森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。先日、車をちょっともう1台買おうと思いますっていう話をして、BYDか、Teslaか、迷っていますよっていう話をして、BYDの昔の話とか、いろいろしたと思うんですけど、たぶんTeslaにすると思いますよという話で確か終わったと思うんですけどね、Teslaを買いました。買いましたというか、まだ納車されていないんですけど、ポチッとクリックをしまして…。
もともとね、なんで電気自動車にしようと思ったかと言うと、うちの妻がメルセデスのEQAだったかな、EQAという電気自動車に乗っていて、電気自動車すごいいいなと思って。僕もね、エンジン音のV8のゴロゴロゴロゴロみたいな車がずっと好きでしたけど、V12のエンジンとかね、最高にたまらない、そういうガソリン臭いというか、エンジンみたいな、ザ・エンジンみたいな車が大好きでしたけど、妻の車に乗ったら、「あれ?これで全然いいよね」と。昔、マニュアルからオートマになるときに、「オートマの車なんか男が絶対乗れるか」みたいに思っていたんだけども、今、マニュアルなんか乗らないよというのと一緒で、「こんな静かな車、男が乗れるか」ということがたぶん10年後には、「全然静かでいいよね」というふうになって、むしろ僕はもう、車って自動運転だから、車って自分で運転するより絶対後ろに乗っていたほうがいいので、基本的に動力がエンジンか電気かというよりも、自動運転がどれだけすごいかみたいなね、後ろに座って目的地に着けるかどうかが優先されるから、こうしてどんどん変わっていくんだろうなと。人間って慣れなので、きっとそうなるなというふうに電気自動車を思っていて。
ちょうど軽井沢の別荘用に車を1台置いておこうと。そうすると、新幹線で行けるから。1時間なんですよね、軽井沢まで。そうすると、2時間半運転して、毎週毎週行かなくても、車をずっと置いておけば、夏場の7月8月は向こうにいて、東京に何日か帰ってくるみたいな生活ができるなと思って、向こうに置いておく用の車を買おうと。じゃあ、バッテリーが上がってしまったらガソリン車は困るから、電気自動車がいいんじゃないかということで電気自動車を買おうという話になったんですよね。BYDのショールームというんですかね、見に行ったら、とにかく安いと。僕としては安いことに越したことはないので、安いということでいいねと。ただ、前回の番組でもお話しましたけど、デザインのコンセプトが「ジム&ミュージック」というね、筋肉のデザインとかギターのデザインとかが中にあって、なかなか中国っぽい発想というか、デザインなんですよ。チャイニーズモダンと言うんですかね。中国企業が考えたウエスタンモダンデザインみたいなね、トラディショナルチャイニーズデザインというわけじゃなくて。すごくいいんですよ、BYD、かっこいいし、いいし、僕的には全然いいじゃん、こんなのと。置きっぱなしにしてね、どう使ったって気にならないようなね。440万円~とかそういう話で、オプション入れたってたぶん470万で、そこから国と東京都の補助金付けたら380万ぐらいで買えるんですよ。これはめちゃめちゃいいと思って、それイチオシだったんだけども、妻に猛反発されて、Teslaのモデル3がいいと、色は赤だということで、100万か200万かちょっと高いんですけど、それにしたんですよね。まあまあ、妻の乗っているEQAかな、メルセデスのEQAを軽井沢に置いておいて、妻が東京でTeslaを乗るということで機嫌が良さそうだったので、取りあえずそうしようということで、じゃあ、Teslaを買おうと。
ホームページで見ていたら、携帯で買えちゃうんですよね。オプションの選択なんていうのはいくつかしかなくて、ピッピッピで、1万5,000円だけまず払うみたいな、あれ、携帯で全部支払える、クレジットカードで支払えるって、僕、前の番組で言ったと思うんですけど、クレジットカードで支払えるのは最初の1万5,000円だけで、そのあとまた銀行振込があるんですけど。でも、取りあえず携帯でパッて1万5,000円の手付金を払って申し込むと、メールが来て「納品日どうしますか」とかって、すぐ納品日なんですよね。何と言ったかな。Teslaデリバリーセンターみたいなところから電話がかかってきて、「こういうふうにしたら一番いい値段で買えますから」とかアドバイスいただいて、「オプションはこれで」と言ってうわーっといって、東京のどこか、有明だったかな。有明じゃないな。ごめんなさい。どこかに取りに行くんですよ。江東区だったか、何かにね。非常に合理的で、今までの日本車の、ちょっと日本車を買ったことないのであれですけど、いわゆるわれわれが考えている車の購入体験とはまったく違って、めちゃめちゃ効率的。とにかく携帯でピッと買えて、もう決まっているんですよ。ごちゃごちゃ選ばせないというか、こういうふうに決まっていて、取りに来てくださいと、持っていくこともできますけど、プラスでお金がかかりますよと。数日で必要書類が送られてきて、車庫証明に必要ななんとかとか、保険はこうしてくださいねと、全部バーッとアドバイザーが付いて、指示がバーッと入るんですよね。それを返送すると、もうあとは着々と準備が進んで、購入から20日ぐらいでたぶんもう納車になるんですよ。取りに来てくださいみたいな。めちゃめちゃ効率的だなと思って。車を買うときに、花束渡して、「おめでとうございます、わー」みたいな、あれ、昭和の時代の納車式っていうんですか、昭和の時代のセレモニーだなって僕ずっと思っていて。あれだって、もちろん見えていたり、見えていなかったりするわけですけど、見積もりにはちゃんと入っていて、お花代、納車代。だって、みんなが拍手してくれるわけじゃないですか。だから、あんなの、されたらうれしいのかな。分からないですけど、必ずしもそんなの必要としてないので、もっと機械的にパンパンパンと買う。だから、アメリカってやっぱり進んでいますよね。車を買うことがまだまだ日本だと、昭和のマイホーム、マイカーみたいなのを引きずってしまっているんだけども、アメリカだともう、いわゆる移動するのに絶対必要な必需品なわけで、携帯買うぐらいの勢いなんですよね、きっとね。だから、そのやり方がそのまま持ち込まれていて、すごいなと思って、新しい体験でしたね。
一方で、それはあっさりしているんだけども、Teslaの資料とか読んでいるとね、すごくこう、「持続可能な世界を一緒に実現するためにTeslaを買ってくれてありがとう」みたいなレターが最初に入っているんですよね。「持続可能なエネルギー世界の移行を加速すること、それがTeslaのミッションです。これからの取り組みをお客様とともに進められることを大変うれしく感じています」と、もうSDGsを最初にバーンと持ってきて、ここでグーッと引きつけるというね、もうまったく顧客体験が違うよね、訴求ポイントが違いますみたいなね。すごくいいなと。
なので、BYDも良かったんだけどもね、Teslaもね、100万か200万かプラスしたらTeslaと。でも、BYDもかっこいいと。BYDはあと10年したらもっとかっこよくなると思いますけどね。いずれにしても、中国とアメリカのこの電気自動車、なかなか購入体験が良かったなということで、マーケティングだなと感じた次第でございました。またね、納車したらね、どんなマーケティングが待っているのか、ちょっとドキドキしながら感じて、また皆さんにお伝えするようなことがあれば、お伝えしていきたいなというふうに思います。
今日はこれぐらいにしたいと思います。また次回お会いいたしましょう。