていると。
僕も結構気合を入れてる媒体なんですよ。そんなのをやってます。
東:具体的に、今二人目でしたっけ?一人目は誰と対談されたんですか?
森辺:一人目は、フォトグラファーの「ヨシダナギ」さんっていう、カタカナで「ヨシダナギ」なんですけど。裸でアフリカに行って、マサイ族とか原住民の写真を撮るっていう、クレイジージャーニーか何かに出て一気にドーンと有名になった方なんですけど、すごい良い写真撮るんですよ。
彼女と僕のビジネス全く違うじゃないですか。言ったら芸術家ですよね。僕はビジネスマンです。なんですけど、彼女がアフリカで20代の女性が自らが裸になって写真を撮ると。その裸になる理由は「良い写真を撮る」っていう、ただそれだけなんですよね。良い写真を撮るために、被写体の原住民の人達の笑顔を引き出すために、仲間になるっていうね。そこに、日本企業が学べるグローバル化における戦略や覚悟っていうものが、僕はあると信じて対談に挑んだんですけど、やっぱりあったんですよ。
4回のシリーズに分けて先月公開をしているので、ぜひ読んでいただきたくて。すごく良い対談でしたね。
東:ヨシダナギさんって、どんな人ですか?
森辺:素敵な人ですよ。変わってます。素敵に変わってる人、普通じゃないですよね。で、天然な感じですかね。だからもう、アーティストな感じ。僕は「1+1は2」じゃないですか。彼女は「1+1は2じゃない」感じ。2じゃないことを言われたら、「意味分からない」とか「間違ってる」っていうのが、我々のビジネスの世界の常識なんですけど、彼女は全然違う。だから最初戸惑いましたね。
ただ、話してる中で、彼女の写真を撮るという行為の中の戦略や覚悟っていうのは、自然の中で出てきてるんだよね。彼女自身はそれを戦略だとも覚悟だとも思っていなくて。でも我々ビジネスの業界の人間から見たら、それは戦略であり覚悟なんだよね。彼女自身も対談をしていて「それは企業で言うところの戦略だね」「覚悟だね」っていうことに対して、すごく驚いていた。「ああ、確かに」っていうことを仰ってる。
すごく素敵な方でしたよ。ぜひTVを見て欲しいな。日本でも写真の展覧会っていうんですか?よくやってるみたいで。僕も結構な大きさの写真買いましたけどね。値段上がるんじゃないかなって期待してるんですけど(笑)。
東:分かりました。二人目はどういった方なんですか?
森辺:二人目は、これも最近公開されてるんですけど、ドクターストレッチっていう、今100店舗以上国内に店舗があるんですけど、ストレッチ専門店。この黒川社長っていうんですけどね、こんな正直でストイックな社長見たこと無いっていうような社長で。
20代の時に、7000万ぐらいの債務超過で、普通会社そこまで行ったら自己破産するじゃないですか。けど自己破産の仕方が分からないから4年で返しきって、それで今のドクターストレッチの前身のマッサージ屋さんみたいなのを作って、そこからグワーッとストレッチを見出して成長していったっていう会社の社長なんですけどね。
20代でお金がメチャメチャ入ってきて、スノーボードの流行りの前にスノーボードのボードをアメリカから仕入れてきて日本で売る、みたいな。一日に200万近く売り上げが入ってきてて、20代で毎日200万入ってきたら調子に乗りまくるでしょう?で、調子に乗りまくったらしいの。調子に乗りまくったら次の年から一気に業績悪化で、経営の勉強もしなかったし人を育てることもしなかったし、とにかく調子に乗りまくったと。で、7000万の負債を20代で抱えたと。4年で返してそのトラウマから、ものすごい堅実経営なんだよね。
僕もドクターストレッチ行ったことあって。最初は「何がストレッチだよ」と思ってたの。マッサージ屋に行くと、気持ち良いじゃない?エステに行くと、気持ち良いじゃない?そういうコリを治してくれるっていう、行くことによって良くなるよね。でも、ストレッチっていうのは痛気持ち良いんです。基本的には痛い。
何でこんな痛いことをやらなきゃいけないんだって思ってたんですけど、ある方から教えてもらったんだけどね、マッサージっていうのは悪くなった箇所を良くしに行くわけじゃないですか。でも、そもそもを言ったら、ちゃんとストレッチを日々やっとけば、肩なんてこらないんですよ。頭痛なんかしないんですよね。だからその健康を維持するために行くのがストレッチで、不健康になった時に行くのがマッサージ。だから、ストレッチさえしてたらこらない、と。
以来、僕はドクターストレッチに行き始めてから肩こりがなくなっちゃった。で、ものすごく体が柔らかくなって。「こった箇所を揉む」っていう行為が、僕は一生必要だと思ってたの。週に2回接骨院通ってたじゃないですか。こりが酷い時には針まで打ってたと。けどストレッチと多少の運動をしてたら、こらなくなったんですよね。だから「うわすごいなドクターストレッチ」って思ったんですけどね。
ドクターストレッチっていうか、黒川社長の話だね。その黒川社長と対談した。
東:じゃあ、黒川社長との対談内容は、時間が来ましたので次回にしたいと思います。森辺さんありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。