阪西:皆さんこんにちは、スパイダーの阪西です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さんこんにちは、森辺一樹です。
阪西:本日もナビゲーターを務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
森辺:はい、よろしくお願いします。
阪西:では、森辺さん。この間春学期が終了した法政大学大学院の特任講師の件なんですが。授業の内容が、ビジネスリーダー育成について、ということだとお伺いしてるんですけれども、授業ってどんな感じで進められてたんですか?
森辺:法政の?
阪西:はい。気になります。
森辺:なるほど。それはちゃんと答えないといけないね。変な風に答えたら怒られちゃうかもしれないからね。自分の会社のことだったらいいけどね。
法政で教えてるやつはね、面白いですよ。大学院生だからね。大学生ではなくて大学院生で、しかも社会人を経験してて、社会人をやりながらまた大学院に行ってるってような人だからね。MBAだから。学生のレベルで言っても高い方のレベルになるんだと思うんだけども。
春の授業はビジネスリーダー育成、かな?起業家とは何なのか。アントレプレナーシップとは、みたいな。一橋大学の名誉教授の米倉誠一郎先生が、今法政大学の教授で、米倉先生がアントレプレナーシップとかね、起業家精神とかね、そういう物をお話しをして講義をして。
米倉先生が本出したんだよね。「イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応」と。米倉誠一郎。
阪西:かっこいいですね。
森辺:この本に書いてあるようなことも授業でも話して。僕はあくまで米倉先生のアシスタントなんで、あんま大したことはしてません。今旬の企業の経営者呼んで、その企業をやっぱ学生がね、事前に調べてね。その企業の社長さんが来て、自分たちが調べたことで戦略提言をしていくというのが、この授業だったんだけどもね。
別に言っちゃいけないことも無いと思うんで言うと、JINSの田中社長とかね、メガネのね。あとfreeeって会計ソフト、クラウドのね、freeeの社長とかね、来てもらって。で、学生がビジネスアイデアをぶつけると。
ただね、僕もその大きい会社の社長さん来て、そこにアイデアを学生がぶつけるのに、わけのわからん話をしても中々困るので、事前にフィルタリングをかけるんだよね。だからだいぶキツイことを言って、学生たちはしょげてたけどもね。その「○○(VCのとうしんかい?)」(5'58)みたいなね、ことを質問でぶつけないといけないから、ビジネスアイデア大会ではないのでね。ビジネスのアイデアがいいなんてのは当たり前で、それをどう具現化するの?というか、それどうやってお金を儲けるの?っていうところが一番重要なんで。アイデアがいいと。そのアイデアにはいくらの投資幅があって、いくらのリターンがどれぐらいの時間軸で入ってくるのかっていうところのワンセットで考えないと、単なるアイデアになっちゃうからね。
でもやっぱりそういう要素ってどうしても学校の授業だとね、抜け切らないっていうのが僕の印象で、結局学校の中で習ってることってのは、言ったら防具を付けて剣道してると、そういうもんなんだよね。あと、寸止めの空手をやってるとか。だから当たんないよね。だから痛くないから、リアルじゃないんだよね。だからそういうところで学ぶのはいいんだけど、僕だったらバカだから学ぶ前に外に飛び出しちゃって。当然外に出ると竹刀じゃなくて真剣だったりするから肌切れちゃうかもしれないし、寸止めじゃないから殴られて肋骨折れちゃうかもしれないけど、でもそれをしないと中々リアルなことって学べないんだよね。学校、教育機関っていうのはすごく重要なんだけども、本当の成功者っていうのはやっぱり、そっからさらにリアルの世界にね、どう行くかっていうことが、やっぱり重要だなってのは、すごく僕も教えながら感じる、うん、あれでしたね。
言ってる意味わかるかな?伝わってるかな?
阪西:伝わってきました。
森辺:ああそう。そんな感じですかね。けど楽しいですよ。学生可愛いし、飲み会とかもあるしね。飲み会なんか行かないでしょ?
阪西:そうですね?
森辺:この年になるとね。お客さんと食事には行くけど、
阪西:外食多いですもんね。
森辺:学生と安い居酒屋みたいなとこ、わいわいがやがやみたいな、そういうの行かないから、そういう意味では、うん、楽しい。あと皆んな真面目だよね。一生懸命で、こんなに一生懸命してるんだったら、僕で役に立つんだったら何かしてあげようって思いますからね。そういう意味ではね、うん。そんな感じですかね。
阪西:わかりました。また秋学期以降もありますので、はい。よろしくお願いします。
森辺:はい、よろしくお願いします。
阪西:では、そろそろお時間になりましたので、これで終了したいと思います。ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。