話者の表記:◆アズマタダオ/男性/質問者
話者の表記:◆森辺一樹/男性/回答者
00:00:00
◆アナウンス
森辺一樹のグローバルマーケティング。すべてはアジアで売るために。
ポッドキャスト、森部一樹のグローバルマーケティング。すべてはアジアで売るためには、過去10年間で1,000社以上の海外展開の支援を行った森部一樹がグローバルマーケティングを分かりやすく解説します。
グローバルマーケティングとは、世界のニーズに応えて利益を上げること。アジアで売るためには、物作りプラス、グローバルマーケティングを武器とした戦略を持たなければなりません。
日本には素晴らしい企業が多く存在します。その企業と共にアジア市場を目指したい。再びジャパンアズナンバーワンと呼ばれる時代を作りたい。森部一樹はそんな思いを持ちながら、この番組を皆様にお届けいたします。
◆アズマ
こんにちは、ナビゲーターのアズマタダオです。
◆森辺
こんにちは、森辺一樹です。
◆アズマ
森部さん、引き続き南アフリカの視察ツアーについてなんですけど。ザーっと日程等を説明していただいたんですけど、参加者の声というか感想というか、終えてなのか、行く前のギャップでもいいですし、どんな感想をお持ちになったのかなということを聞いてるみなさんも気になるとこだと思うんですけど。
◆森辺
一つ、一番大きい声としてあったのが、南アフリカなんてこんなツアーでも組んでもらわなかったら、一生行かなかったでしょうと。だから本当に良かったっていうことは、仰ってくださってたんですよね。確かにそうだよね。こんなツアーの中に、米倉誠一郎先生が団長で連れてってくださって、案内をずっとしてくれる。ベタ付きですからね、朝の朝食から、夜の夕食まで。だからものすごいバリューが高かったっていうのを仰られてて。多くの企業さんが行って、今すぐ南アフリカどうしようとか、アフリカどうしようみたいな話にはならないんですよ。それは別に僕もいいと思っていて。ただ、南アフリカに行ったことで、アジアでもたついてる自社がいかに駄目なのかみたいな。そこはすごくみなさん感じられてましたよね。なんでかっていったら、欧米の先進企業はアフリカでバンバンやってるって、中国と韓国がバンバン入ってきてると。想像してたところと全然違うという中で、アジア人のマネージメントが、難しいとか言ってる場合じゃないですよね、アフリカ人のマネージメントって。もうなんなんだろこの人たちって思うんですよ。とにかくスロー。僕前にフィリピン人は二つもの行ったら一つ忘れるとかって言いましたけどね、そういうレベルじゃないんですよ。ものすごい遅いんですよ。音楽鳴らしたらすぐ踊る。時間の流れが全く違う。たぶん我々が24時間日本人がせかせかしてるから、12時間ぐらいでやるじゃないですか。アフリカ人が24時間が72時間みたいな、そんな感じなんですよ。音楽鳴らすとすぐ踊っちゃうし、とにかく踊っちゃうみたいな、感じなんですよね。これは大変だろうなと、駐在で来たら。空港のレジでそれを感じたんですよね。飛行機乗らなきゃいけない人たちばかりじゃないですか、空港って。そうすると、いかにレジを速く回すかですからね。日本の成田でも羽田でもいいんですけど、お土産屋さんにものすごい行列を作ってますよね。それに対して案内人が立って、ものすごい高速処理をしていくじゃないですか。それが僕らの普通の感覚ですよね。そのほうが店も儲かるし、顧客も満足するし、みんなハッピーみたいな。けどアフリカの場合は、キャッシャー二つみたいな。その中で20人ぐらい並んでるわけですよ。そのキャッシャーのレジ打ちが二人で陽気な顔して話してるわけですよね。お土産を梱包するのもトロトロやってるから、自分で梱包するからって言いたくなるぐらいにトロトロしてて。えーっていうぐらい。飛行機乗り遅れそうになって、結局買えない人とかいるんで、南アフリカ行ったときは、とにかく空港で早めにお土産を買うということに気をつけなきゃいけないですね。
◆アズマ
ほかに何かありますか、参加者の声として。
◆森辺
米倉先生の人柄にみんな惚れちゃうっていうのが一つで。話が面白いんですよ。講義を受けてても、何を受けてても。発想が別の次元から飛んでくるっていうんですかね、米倉先生って。当り前の知識を話すんではなくて、その知識は当然なんですけど、その知識をベースにどう発想するかがすごく重要じゃないですか。別の次元からその発想が飛んでくるっていうのがすごく僕は感じることで、皆さんもそこにすごい感動していて。あとはみんな米倉先生と一緒に写真撮ったりとか、米倉先生がカメラマンやってくれたりとか。そういうのもあって、非常に米倉先生に対するあれが強かったかな。米倉先生も帰り際に僕にぼそっと「みんな満足してくれたかな?」とか言うんですよ。なんぼいい先生なんだろうこの人と思って。そういう米倉先生の人柄に感動するっていう声が非常に多かったですね。
◆アズマ
リスナーの多くの皆さんはたぶん南アフリカってやっぱり、アフリカイコール、さっき言われたサファリじゃないですけど、サファリ、草原が広がってて、動物がいるみたいなイメージを持ってると思うんですけど。行った方も初めての人が多かったと思うんですが、行く前の印象と行った後の印象って何か、どんなことを言われてました?
◆森辺
南アフリカはアフリカじゃないねっていう、想像してたアフリカじゃないし、どちらかというとアフリカのシンガポールみたいなことを仰ってた人もいる。近代都市じゃないですか。だからヨーロッパの一都市みたいなね。ドイツとかイギリスからいっぱい人来てるし、オランダとか。(ケープタウンなんかは)ものすごい多いね。だからそういう意味では、ヨーロッパ市場に対するハブにもなるし、やっぱり南アフリカに来てる企業の大半が、ヨーロッパから来てるんですよ。だから我々にとって中国を攻めるみたいな、たぶんそういう感覚だと思うんですけどね。そういうイメージはすごくあったかな。あとは中国とか韓国がすごい、すごいっていうのは聞いてたんですけど、中国すごい。ニーハオって言われるんですよ。いろんなホテルのボーイとかレストランの人に。こんにちはだよって。ニーハオって言われてこんにちはって返すんだけど、ニーハオって言われて、「どこから来た?」「ジャパン!」っていうと「チャイナ?」って言われて、「チャイナじゃないジャパン!」日本を知らない人が多い。
◆アズマ
中国人と日本人がごっちゃになってて、中国人だと見られてるってこと。
◆森辺
僕らからしても、ナイジェリア人とガーナ人の区別つくかって、つかないじゃないですか。そんな感覚だと思うんですよ。けどガーナ人にしてみれば「俺らはナイジェリア人じゃないよ!うそつきじゃない!」みたいなこと言うと思うんですからね。そういうのはすごくあって。すごいな、中国と。ただ、食品メーカーなんかはチャンスですよ。地場の食品メーカー強いんですよ。加工食品メーカーなんて現産現販が主じゃないですか。中国の安氏食品が一時期ばーっと入ってきたんですよね。けど結局淘汰されちゃってて、やっぱ品質悪いんで。だから日本の食品メーカーなんかすごいチャンスですし、南アフリカを経由することで、イギリス、ドイツ、オランダを中心としたヨーロッパのマーケットの足がかりにもできると思うのね。あとドバイとの関係も近いし。あとインド人がすごい多い。インドからもいっぱいきてるのね。そういう意味でも非常に重要な地域だと思いましたけどもね。
◆アズマ
わかりました。そろそろ時間がきたんですけど、また来年もこのツアーやると思うので。みなさんに興味があるけど、行きたいけど、行けないなって人もいらっしゃると思うので、南アフリカがどういうところでこのツアーの良さを、もう一度森辺さんのほうからお伝えいただけないでしょうか。
◆森辺
ぜひ行ったほうがいいです。後悔はさせません。来年はたぶん25人限定ぐらいになっちゃうと思うんですよ。やっぱり25人以上連れていくのたいへんなんですよね。だから25人ぐらいでやると思うんで、募集といつタイミングやるか分かんないんですけど。皆さんに、よりアフリカを知ってもらうために、いろんな画像、映像をこれからうちのフェイスブックやホームページで公開していくと思うので、またそれを見て、ぜひアフリカで何かを築いていただければ、気づきを得ていただければいいなと思います。
◆アズマ
わかりました。森辺さんありがとうございました。
◆森辺
ありがとうございました。
◆アナウンス
本日のポッドキャストはいかがでしたか。番組では森辺一樹への質問をお待ちしております。
ご質問はpodcast@spydergrt.comまでお申し込みください。たくさんのご質問をお待ちしております。それではまた次回お目にかかりましょう。
森辺一樹のグローバルマーケティング。この番組はスパイダーグループの提供によりお送りしました。
00:11:50