東忠男(以下、東):こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:森辺さん、前回、神田昌典さんのダントツ企業実践オーディオセミナーに出演されたというお話をしたんですけど、タイトルとして、「アジアマーケティング新時代の到来」っていうタイトルで対談されたと思うんですけども。神田昌典さんって非常に著名な方で、出版もベストセラーを数々出されてると思うんですけど、実際お会いしたことがある方と、名前を聞いたことがあるけどまだまだお会いしたことない方々も結構いらっしゃると思うんですよね。実際に森辺さんから見た神田さんっていうのはどう映ったのかっていうのをリスナーの方に伝えていただくと面白いのかなと思って。
森辺:神田さん、一言でいうと非常に、ソフトな印象を受けるんですね。私がこんな風に言うのもおこがましいんですけど、私の拙い説明を非常にポイントをくみ取るのがうまくて、そこから発想をいきなり生み出すんですけど、それがすごく常識にとらわれない自由な発想をバンと出される方で、さすがすごいなっていう印象を持つんですよ。基本的にネガティブな発想はほとんどっていうか一切ないんですね。全部ポジティブな発想なので、話してて楽しいんですよ。そんな感じなんですよね。とにかくものすごい壮大なことをソフトな感じで言われるんで、すごいソフトな居心地のいいと言ったら変かもしれないですけど、そんな印象を持ちましたね。もともと神田さんの本を、青い本、『起業法を3時間で学ぶ』かな、僕が13年4年前に起業したときに、友達に勧められてその本を読んだのが神田さんを知ったきっかけだったんですけど。その本に書いてあることが、自分が創業1年ぐらいの時に経験したことばかりが書いてあって、この神田昌典さんっていう方は僕のことをどこかで見ているのかなっていうぐらいに、おんなじだったんですよね。ものすごく僕が印象強く残ってる本の一つで。なので、まさかこうして対談させていただくことになるとは思わなかったので、非常に楽しかったですよね。
東:なんか印象的な言葉とか、結構長い、1時間ぐらいやってると思うんですけど、2時間ぐらいですかね、なんか印象深い言葉とか、こういうものありますかね。
森辺:印象深かったのは、たいして話してないわけですよ、うちの事業とかね。なのに私たちが作ろうとしてる世界観を一瞬で理解してくださったんですよね。それはすごいってことを一瞬で理解されて、そこに僕は、やっぱ違うなっていうのを感じましてね。なかなか分かってもらえないことって多いじゃないですか、
東:ピンと来る人は意外と少なかったりしますもんね。
森辺:難しすぎるっていわれてしまうことが非常に多いんですけどね。そんな世界ができたらそれは素晴らしいっていうことを一瞬で見抜く力。だから洞察力っていうんですかね。その話をする中で新しいアイデアを僕もいくつかいただいたりして、なるほどなと思うこともたくさんあり、非常に楽しかったですね、収録がね。いろんな収録がありますけど、苦痛な収録もあるじゃないですか。なんですけど、楽しかったですね、すごく。あと、こっちが言ってるキーワードをね、そこなんです、すごく重要なところはそこなんです、っていうところを言ってないんですよ、ここが重要だって。なのにそれをうまくくみ取られてるんですよね。だからちょっと格の違う方なんだなってのはすごい印象的でしたね。
東:タイトルに「新時代の到来」ってつけていただくのは非常に光栄であり、うれしい感じはしますよね。
森辺:それぐらいのことをしようとしてますからね、我々は。なのでそういう意味では非常にありがたいですよね。
東:結構なボリュームありますけど、神田さんと話しててここは盛り上がったっていうところって、どの辺が。
森辺:そうですね、やっぱり共通の意見としてあったのは、地球が一つになるっていうことですかね。一つになるというか、より近くになるというか、そこがすごく重要で。モノ作りっていうことよりも、やっぱりグローバルマーケティングの力、そこがすごく重要で。神田さんはアジアマーケティングっていう風に呼んでますけど、我々の言うところのグローバルマーケティングと一緒ですよね。そこが重要になってくるんですよと。物を作るということよりも、いかにしてそれをマーケティングを駆使して売るかっていうことの方が、これからの時代は重要であるというところで非常に盛り上がったイメージがありますよね。あとはそうですね、大企業さんの事例をお話ししながら、中小企業さんの話をした記憶があります。
東:結構幅広く、大企業から中小企業の可能性までということで。トラックの中だと、アジア市場でのチャネル強化でオセロ返しが可能になる、みたいな話が多分あるんですけど、こういったことも結構タイトルからしたら面白いなっていうような感覚を受けるんですが。
森辺:結局ね、そのタイトルはなんだっけな。国内の市場で、第10位の会社がね、アジアという市場で1位をとることで、マーケットをひっくり返せるよねと。そういう可能性も秘めてるのがアジアなんですよね。グローバルな市場なわけで。結局今まで、国内の順位がもうすべてだったじゃないですか。けどそうじゃない時代が来てるわけで、やっぱり数十年スパンで企業のランキングって大きく変わってくわけですよね。だからこのチャンスをいかにものにしていくか、それがすごく重要だよねっていう、そんなお話をして。企業によっては日本国内の市場なんて数10%で、大半が海外の市場だっていう企業だってありますからね。
東:たとえば国内のシェアが3位とか4位とか5位でも、たとえ1位じゃなくっても、アジアの市場で1位をとっている、インドネシアなのか、タイなのか、ベトナムなのかはわかんないですけど、そういった企業の例を挙げるとすると、どんなところが。
森辺:たとえば身近なところで行くと、神田さんとの話でも出たかもしれないんですけど、神田さん、飲食系の会社さんを結構支援されてるみたいで、飲食の話を結構した記憶があるんですけど、味千ラーメンなんかもそうですよね。国内よりも圧倒的に海外じゃないですか。だからそんなところもそうですし、我々の領域でいうと、ユニ・チャームなんかは海外での売り上げのほうが圧倒的に高いですよね。それからフマキラーさんなんかもそうですよね。マンダムもそうじゃないですか。それからそうですね、そういう企業がちょろちょろ出てきているんですよね。B to Bだと結構多いですけどね、そういう企業。Brotherさんだってね、海外売上比率だいぶ高いですからね。
東:今回、神田さんと対談されてまとめというか、どんな感想を持って、森辺さんなりにどんな気づきがあったかっていうのをリスナーの方に、聞きたくなるようにぜひ。
森辺:とにかくその、神田昌典さんっていう方は、人の言ってることを肯定的にとらえるんですよ、ポジティブにとらえる。ポジティブにとらえたうえで新しい発想をヒントとしてバーンて出してくれるんですよね。そこから、ビジネスって他人が作ってくれるものじゃないじゃないですか。自分たちで作るものだから。ただそのヒントっていうのは他人が与えてくれたり、自分じゃない、外から得たりするものですよね。そういうヒントをたくさんソフトに出してくれる、そういう方の印象があって。僕自身もこの収録を通じていろんなヒントをいただいたし、これを聞いて何か自分たちの事業のヒントになるそういう方も多いんじゃないかなて、そんなふうに思ったりします。なんで興味のある方は是非。ものすごい会員数がいらっしゃって、買われてるって、やっぱそれなりのものがあるんだと思いますんでね、ぜひ機会があったら。
東:月1回発行してて、180回ってすごいですよね。
森辺:ですよね。だって、僕が神田さんのあの青い本を読んだのが13年くらい前ですからね。あれがベストセラーでしょ、だからそりゃそうですですよね。
東:ぜひダントツ企業実践オーディオセミナーvol.180「アジアマーケティング新時代の到来」ということで、ご興味のある方は、アルマクリエイションズのウェブサイトから購入できると思いますので、聞いてみてください。では最後に森辺さんからなんかひとこと。
森辺:ぜひ聞いてください。よろしくお願いします。
東:今日はありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。