阪西:皆さんこんにちは、スパイダーの阪西です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さんこんにちは、森辺一樹です。
阪西:はい。今日は…
森辺:また東さん出張ですか。
阪西:はい。リスナーの皆さん、すいません。本日も私、阪西がナビゲーターを務めさせていただきます。よろしくお願いします。
森辺:はい、よろしくお願いします。じゃあ今日はどんなお話を。
阪西:そうですね。先週森辺さん4日間ほど中国に行っていたかと思うんですけれども、その際は…
森辺:結局一週間になっちゃったんだけどね。その話しましょうかね。そうですね、先週中国に行っていて、その話つっても僕の出張の話してもね、つまんないんでね、ちょっと出張で感じたこと、いくつかあるんだけど。今回はね、中国の国内線の遅延について、ちょっとお話しできたらなと思うんですけど。
今回、羽田からね、北京に飛んだんですよ。で、北京に飛んで、そのまま北京から帰るつもりがね、ちょっと色々あって「コウシュウ(広州or杭州。以降、コウシュウで統一して記載していますので、漢字ご確認ください)」(3'14)に泊まんなきゃいけなくなっちゃったと。で、コウシュウに飛んで、そっからまた色々あって今度は上海に泊まんなきゃいけなくなって。で、コウシュウに戻って、コウシュウから羽田に戻ってきたと。
阪西:大変。忙しい。
森辺:したがって、国内線3回乗ったんですよ。ルートとしては、北京→コウシュウ、コウシュウ→上海、上海→コウシュウと。で、残念ながら3分の3の確率で2時間以上の遅延に当たっちゃいましてね。中国では当たり前で。国内線遅れるってのは常識になっていて。僕が向こうに住んでいた15年ぐらい前はね、2時間だったらいい方で、5~6時間は当たり前。もういつ飛ぶかわかんないし、何の説明もないし、誰もなにもわからない、みたいな。
で、北京に飛んでんのに四川に降ろされたりとかね。そこで無理やり相部屋で、知らない中国人のおじさんと一泊させられて、その後北京にまた、みたいな。天候不良でね。で、何の保証もありません、みたいな。不味い弁当渡されて、以上、みたいなね。そういうことが結構あったんですよ。
なんで、中国の国内線って遅れるんですけどね、そんときに丁度、向こうは僕を日本人だと思ってなかったと思うんだけど、日本人のね、ビジネスマンがいてね。たぶんまだ中国はそんなに何回かなのか、それくらいなのかなっていう感じの方々だったんだけど。遅れたことにすごい文句言っててね。ミーティングに間に合わないと。
阪西:ああ、怒っちゃいますね。
森辺:でも中国人は別に怒ってないんですよ。もう2時間ぐらい遅れるのは当たり前だっていうことで、もう慣れたもんで空港で携帯いじったり、パソコンいじったり、仕事してますと。で、結局その中国の国内線って、例えば明日の午後のミーティングであったら、普通日本人の感覚だったら明日の午前中に出れば、国内線なんて2~4時間ぐらいでどこでも中国着くわけだから、午前中に出ますと。けど結局遅延するんでね、もう前の日の夜に出ないと次の日の午後のミーティングには出れないんですよ。
結局こういうことって、日本だと遅れるなんて無いじゃないですか、国内線でね。
阪西:中々無いです。
森辺:まず無いですよね。たぶん遅れないか遅れるか。遅れる便に乗ろうと思って狙ってもね、中々乗れないっていう状態だと思うのね。でも中国では今回みたいに3分の3で遅れるわけですよ、2時間以上ね。そうすると、それに一個一個腹を立ててると、もう何かね、精神的に持たなくなるんですよね。中国ビジネスやってるとね。だからこの、ゆるく行くみたいな。何て言ったらいいのかな。「ゆるく行こうぜブックオフ」ってCM知ってる?
阪西:知らないです。
森辺:まあ、あるんだけど。そういう感じでちょっとね、ゆるーく構えないと、本当に精神がやられちゃうっていうね。その日本人の人もね、すげえ文句言っててね、頭抱えてたんだけど。そういうゆるさっていうのは、すごく必要で。これでもね、15年前に比べたら中国の国内線の遅延ってすごいよくなってるんですよ。空港はだいぶ綺麗になったし。スチュワーデスもまだまだJAL、ANAのレベルに比べたらね、ありえないスチュワーデスってたくさんいるけど、それでもよくなった。サービスもね。だから、中国に出張行ったときは、ゆるーく、腹を立てないと。これでもすごくよくなって、15年でこれだけ改善されたってのはね、あの当時を知ってる人は、たぶんリスナーの中にもたくさんいると思うんだけど、びっくりすると思うんだよね。僕の国内線のね、一番最低の最悪記録はね、機内に閉じ込められて6時間ってのがあって。
阪西:キツいですね。
森辺:どういうことかっていうと、飛行機が遅れるとね、空港から航空会社は罰金を取られるんだよね、たぶんね。だから一旦、飛べないってわかってても乗客を機内に乗せて、その発着場からちょっと離れるんだよ。そうすると罰金を免れるとか、なんかそんなルールになってると思うのね。
阪西:なるほど。
森辺:だから一旦機内に全員詰め込みますと。で、2時間ぐらいは中国人も我慢するんだけど、2時間ぐらいするとブーブーブーブー言い出す。そうすると一斉に弁当を配って、弁当を配るのすごい不思議で。中国の人達皆んな黙るんだよ。取り敢えず弁当食えと。で、その弁当食ってる間、静かにしてて、その後また1時間、1時間半ぐらいは静かなんだよね。それで時間を稼ぐっていうのが、面白い常套手段があったんだけど、最近はその弁当配ったぐらいじゃね、皆んな黙らないし。
阪西:なるほど。
森辺:でもまあ、2時間以上待たされることもないから、中国に出張行って国内線に乗る時は、必ず前日に入るということを心がけて。7割の確率で国内線は遅れます。
阪西:(笑) 高確率で。
森辺:ええ。注意をして、ゆるーく行くと。あんまり腹を立てないということに気をつけてもらったら、いいんじゃないかなと思います。
阪西:わかりました。
森辺:今日はこんな感じでいいですか?
阪西:はい、ありがとうございます。では、こちらで。はい、ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。