森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺一樹です。今日は、今書いている本の話をちょっとしようかなというふうに思うんですけども。勝手にこんなところでペラペラ言ったら出版社に怒られてしまうかもしれませんけど、ちょっとね、まだ出版社の名前とかも言えませんけど。おそらく年内間に合わないかな。来年早々ぐらいには書店に並べられるのかな、Amazonで並ぶのかなというふうに思いますけども…。
以前この番組でもね、少しお話をして、B2Bの製造業向けの本も書いています、みたいな話をしましたけど、その本がね、今書いている本なんだけど。B2Bだけじゃなくてね、B2C向けの本が今までの本だったんですよね。最近の本だと、日本実業出版から出している『グローバル・マーケティングの基本』、これもB2Cの消費財メーカー向けですよね。あと、同文舘出版から、去年かな、出した、『ASEAN6における販売チャネル戦略』、これももうB2Cの消費財メーカー、食品・飲料・菓子・日用品等の消費財メーカーのASEAN6なので、非常にC寄りの、Cと言っても消費財メーカー寄りの、特に食品・菓子・飲料・日用品の消費財メーカー向けの本が多かったんですけども。今書いているのは、もちろんそこ、そこのB2Cもそうなんだけどもね、食品・飲料・菓子・日用品・文具みたいなところのFMCG周りですよね、プラスB2B。
B2Bの製造業って、僕はもう、製造業向けの本しか書かないので、製造業の皆さんに読んでもらいたいという本で。B2Bの製造業向けの本を書くってなかなか難しくて、これは出版社的にも難しくて、特にチャネル、僕の専門領域の販売チャネルみたいなところで言うとね、B2Bって、いろんな商材があるわけですよね。それこそ、ネジをつくっている会社もあれば、部品をつくっている会社、装置をつくっている会社、完成品をつくっている会社、それから、工場で使うような設備をつくっている会社もあれば、いろんな会社があるので。販売チャネルも、直販しかありませんみたいな会社だってあるわけだしね。あと、ディストリビューションもね、メンテナンスが必要なディストリビューション・チャネルでないといけないとか、モノによってだいぶ変わってくるんですよね。これをなかなか共通して書くっていうのって、みんなに満足してもらうというのは結構大変で。B2B向けのセミナーもね、なかなかそれ単体でやるのって難しくて。一方で、B2Cって、みんな小売で売りたいわけじゃないですか。それが近代小売だろうが、伝統小売だろうが、基本的には小売で売りたいので、ノウハウがキュッと統一できるというのがあってね、本を書くのも非常に書きやすいんですけど。でも、今書いている本は、B2Cの製造業とB2Bの製造業で、両方の事例をちゃんと載せているんですよ。B2Cのほうはね、今言っているような食品とか菓子・日用品・飲料・文具なので、それに合わせた事例にしています。B2Bのほうはね、極力いろんな商品の事例を散りばめていますけども、両方にしていると。
ちょっとタイトルもまだ言えないのかな、あんまりこんなペラペラ言っていたらあれなんだけど、とにかく来年本が出ますよと、B2C、B2B向けの。今までの本って、どちらかと言うと販売チャネル、強い販売チャネルをどうつくっていくべきか、みたいなところの方法論を書いた本が多かったのかなというふうに思うんですよね。でも、僕、最近すごく思うのが、概念論みたいなところってすごく重要で、「なぜ戦略が重要なのか」とか、「なぜチャネルが重要なのか」とか、「なぜこういう考え方をしないといけないのか」とか、「なぜ先進グローバル企業と日本の企業って考え方にこれだけ違いが出てしまうのか」みたいなところの話ってすごく重要で、なぜならば、戦略の一番土台の根底の部分には、そういうマインドセット的なものがすごく大きく占めていてね、そこがちゃんとしているからそういう思考になって、そういう考え方になるから、そういう戦略になるみたいな、だから、それを実行するとそういうチャネルになるし、そういう結果になる、そういう結果に近しいところにいくという、そういう流れがあるので。この今書いてる本は、概念論、マインドセットみたいなところの話がやっぱり半分。僕がこの30年でアジア新興国市場で接してきた、いろんな人たちと接してきた中で感じてきた概念の違いのことも結構しっかり書いたので、皆さんの事業のお役に立てればなと。もちろん後半はね、方法論のところに、それをこう、概念と方法論をギュッと結び付けていくようなお話に、構成になっているので。ニッチな本ですけども、ぜひね、また実際にはご案内をしっかり案内できるようになったらしますので、また皆さん、書店、Amazon…、Amazonが一番いいのかな、Amazonでお求めいただければなというふうに思いますが。タイトルぐらいは言ってもいいのかな、これね、タイトル、何にしたんだっけな…。ちょっと待ってくださいね。そう、『アジア新興国市場 製造業のための販売チャネル戦略』とかね、そんなタイトルにしていたはずです。頑張って書いていますので、もうご案内できるようになったら正式にご案内したいと思います。フライングのちょっとご案内でした。
じゃあ、今日はこれぐらいにしたいと思います。また皆さん、お会いいたしましょう。