森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。SPYDERの森辺でございます。今日も、番組の寄せられた皆さんからの質問にお答えをしていきたいなというふうに思います。
今日の質問は、「森辺さんが不得意とする企業、業界や業種はどういったところですか」。不得意…、不得意ですか。得意なところがいいんですけどね。ちょっと先に得意なところを言っていいですか。得意なところはね、もうこれはやっぱり経験則ですよね。もう、うち、うちの会社というか、僕=うちの会社、メンバーすべてですけど、キーワードはね、製造業、新興国、販売チャネルなんですよね。だから、販売チャネルに関係ないことっていうのは、うちはまず不得意ですよね…。
最初から行こうか。まず、製造業。製造業じゃない業種、例えばサービス業、レストランとかね、事務とか、そういうのはもちろん過去にもやったことあるし、やれないことはないけども、得意じゃないですよね。基本的に弊社に頼まなくても別にいいんじゃないの?って思っているっていうのが非製造業ですね。われわれは完全に製造業。製造業の中でもやっぱり6.5~7ぐらいはFMCG並びにその周辺企業が多いですね、食品・飲料・菓子・日用品・文具などなど。で、(化粧品)、化粧品ってね、やっぱりちょっと違うんですよ。なので、そんな感じが多いですかね。その他の製造業、B2B含めてね、機械とか部品、それから装置、そんなものまでいろいろありますけども、そういう製造業ですね、得意。だから、不得意は非製造業ですね。
あと、次のアジア新興国、まあ、新興国ですよね。うちのキーワードは、製造業、新興国、販売チャネルなので、2番目の新興国っていうところの話をすると、まず、先進国は、うちは得意じゃない。例えばアメリカ、ヨーロッパに関しては、もちろんね、「予算があれなので一緒にやれ」とかって言ってやらされたことは過去にもあるのでやれないことはないですが、やりたくない、うちじゃなくてもいいんじゃないかって思っていますと。欧米、ヨーロッパはね。新興国、いわゆるグローバルサウスって言われるところで、うちの中でやっぱり一番多いのは、まずアジアですよね、アジア。それから、アジアの中でも最近はASEAN、あと、中国、インド、それからもちろんオセアニアも入るし。あと、アフリカ、南米っていうのがね、ある一定パーセンテージ、非常に低いパーセンテージですけども毎年ありますよという、そんなイメージで。ほとんどはね、やっぱりASEANが多いですね、ASEAN、中国、最近インドがちょっと増えてきそうかなという、そんな状況ですかね。なので、不得意なのは欧米ですということで、回答になってますかね。
あと、最後の販売チャネル。海外展開の支援っていろいろあると思うんですよね。税務の支援したり、人の支援したり、人材ね、会計の支援したり、工場設立支援したり、撤退支援したり、いろいろあると思うんですけど、宣伝、プロモーション支援したりね、いろいろあると思うんですけど、うちはね、もう販売チャネル、販売チャネルの支援に特化してるので、それ以外のことはやりませんという、むしろそれ以外のことはわれわれじゃなくてもいいでしょって思っていて。例えば、全世界のグローバル戦略をつくるって、これはもうビッグ3の欧米のファームとやってくださいって思ってますし、そんなことをやるケイパビリティは弊社にはないので、弊社を使う意味はあまりないと思うんですよね。一方で、アジア新興国市場の販売チャネルっていうところだけに特化をすれば、弊社が一番だと僕は思い込んでますので、そこをこれからもやっていく。それ以外のことはやらないっていうふうに決めてますので、とにかく販売チャネルですと。だから、唯一我々が目的にしてるのが、お客さんのシェアをどれだけ上げられるかっていう、ここしか考えてませんので、それはもう販売チャネル、今のアジア新興国市場を見たときにね、お客さんのシェアを上げるのは、最近、僕、すごく言ってますけど、一方的な製品の優位性よりも、相対的な販売チャネルの優位性のほうが圧倒的にシェアに直結するので、今はやっぱりこの販売チャネル。これはここ10年20年を見ていても、やっぱり販売チャネルが著しく日本企業は後れてるんですよ。ここを改善したらまだまだシェアに直結できるので、とにかく製造業は、今あるアジア新興国市場の販売チャネルをメンテナンスしないといけない、チューニングしないといけない、数十年前の販売チャネルをまだ使っていてどうするんですかと。さらにはその販売チャネルのことを実は自分たちもよく分かってないんですみたいな企業はたくさんいるわけですよね。でも、今それを完全に可視化して、自分たちには何が足りていて、何が足りてないのかっていうことを明らかにして、それを1こ1こ一歩一歩改善していかないとね、瞬時にして販売チャネルなんて良くなりませんから、それをやるっていうことは僕はすごく重要だと思うので、そこに特化をしているということでございます。
ちょっと逸れてしまいましたかね。最近、話が逸れやすいですね。なんかね、話しているとね、飛んでいくんですよね、バーッとね、宇宙の彼方に頭がね。それでグーッとまた戻ってくるっていうね。すみません、ちょっと飛んでしまいましたけども。とにかく、だから、不得意なところ。弊社は、弊社の得意なことはね、製造業、新興国、販売チャネルと。なので、このキーワードに当てはまらないのは全部不得意、やりませんっていうのが弊社の明確なスタンスでございます。サービス業の皆さん、ごめんなさい。欧米をやりたい皆さん、ごめんなさい。「販売チャネルじゃないんだよね」と思ってる皆さん、ごめんなさい。という感じかなというふうに思います。ただ、最後の「販売チャネルじゃないんだよね」って思っている人の大半は、「いやいや、それは販売チャネルですから」っていうケースが多ございますので、シェアを上げたいということを考えている方はぜひお問い合わせをいただいて構わないかと思います。
すみません。今日も長くなってしまいましたけども、Q&A、以上になります。また皆さん、次回お会いいたしましょう。