◆アズマ
こんにちは、ナビゲーターのアズマタダオです。
◆森辺
こんにちは、森辺一樹です。
◆アズマ
森辺さん今日はちょっと古い記事にはなるんですけれども『グローバルの流儀』にも登場いただいた森永の山下さんが日経新聞で取り上げられてたということで。簡単に要約すると、12月の29日の日経新聞電子版の森永製菓で検索していただくと出てくると思うんですけれども。一味違うハイチュウの海外戦略ということで結構長文で取り上げられていますよね。
◆森辺
そうですね、山下さんすごいよね。森永製菓の取締役の山下充洋さんなんですけど、元々マンダムにいらっしゃってシンガポールとかタイとかマレーシア、現地、インドネシアもそうだね、駐在経験があって、何年から森永製菓に入ったんでしたっけね。
◆アズマ
3年前ですかね。正確ではないですけど。
◆森辺
20年以上海外やってる人ですよね。
◆アズマ
そうですね。記事の一部を抜粋ですけど読ませていただくと、森永製菓の市場の見方が変わってきたと。株価は10月に26年ぶりに高値をつけ、足元でも堅調だ。ゼリー飲料「ウィダーinゼリー」など消費者の健康志向に合わせた商品の売れ行きが好調なためだがそれだけではないと。看板商品の一つのソフトキャンディー「ハイチュウ」を軸とした海外戦略がここにきて軌道に乗り始めた点も見逃せない。他社が海外開拓に苦戦する中、森永製菓を●●つつある秘訣はどこにあるのか。少し飛んでハイチュウの人気がどうなっているのかというので米国での売上が44%ドルベースで伸びていると。米国でハイチュウ人気が定着しているのはなぜか。競争環境がチョコレートなど他の商品に比べて緩いのが一因だと。●●は世界的な寡占化が進んでいると。チョコレートならスイスのネスレ、クッキーなら米モンデレーズなど、メジャーがシェアの過半数を握る場合が多いと。この辺はやっぱそうなんですよね。
◆森辺
そうだよね、ネスレも強いしね。キットカットが根強いでしょ。オレオがモンデレーズでしょ。アジア中どこ行ったってあるもんね。アジアだけじゃなく先進国も新興国も。
◆アズマ
ハイチュウを海外主力製品と位置づけるのは、ハイチュウならブランドを浸透できるというのが山下さんのコメントとして載ってるんですけど。森辺さんどうですかね、このハイチュウっていうのを。
◆森辺
ハイチュウは僕が小さい頃から食べてるから本当に大好きなハイチュウだよね。キャンディーでもないし、ハイチュウはハイチュウだよね。
◆アズマ
食感が独特ではありますよね。
◆森辺
アメリカに今行ってもこんなとこにもハイチュウあるんだって、かなり●●。
◆アズマ
結構ありますよね。
◆森辺
ちょっとアメリカ人用になってるのかな。棒形の何個も入ってるのもあれば袋にどさっと入ってるのもあるし、山下さんすごいなって感じですよね。
◆アズマ
なるほど。ハイチュウの海外戦略ということで詳しくは記事をお読みいただければと思うんですけど。ここでは森辺さんも山下さんと面識があると思うので、山下さんが森辺さんから見てどういった方かというのを、勝手に取り上げていいのかわからないですけど。
◆森辺
大丈夫だと思う。いい人。僕嫌いな人いないからみんないい人になっちゃうんだけど山下さんは熱い人ですよね。すごく熱くて、実は僕もいろいろ教えてもらったりすることもあるんだけど、山下さんは熱い人だと思います。たぶん会った人みんなが山下さんの熱い話を聞いて感動する、そんなお人柄の人なのかなと思います。いつもビシッとスーツ着られてとてもスマートな感じの方で、アジアで長年やってきたというイメージというよりかは、北米?ヨーロッパ?というようなそんな雰囲気を出してるような感じがします。いい人、熱い人ですよ。この記事にも書いてあるんだけど、販促費が重荷となり米国事業の営業収益は今期も赤字となりそうだが、国内が好調なうちに海外での成長への布石をコストをかけてでも打っていく(山下取締役)構えだって書いてあるじゃない。これが山下さんのお人柄をものすごく顕著に出してるかなと思って。結局北米みたいなでかい市場を狙うのに、赤字2期3期続いてピーピー言ってたらあのマーケット取れないじゃない。中国だってそうだしアジア新興国だってそうですよね。国内で赤字経営やってる菓子メーカーなんてないわけですよ。ですからそういう選択的投資っていうところから離れた経営をずっとやってきてる中でこういうダイナミックな果敢な経営を先進側の製造メーカーなんてまさにこういうことやってきてるわけじゃないですか。だからその戦いをよくわかってる、さすが山下さんだなってのはこの記事読んで感じたかもしれないね。言っていいこと悪いことあるんで言葉を選びながら今しゃべってますけどね。そんなふうには感じましたね、この記事読んで。
◆アズマ
こうやって取り上げられるっていうのはやっぱそれだけ世間の、株価にも反映されてるっていうこともあって森永の海外戦略っていうのは一つ注目するところではあるんですかね。
◆森辺
あるでしょうね。あれだけアメリカで日本の菓子、日系人がいるようなスーパーにいろんな菓子いっぱい置いてありますけど、ハイチュウ●●に入ってますからね。それがアメリカ人にとってのハイチュウになりつつあるじゃないですか。そこまでいけてる日本のお菓子なんてないですからね。そういう意味ではすごいことを今森永がやってるっていうふうに感じるんですけどね。どっちかっていうと森永は海外展開は遅れてるほうでしたからね、元々はね。ドメスティックな感じの会社ですから、それがアメリカでここまでの戦いをしているというのは僕はすごい評価できることじゃないかと思うんですけどね。
◆アズマ
ぜひ検索していただいて登録していただければ読めると思うので、みなさんもご興味があれば12月29日の日本経済新聞の電子版、もしくは紙面にも載ってるそうなんですけども、載っているのでぜひご覧ください。森辺さん今日はお時間がきたのでここまでにしたいと思います。ありがとうございました。
◆森辺
ありがとうございました。
◆アナウンス
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森辺一樹のグローバルマーケティング。この番組はスパイダーグループの提供によりお送りしました。
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