森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDERの森辺でございます。今日も引き続き、『SPYDER Global Marketing Conference 2025』のお話をしたいんですが…。
実は数日前にプログラムも公開になりました。概要欄にもリンクが貼ってあると思いますが、「森辺アジア新興国」とか、「SPYDER アジア新興国」と引いてもらうと、うちのホームページが出てくると思うので、そこのセミナー欄を見ていただいて、当日のプログラムが公開になっています。今回のね、グローバル・マーケティング カンファレンス、3名のグローバル・マーケティングの権威をお招きしていると。1人が明治大学の名誉教授、大石先生、もう1人が明治大学教授の原田先生、そして明治大学准教授の古川先生と。3人の専門家をお招きして3つの観点でお話をいただくんですけど、まあね、それがね、どれもめちゃめちゃ面白そうなお話なんですよ。まずね、トップバッター、セッション1、このグローバル・マーケティング カンファレンス2025は、1部と2部に分かれていて、1部は4つの、3つの講演と1つのパネルディスカッション、計4セッションで構成されていて、2部が懇親会、立食パーティーを予定していますと。すべて東京アメリカンクラブの開催ですということで、製造業向けで60名限定。もうすでに席は埋まりかけているので、ご興味のある方は、もう早めにお申し込みいただいて。
すみません。今日は何を話したかったかと言うと、この講演の内容が先生方から出てきたので、そのお話なんですが。まず、トップバッターの原田先生。この先生って、ブランド価値経営研究の第一線で研究をされている先生なんですけどね。今回、『ブランド価値向上による「稼ぐ力」の強化』ということで、日本企業の課題の1つに収益性の低さってありますよね。これを克服する方法としてブランド価値経営ってあるんじゃないの?と。ブランド価値経営とは、ブランド価値の向上を経営の中心とする企業経営だよと。B2B、近年ね、B2BもB2Cの製造業も、多くの企業がこのブランド価値経営を採用していますと。本講演では、ブランド価値経営の特徴、課題、期待される成果についてお話いただきますということでね、たくさんの事例をお持ちなので、その事例をベースにお話をしてもらえるんじゃないかなというふうに思います。ブランド価値経営ね、これはアジア新興国というか、海外に出れば出るほど本当にブランド価値経営って重要だなと思っていて。日本企業の今のブランドエクイティというか、ブランドプレゼンスというかね、このブランドにおける価値って、僕はね、戦略的につくられたものというよりかは、自然発生的にそうなったと。なぜ自然発生的にそうなったかって言うと、日本のビジネスのやり方、信頼、信用、それから製品の品質、信頼、こういったものが今の日本のメーカーのブランド価値をつくってきたんだと思っているんですよね。ただ、これからの時代は、信頼、信用のブランド価値だけじゃもう不十分で。なぜならば、製品における信頼に関しては、中国の企業やアジアの企業でもそれを満たせるようになってきてしまった。そうすると、やっぱり、その価値にプラスアルファの価値を乗せていかないといけなくて。もう今までみたいに八方美人戦略ね、おじいちゃんにもおばあちゃんにも、お母さんにもお父さんにも、お兄ちゃんにもお姉ちゃんにも、みんなにいい人ですみたいなね、たぶんこういう戦略ってかなり通用しないんじゃないかなと。自分たちは何者で、どういう人たちに、どういうメッセージを出しているのかっていうことを結構明確にしていかないと、僕はそのポジショニングがますます問われるね、そういう時代が来るんじゃないかなと思っていて。そういう話もたぶんあると思うんですよね。だから、この原田先生のブランド価値経営ってね、めちゃめちゃ面白いなというふうに思っています。
セッション2では、古川先生、この先生もね、ほんとに新進気鋭というね、ネーミングがピッタリの先生なんですけど。『価値づくりの諸元素:グローバル・マーケティングにおける価値創造の秘密』ということでお話をいただくんですけどね、グローバル・マーケティングを通じて企業が消費者や顧客にどのような価値を提供できるのか、その答えを探っていきますよと。すべての物質が元素から構成されるようにね、企業が生み出す価値も複数の価値づくりの元素によってつくられていると。この先生が独自に開発した価値づくりの元素の理論を公開し、それを活用して、どのように自社の価値を国際市場で展開できるかについて解説しますよと。特に価値づくりの基本構造とグローバル視点の価値変化に焦点を当ててお話をいただきますと。めちゃめちゃ面白そうじゃないですか。言ったら、世の中の物質で全部元素でできているわけですよね。それを企業の価値づくりも、結局、この元素とこの元素が組み合わさるとこういう価値になるっていうことを、先生自体、古川先生自身の法則があって、それを公開してくれると言っているので、かなり面白いお話になると思います。
そして、コーヒーブレイクを15分ほど挟みまして。セッション3、『グローバル・マーケティングの4P』ということで、スピーカーにわれらが明治大学名誉教授の大石先生をお招きして。ここではね、4Pについてお話、『グローバル・マーケティングの4P』ということで、その4Pってね、本当に万能のフレームワークで、日本の製造業のアジア新興国展開がうまくいかないときに、問題はすべてこの4Pの中にね、絶対にあるんですよ。この4Pが最適化されているのに物事がうまくいかないなんていうことはあり得ないので、絶対にこの中にあると。その4Pの中でも、大石先生がずっと一貫して言っているのがね、プレイス、チャネルが重要ですよと。特に新興国市場においては、もう、チャネルなんだと。そのことについて先生の最新の研究をお話いただくというのがこのセッション3のお話ですと。
そして、そのあとセッション4でパネルディスカッション、Refarence Value(基準値)の重要性ということで、大石先生と私がパネルディスカッションをしますが。ここはね、企業が持つ競争力を正しく把握して戦略的に意思決定につなげるためには、やっぱりRefarence Valueってめちゃめちゃ重要で、この設定が成されていない企業というのがものすごく多いと。成果が上がらない企業って、だいたいこの基準値を持っていないんですよね。今回は、パネルディスカッションを通じて、自社の実力や市場での立ち位置を見える化するための視点としてRefarence Valueの概念とその活用方法について先生と議論をしていきたいなというふうに思っています。ファシリテーターには、久々、Podcastの元ナビゲーター、東忠男。今でもナビゲーターですけど、だいぶ忙しくてね、全然出てこない、僕、1人Podcastになってしまいましたけどね。もう、1人Podcastになって何年か経ちますからあれですけど、たぶんこの番組を古くから聞いてもらっている方は、「皆さん、こんにちは。東忠男です」っていうのを懐かしく思うんじゃないかと思いますけど、東忠男がナビゲーターで登場しますので、楽しみにしていてください。
ということで、結構フルフルの楽しい話、グローバル、新興国市場をやっている方であれば、それぞれのセッションで何か1つずつ持って帰ってもらえると思うので、これからのグローバル展開に本当に大きなヒントになる、そんな会にしていきたいな、カンファレンスにしていきたいなと思っているので。それが終わったら、隣のお部屋で、大きなホールを取っていますので、そこで懇親会をやりたいと思います。料理と飲み物もケチりませんでした。皆さんをお迎えするのにケチってる場合じゃないということで、お金をたくさん使ってお料理を出しますので、楽しんでいただいて。東京アメリカンクラブのビュッフェ、美味しいんですよ。なので、楽しんでいただいて。僕もね、最近お会いしている方もいれば、結構ご無沙汰してしまっている方もいると思うので、ぜひ久々にご挨拶もしたいし、見かけたらぜひ声を掛けてください。僕、当日テンパってる可能性が高いので、声を掛けていただいて。また、先生方の紹介もさせていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします。皆さんと会場でお会いできるのを楽しみにしています。
と言いながらも、席に限りがあります。60席しかございません。かなり埋まってきているので、もう、すぐにでもお申し込みをいただいて。残念ながら、抽選になってしまったら、外れてしまったら、ちょっとお席のご用意ができないということになってしまいます。申し訳ございません。ということで、ご興味ある方は早めにお申し込みください。
今日はこれぐらいにしたいと思います。皆さん、また次回お会いいたしましょう。