『SPYDER Global Marketing Conference 2026』〜アジア新興国市場の攻略に向けて〜
カンファレンス当日の模様をYouTubeにて公開しております。以下のリンクよりぜひご覧ください。
https://youtu.be/vUWBFLysA40?si=b1glCJ6j-a7LJJAP
カンファレンスの内容について
https://spydergrp.com/seminars/archives/6335/
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。SPYDER INITIATIVEの森辺です。今日は、先日無事開催をすることができました『SPYDER Global Marketing Conference 2026』のご報告ということでお話をしたいなというふうに思います。
今年も盛況で、100名近い製造業の皆さんにお集まりいただいて、カンファレンスを無事終えることができました。今年は…。去年は明治大学の名誉教授の大石芳裕先生に基調講演をお願いしまして、そのほか明治大学の古川先生とか原田先生にお願いをして、先生方による、どちらかというと学術寄りのカンファレンスだったわけですが、今年は出光興産から元ユニ・チャームのインサイトリサーチヘッドの佐藤俊仁さんをお招きして、結構、理論と実務みたいな、そういうコンセプトで今年は開催をして。第1部の基調講演では、埼玉大学副学長で経済学部教授の井原基先生、この先生に基調講演『アジア新興国市場におけるチャネル構築戦略』ということでお話をいただいて、第2部で出光興産の佐藤俊仁先生に特別講演『「感覚」から「再現性」へ 実務者が主導するマーケティング組織立ち上げのリアル』ということでお話をしてもらって。第3部、セッション3でパネルディスカッション、明治大学の大石芳裕名誉教授にファシリテーターをしていただいて、井原先生と佐藤さんと私がパネリストで『アジア新興国市場 – 再現性高い「型」の習得こそがシェア拡大の鍵』ということでお話をしたと。
もう井原先生も、やはりさすが期待通り非常に面白い、楽しそうにアジア新興国市場のことをお話いただいて、すごく詳しい資料もおつくりいただいて、僕、井原先生がお話していた中で一番心に残ったのが、チャネルは「表」の中の「裏」の部分みたいな、そういうことを言っていて、あと、チャネルには光が当たりにくくて、その実態もなかなか見えにくいみたいなね、そういうようなことをすごく言っていて。チャネルは「表」の中の「裏」の部分がすごく重要だということと、あとチャネルにはそもそも光が当たってないよねと。それはそうなんですよね。日本国内で皆さんビジネスをやっていると、販売チャネルなんてあって当たり前だから、販売チャネルを強化しようとか、代理店施策をしていこうとか、増やしていこうとか、強化しようなんていうのは、ほとんどそんな仕事はないし、その仕事をやっているのはたぶんほんの一部分の人たちですよね。でも、一方で新興国市場に行くと、販売チャネルをつくるというところから始めていくわけなので、当然そこには光が当たるべきなわけですけども。ただ、今まで日本でやってきたこととはまったく状況が違うので、そういう意味では全然やっぱり違うと。僕はそこがもうすごくずっと気になっていて、その通りだよなということで考えていました。
佐藤さんのところのお話もやっぱり非常に好評で、出光の佐藤さんのところは、もともと佐藤さんはユニ・チャームのインサイトリサーチヘッドまでやられた方で、その前はP&Gの出身者が創業した調査会社にいて、ユニ・チャームに行って、出光で今、B2Cのエンジンオイルのグローバル・マーケティングの責任者をやられていると。僕が今まで会ってきた、いろんなマーケターに会ってきましたけれども、その中で最もリサーチとマーケティングの重要性を理解されていて、それを戦略に落として実践に移していくということに長けている、その能力に長けた人なんですよね。もう圧倒的です。僕、いろんな人に会ってきましたけれども、もう圧倒的に長けていて。この佐藤さんが長けているのって、マーケティングスキルの云々というよりかは、いうよりかというか、それも半分なんですよ。それが長けているんだけど、それだけじゃないから、僕は佐藤さんに結構注目していて。アジア新興国市場の成功をつかさどる要因を100とした場合に、半分はいわゆるスキルみたいなところだと思うんですよね。もう半分はいかに組織を同じ方向に向けて解き放つかみたいな、ここがやっぱりもう半分で、だって今までのやり方とか日本のやり方と違うやり方をしていかないといけない中でね、すごく波に逆らって行かないといけない。この力、この両方を持った人ってなかなかいなくて、佐藤さんってそういう力を両方持っている方。なので、今回特別講演をお願いしたんですけど。
あと、この出光興産という会社も、目標とか目的が示されたときにメンバーがその目的や目標に対して一枚岩になって一丸となって突進していく、こういう力に本当に長けた会社で、たぶん僕はもうこれはDNAだと思うんですよね。青山に出光の歴史博物館みたいなのがあるんですけど、私はそこで勉強もしてきましたけどもね、戦前戦後いろんなエピソード、苦難が出光にはあって、ストーリーがあって、出光って『海賊と呼ばれた男』で有名な会社ですけど、戦後何も仕事がない中、社員を食わすために、タンカーの船底のオイルを回収するという、こういう仕事があって。誰もやりたくないわけですよ、そんな危険で汚い仕事、それを出光だけはやったというね。だから、今でも出光に「つらいときは船底へ帰れ」という、こういう合言葉があるらしいんですけど、そういう彼らがたどってきたもの、道のりから来る、まさにDNAだと思うんですけどね、そういうものにも長けていて、こういうことって必要だなと。世界ではメジャーと戦いね、日本では戦前戦後からいびられみたいなね、そういう中で戦ってきた会社だから、こういうものをほかの日本のメーカーにも感じてもらいたくて佐藤さんにもお話いただいたんですけど、すごい良かったですね。ちょっと資料も、佐藤さんの特別講演は配布資料なしでやったので、ちょっとここで詳細な内容をお話することは避けますが、質問もいっぱい出て大好評でした。佐藤さんのほうからもね、また出てもいいですみたいなお話もいただいているのでね、もしかしたらまた今度出ていただくかもしれませんが。
井原先生も良かったし、佐藤さんも良かったし。あと大石先生がやっぱり貫禄ありますよね。取りまとめしてもらうには本当にいい先生、大抜擢で、大石先生には本当にずっとお世話になって、無事開催できたということでホッとしております。数年に1回ぐらいでやっていくという予定でおったのですが、2025、2026と立て続けにやりましたけども、ちょっと来年やるかどうかはまだ未定ですが、ぜひご興味ある方は、うちのいずれかのメンバーにお会いをしていれば招待状が届きます。製造業だけですけども。あとはうちのメルマガに登録をしていただいていると招待状が届くのかな。あと、概要欄に当日の様子の写真とか、あとSPYDER CHANNELのほうでも動画、当日の動画、様子みたいなものをちょっと動画でまとめて見れるようなものを掲載しておきますので、ぜひご興味ある方はご覧になっていただいて、また来年以降ご参加をいただければと思います。
じゃあ、今日はこれぐらいにしたいと思います。皆さん、また次回お会いいたしましょう。