森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。今日は、あまりグローバル・マーケティングとは関係のない話かもしれませんが、ちょっとね、実印とクラウドサインの話をちょっとしたいなと思っていて…。
ご案内している通り、弊社は本社を移転をしたので、本社移転すると法務局に登記の本店変更届出みたいなのを出さないといけないんですよね。それ自体はね、契約している社労士さん…、行政書士さんか、行政書士さんにお願いをして、やりますよということなんですけど。そうは言っても、印鑑登録証明書とかね、全部履歴事項証明書をあらためて取得して、それを銀行とか不動産の契約をしているところとか、言ったら大きな契約をしているところにはしっかり出さないといけないんですよね。会社の子に「取りに行って」って言うのが通常なんですけど、港区の場合は麻布十番の近くにね、出張所になるんですかね、あれは、法務局の、そこに取りに行くんですけど。僕、麻布十番のよく行く登龍という中華があるんですけど、そこでニラソバが食べたかったので、自分で行こうと思って行ってきましたと。取りに行って、すごい手際が良くて、僕、いつもびっくりするんですけど、この人たちめちゃめちゃアナログなのにめちゃめちゃ手際がいいなと思っていて。僕、ずっと思っていたのが、ネットで申し込みして翌日か翌々日に郵送されるみたいな、それでネット決済みたいなね、そういうふうにしてくれたら、もうこれはほんとに楽なのになと。女の子に「行ってきて」って言うと、言ったら行って帰って2時間とかすごい無駄にするわけですよね。だとすると、今日明日欲しいとかじゃないから、ネットで申し込んで送ってもらうみたいなサービスがあったらいいのになと思って。ちょっとホームページを見たんだけど、あるのかないのか…。ごめんなさい、あったら僕が知らないだけなんだけども、見た感じパッと分かりにくかったので、僕はもう、ないと思ってるんですけどね。それにしてもね、手際がいいんですよ。
そんなことをしながら考えてたんですけど、印鑑証明書を見ながらね、ああ、そうか、そもそも印鑑証明書って、相手といろんな契約をするんですけど、例えば銀行から何か借り入れをするとか、大きな不動産契約をするって言うと、必ず相手の印鑑証明書をもらうし、こっちも印鑑証明書を出さないといけないんですよね。なぜ印鑑証明書を出すかと言うと、ほんとにその押されている印が実印なのかどうかっていうことの確認をしているわけだと思うんですよね。ちゃんと実印だ、とか。たぶん契約自体は実印じゃなくても効力はあるとは思うんだけども、そういう確認をしているんだと、僕、ちょっとすみません。弁護士じゃないので詳しいことは分からないんだけども、思うんですよね。そうすると、通常の契約ってほとんど「印鑑証明書を提出してください」なんて各社に言わないので、しかも3カ月以内のとか言ってくるわけですよね。印鑑証明書と全部履歴事項証明書というのが。そんなこといちいち確認しないわけですよ。1個1個契約するのに「全部履歴事項証明書と印鑑証明書をセットで出してください」みたいなね。そんなことを言ったら怒られてしまうし。だから、結構、本店の住所とか、代表者の名前とか。代表者の名前はホームページを見たら分かるけど。でも、ほんとに登記上はどうなっているのか分からないし。ほんとにそれが実印なのか、みたいな確認なきまま、信頼の上に成り立っている契約なのかなと思っていて。だから、基本的には性善説で成り立っているのかななんて考えていて、不思議だなとかって思っていて。ややこしいですよね、僕ね、ややこしい性格ですよね。(笑)面倒くさい性格って。そういうことを考えちゃうんですよね。
それで、一方でクラウドサイン、もうすでに使っている企業さんは結構多いと思うんですけど、うちもクラウドサインに切り替えをね、無駄をなくすというのでね。もうほんとにアナログの契約書ってめちゃめちゃ無駄で、まず印刷しないといけない。製本と言ってホッチキスで留めて製本テープを貼って、さらに実印を押して、送って、送るときも送り状を書いて、相手がこっちに返送してもらうために返信用封筒を入れて、クリアファイルに入れて、封筒に入れて送って、また向こうで稟議が回って、またこっちに送り返してきてみたいな、時間とコストと労力という意味ではもうほんとに無駄で。めちゃ無駄だってずっと思っていたんですよね。一方で、クラウドサインはめちゃくちゃ便利で。今、若い社長さんのいわゆるスタートアップの企業とかもみんなクラウドサインを使っているし、個人的にそういう若いスタートアップに出資をね、僕は個人的にしたりしているんですけど、そのときに投資契約なんかで返ってくるやつはもう100%クラウドサインなので、若い企業、スタートアップなんかはもうみんなクラウドサインで。伝統的な企業になるとまだまだ全然実印ですみたいな、秘密、守秘義務契約書を結ぶのに2カ月かかるとかって、そういう会社もまだありますのでね、まあまあ、そんな感じなんですよね。
それで、クラウドサインと、ちょうど法務局に行って印鑑証明書を取りに行ったことを2つ考えていたんですけど、クラウドサインのほうが圧倒的に合理的だし、クラウドサインってすごくシンプルで、ほんとにこれで契約できちゃっているの?みたいに思ってしまうんですけど。よくよく考えると、印鑑証明書のない、実印かどうかも分からない、全部履歴事項証明書で本店の登録もほんとに正しいか分からない、もののない、性善説の上で成り立っているアナログの紙ベースの契約書よりもね、クラウドサインのほうがログが取れるし、圧倒的に便利なうえに、本当の契約としてもね、性善説の上で成り立たなくていいわけですよね。真実の上に成り立つわけじゃないですか、ログがあるということは、記録が取れるということは。そうすると、圧倒的にクラウドサインのほうがいいんじゃないの?とかって思っていて。別にどうでもいいよって思っている人が大半かもしれませんけど、こいつ、面倒くさいなと思われてしまっているかもしれないですけど、そんなことを考えると、クラウドサインってすごいなと思った次第で。別にクラウドサインの差し金ではないんですけど。合理的だし、費用対効果も抜群っていうことなんだろうなと思って、素晴らしいサービスだなというふうに思った次第でございます。
すみません。ちょっとあんまりグローバル・マーケティングとは関係ない話でしたけども、今日はこれぐらいにしたいと思います。それでは皆さん、また次回お会いいたしましょう。