東忠男(以下、東):こんにちは、ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは、森辺一樹です。
東:じゃあ森辺さん今日はグローバルの流儀でサッポロの野瀬取締役と対談をしたと思うんですけれども、その内容をちょっと共有させていただければと思うんですが。
森辺:もうすでに新聞掲載は確か4月…されてますね。全面で大きな取り上げをしていただいたんですけど、フジサンケイビジネスアイの特別対談シリーズで僕はもう3年ぐらいやってるシリーズかな? グローバルの流儀というので、今回vol.12で、サッポロホールディングス株式会社の取締役戦略企画部長の野瀬さんとの対談をしたと。その時の内容というかね。
一応、輸出ビジネスだけじゃないチャネルビジネスで海外展開をやってる会社なんですよね。拡大させてる会社で。サッポロって誰でも知ってるじゃないですか。なんですけど、いろいろ話をしていくとね、いろんなことが分かりましてね。
去年ね、140周年迎えてるんですよサッポロって。
東:そうなんですね。
森辺:そんな長い歴史があって。1876年創業って言ってたかな。やっぱりサッポロっていう社名だけあってね、札幌でビール作り始めたんだけど、当時良質なホップが札幌に、北海道にあるじゃないですか。でも当時の1876年の北海道なんで、消費地では全くなかったわけですよね。そこにね、開拓の精神で出てって、そこで会社が始まったっていう、そんなの歴史がありましてね。
野瀬さんに「御社の強みって何なんですか」っていう話をした時に、スキルセットとかテクニックでのいろんな強みっていうのは当然あるんだろうけども、やっぱり1876年に北海道の地を開拓したっていう、そのフロンティアスピリッツって言うんですかね。それがやっぱり社内にも、未だになお息づいてるっていうことを仰られて、すごくそこは会社の強み、文化として根付いてる。そんな印象を受けましたね。
東:なるほど。それは対談の中でも、そんな話が出てくるんですかね。
森辺:なんて言うんですかね。一度決めたらやるまでやり続ける、みたいな。そういうのすごくね、感じる会社でしたね。また後で話すかもしれないですけど、ベトナムなんかもそうなんですよね、取り組みでね。開拓者精神っていうんですかね、そういうものはやっぱり…ビール会社ってそもそも強そうですけどもね。なんだけどもサッポロさんは特にその当時全く消費地ではなかった北海道の地でね、会社を立ち上げられたというそういう経緯があって、開拓者スピリッツっていうのが、すごく根付いてる会社でしたね。
東:サッポロは、海外展開というかグローバル展開っていうのは、大枠ではどうなってるんですかね。
森辺:大枠で説明すると、一番早く進出したのは北米なんでしょね。それが1960年代に進出をしてて。実はね、アジアビールナンバーワンの座に既におりましてですね。長いことをアジアビールナンバーワンの座でいると。カナダの第三位のビール会社のスリーマンてあるんですけど、そこを2006年にMAしてて。北米の事業も上手くいってますよと。
僕が興味があったのはアジアの展開なんだけども、ベトナムにおける展開がサッポロさんはすごく有名で、これも2010年とか11年だったと思うんですけど、ベトナムにも進出をしていて。ベトナムって実はASEANの中で、すごく大きなビールの消費地なんですよ。例えばイスラム圏とかだとね、お酒飲んじゃいけないとか色々あるじゃないですか。だから人口が多くても、若年層がたくさんいてもね、あまりビールの販売に適してない国ってのは結構あるんですけど。ベトナムはね、ビールの消費が非常に大きい国で、そこに今一早くでてるっていうのと。
あとは実はポッカコーポレーションを経営統合してるんですよ。ポッカってシンガポールとかにすごく強くて、僕も80年代シンガポール住んでた時に、ポッカのミルク珈琲て売ってたんですよね。今シンガポールでお茶系飲料としては、ポッカシェアナンバーワンなんですよ。結構シンガポールの人なんか、地元のブランドだって認識してるから、ポッカを経営統合したっていうのも、一つアジアの展開としては大きいという感じですかね。そうそう、ベトナム確かね、アジアの中ではビールの消費量がね、3位なんですよ。これ結構ビックリじゃないですか。「ベトナムが3位なんだ」みたいな。だから、ベトナムは結構力を入れているという。そんな感じですかね。
東:分かりました。じゃあ今日はここまでにして、次回その辺の詳しい内容をお聞きしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。