東忠男(以下、東):こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:森辺さん、今日は素敵なゲストをお迎えしてますけど、森辺さんからちょっとご紹介いただいて。
森辺:有名なコンサルタントの石原明さんをお招きしております。石原先生どうぞよろしくお願いします。
石原明(以下、石原):よろしくお願いします。
東:簡単に石原明先生のプロフィールを読ませていただくと、石原明経営コンサルタント日本経営教育研究所代表、勝てるビジネスモデルと売れる仕組みの発想法を学ぶ勉強会『高収益トップ3%倶楽部』を主催。発足以来8年間で3500社を超える企業経営者が学んでいる。著書に、『営業マンは断ることを覚えなさい』明日香出版、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』サンマークなどがございます。経歴はちょっとかいつまんで、非常に長く書いてあるんで、ホームページを見ていただければ。割愛をさせていただくと、1985年にヤマハ発動機を経て、外資系教育会社日本代理店に入社と。1995年に日本経営教育研究所を設立。経営コンサルタントとして独立。1997年にこれまでの教育分野に対する経験をまとめた『成功曲線を描こう』を出版。2002年に無料メールマガジン『営業マンは断ることを覚えなさい』を発行。最速で2万人の読者を獲得。メールマガジンとホームページを連動させたマーケティングを確立。2003年に有名な『営業マンは断ることを覚えなさい』を出版。Amazonで2週連続でトップとなる。2006年に『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです! 』を出版。企業が最速で発展するための経営の順番を発表。2008年に『うちの社長はなぜ「ああ」なのか』を出版。
森辺:いろいろやってますね。
東:そうですね。著書もいっぱいあるので、ホームページを見ていただくといいんですけど。
石原:あと最近はPodcastの、僕も今日出てますけど、『石原明の経営のヒント』と『ヒントプレミアム』と『グローバル版』みたいなことをやってますけど、興味があればそちらも見ていただけると。いろんなことやってるね。
東:Podcastすごいダウンロード数で。
石原:Podcastはですね、3年ちょっとでですね、トータルで今1800万回になりましたね。最初は年間で100万回とかだってワーとか言ってたんですけど、最近は数えるのも大変になってきて、ただ来年は1億回ダウンロードしようかなってちょっと計画してますけどね、まあそんなことをやってます。
東:Podcast番組の方も興味があれば聞いてくださいと。森辺さん、こんな石原明先生を迎えてなんですけど。
森辺:石原先生はあれですよね、東を通じて知り合いになって、ちょうどこの『森辺一樹のグローバルマーケティング』というPodcast番組も石原先生の強い影響を受けて始めたっていうそんな経緯があって。
石原:僕も個人的に、森辺さん超かっこいいんで、ファンなんで。お仕事もすごく楽しくされてるので、なんかお互いがリンクするので面白いなって思ってますけどね。
森辺:ようやくうちの番組にもお招きすることができて、ありがとうございます。
東:よろしくお願いします。
森辺:早速なんですけど、今もご紹介させていただいたプロフィールにものすごい面白いタイトルの本がいくつもいくつも出てきてるんですけど、石原先生の今のお仕事の話からお聞かせいただいてもいいですか。
石原:俗にいう経営コンサルタントなんですけど、特徴というと、全く業種業界を問わずにコンサルするていうことはかなり変わってるかもしれませんね。聞かれてる方の中に、コンサルタントの方のイメージっていうのをいろいろもたれると思うんですけど、ほとんどの場合に業種に特化するか、サービスに特化してますよね。まあ、その方が仕事もしやすいじゃないですか。
僕の場合は、もともとが企業研修の講師をやっていて、講師はカリキュラムを持っていろんな業種に行きますよね。もともとなんでも見たがりとか聞きたがりとか知りたがりで、かなり飽きっぽい性格してるんで、1つの業種とかに行くと飽きちゃうんですね。なんで性格的にもちょうどいいし、元々の教育の時もいろんな業種に行って、社長の話をいろいろ聞きながら、こういう風に会社経営するんだ、みたいな、いっぱい聞きながら、それが自然にコンサルだったので。特徴としてはあれですね、業種業界を問わずっていうのと。営業をしないので、基本的にはお客さんのほうが僕に問い合わせをしてくれるっていう仕組みを作ってコンサルしてるので。情報としてはね、僕にコンサルしてほしければ、モチベーションが高くて、スケールがすごく高く、突出してるような会社を主にやりますよ、みたいな形で、そういう会社を面接して、僕が気に入ればコンサルするっていう形をとっていると。ちょっと変わってますね。
森辺:そうですね、完全なるプル型マーケティングですね。
石原:そうですね、だから気の合わない人と仕事をするのはだめですよ。なんで、なるべく僕の情報を出しといて、僕のやりやすい人とか。仕事は、お金もらえばいいわけじゃないから、楽しくしたいじゃないですか。だから、できればやったことないこととか、面白いこととか、世の中があっと驚くようなことをする方と一緒に仕事をしたいってのはありますね。
森辺:なかなかそう思ってても、言葉に出して言えないものなので、私なんか我慢しながら
石原:我慢してます?してないですよね。
森辺:やってたりなんてことがありますけど、その通りですよね。
石原:物事面白くて、ずーっと十何年これ行ってると、そういう風にブランドがたつんですね。ほんとにそういうコンサルするんですよね、うちはそういう会社です、みたいな感じで顧問先の流れができるようになったので、すごい楽しいですよ。
森辺:主にはその日本の企業さんのいわゆる売り上げを上げていくコンサル、
石原:顧客の構成でいうと、ほんとに上場会社もやってます、一部上場の会社なんかも、名前は言えないんですけど。相当メジャーな会社もやってますし。地方の優良企業とかもしておりますし、ほんとに面白ければ、これから立ち上げるみたいなことも手伝ってやっていて。主には最初は売上を上げるということにかなり貢献するところから入ったんですけど、企業規模が大きくなってくると、だんだんリクエストされることも多いじゃないですか、多種多様になってくるので、今はこれっていう感じではなくて、その会社に行って何が一番重要かっていうこととかのお手伝いをしますね。割とその中で、今は2代目3代目その辺の事業継承とか組織マネージメントとか帝王学っぽい内容ですね、どういう風に継承していくのかをサポートするかみたいな。やってるうちにだんだん幅広くなってきましたけど、イメージはそこに行って一番重要なことをするみたいな、ほんとフリーハンドみたいな感じでやってます。
森辺:そうすると、企業規模とか業種さんによって、さまざまな課題を抱えられてるわけなんですけど、さまざまな課題に対してお客様のニーズに要所要所それぞれ対応していくっていう。
石原:そうですね、特に最初はそれでやってましたね。言われたことやってっていう感じで、言ったからやったよっていうことでしたけど、今は言われたことあまりやらない方が多いですね。要するに、目の前の問題って、なんでそれが目の前で問題が起きてるかっていうと、その問題よりももうちょっと違う問題とかがあったりするんですよね。そうすると、あれもこれも全部片づけるというよりも、これ1個片づけるとほぼ終わりみたいな感じになるので、だから言われたことに対して直接的に答えないかもしれませんけど大丈夫ですかっていって契約します。
森辺:実はその問題の根幹は別のところにいて、そっちをキュアしに行く。
石原:営業のイメージが全然分かんないところの成績があがってないのは、よくよく見ると社長の性格だったりとかするとか、組織マネージメント性のここが問題だとか、そういうのはあったりするじゃないですか。そもそも売ってるものがおかしいぞとか。なので、問題って切り口によっていろいろあるでしょ。費用対効果で一番いい方がいいんで、一番ピンポイントで、そこを直すみたいな感じになってますね。横着なコンサルタント。いや、どっちがいいかわかんないですよ、なんでかっていうと、相手がそこそこ大きい会社だと、言われたことだけやってると永遠に仕事が来るんですよ。これいいかどうかっていうとね、悩みますね。
実はこの間もすごい大手の会社さんで、名前出すとびっくりするような会社ですけど、そこが実はライバル会社がこんなことやってると、これが非常に難しいと。もしこれがうまく行っちゃったら、わが社としてもかなりのことをやらなきゃいけないから、迎え撃つ準備をするべきかというわけですよね。ぱって見るとその仕事ってすごくうまくいきそうに見えるんですよ。ここで僕は葛藤するわけで。これはなかなか難しい問題だから対応しましょうっていうと仕事がいっぱい来るわけですよ。だけど僕的にはよくよく考えて、これは成り立たないって思ってるわけですよ。どっちを言おうか。本音を言うほうなんで、これね、うまくいきそうに見えるけど、ほぼほぼこことこことここの問題で引っかかりますよと。それでも、会社としては潰すっていうんだから、やるべきだけど、まあそんなに気にしなくてもいいと。そういうようなやつをやりますね。呼んでもらうと僕おもしろいんで、結構興味がある人はね、連絡いただけばちょっと面白いかな、とは思いますけどね。
森辺:まあ確かにそうですよね。先生とここ1~2年いろんなシーンでご一緒させてもらってますけど、ちょっと石原さん普通な感じじゃないですもんね。神がかってるというか。
石原:変わった社長が最近多くて、この間もある医療系で、クリニックされてるんですね、その経営者の人、医者と思えないような面白い人で、最初に医者で独立するときの目標がですよ、絶対トヨタの社長の年収抜いてやる、ですからね。変わってますよね。だから誰の言うことも聞かないような感じですよ。ある投資顧問会社のほかちょっと相談セミナーやったら、面白いから来てって話になって、ドクターなのに数十億資産があるんですよ。1代ですよ。そのトヨタの社長の年収抜くって本当に頑張って。一応会社勤めなんで、トヨタの方はね、抜けちゃうわけじゃないですか。資本主義社会だから、資本主義はお金だからってことで、バリバリ勉強して、資産を十何億作っちゃってるわけですけど、面白いですけど。お金をすごいたくさん手に入れたんだけど、ちっとも幸せじゃないっていう、だから次は僕何をしたらいいのみたいな。それはこういうことなんですよって言ったら、すぐコンサルしてくれみたいなことになるんで、こういう感じでコンサルやってる人ってたぶんいないと思うんですよね。多種多様なんで面白いですね。
たぶん今日そういうのもあって呼んでいただいたと思うんですけど、マーケット全体をとらえてる感は相当あります。たとえば鉄鋼だったら鉄鋼とか、流通だったら流通とか、医療だったら医療っていう風に、その分野を専門でやる方って多いじゃないですか。僕の場合はバラバラで、ほぼほぼ過去にやったことがない業種がないぐらいだから、割と全体を包括的に眺めるんですよね。そうすると最近僕は、仕事的にも、すべての日本の経営者が絶対に、仕事じゃなくてもアジアの方に行って、向こうの熱気とかね、勢いとか、そういう感じてこないといけないよっていって、企業の社長さんたちを集めてツアーに行ったりとかしてますし。実は日本の中ってものすごい企業がいて、変化してるんですよね。その辺のこともつかんでるんで、今日はなんかそんな話をあとは海外のことを聞きたいと思っていて、
森辺:ぜひ、石原さんとは続けて4回シリーズでお越しいただく予定なので、次回以降、じゃあまた海外の話をさせていただくとして、今日はこの辺で終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
石原:ありがとうございました。