東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:じゃあ、森辺さん、前回に引き続き企業家クラブの20周年パーティーの様子を、皆さんにも共有したいと思うんですけれども。
森辺:はい。
東:他に、孫さんと柳井さんがいらっしゃったということなんですけども、そもそも孫さんと柳井さんにはどういった賞が?
森辺:毎年、企業家賞っていうのをその年最も活躍した企業家に与えられてきてて、それこそ初代企業家賞ってH.I.S.の澤田さんから始まり、多分錚々たる有名な上場企業の社長さんが受賞されてきてて。今回20周年で、その企業家賞ではなくて、なんつったかな、もう、企業家賞のさらに上の賞。ちょっと、すみません。
東:特別に。
森辺:名前忘れちゃったんだけどね。イノベーション大賞だったかな。とりあえずそういう、20周年に。過去そういう賞は無かった。その賞を。
東:特別賞みたいな形に。
森辺:この20年ね、日本の経済、並びに世界の経済だよね、ソフトバンクとかユニクロというとね。そこに貢献をしたっていうことで。そういう賞だったんですよ。で、孫さんと柳井さんがすごい仲良いようで。ソフトバンクの社外取締役やってるじゃないですか、柳井社長って。後ろから二人を見てたらね、なんかこう、仲良いんだなあっていうね。そんな感じがすごく垣間見れて。でも、こんなことペラペラ話していいのかあれですけど、厳しい柳井さんと、その厳しさを乗り越えないといけない取締役会ね、孫さんみたいな、そんなこともおっしゃってましてですね。孫さんがね、テレビで見たまんまの方でしたね。ニッコニコニコニコしてね。もう、愛の人だと思ったんです、僕ね。もう、愛と情熱にあふれてる人でね。「わー、これほんとテレビで見たまんまだ」と思ってね。それでミーハーになっちゃったんですけどね。で、スピーチがすごい面白かった。一番最初に孫さんが受賞の挨拶されて。「孫さんの後で話すのは損だ」っていうギャグで柳井さんが次に話してっていう順番だったんですけどね。孫さんの話がまたですね。
東:どんな話を。簡単に。
森辺:聞きたいですよね。簡単に言うとね、「企業家に必要なものは5つある」と。まず、理念。理念があると、今度、ビジョンが生まれる。この理念とビジョンてのがすごい重要で、これがあって初めて戦略が持てるんだと。その後、戦術になって、それを計画に落としていくと。ソフトバンクというか、孫さんは、もう全部それらしいですね。だから、それをね、大きな理念、大きなビジョンって言ってたね。そこは、ひたすら「大きな」って言ってた。戦略とか戦術とか計画は、ひたすら細かく細分化っていうね、緻密っていうね、そういう印象を受けて。すべての物事が、そういう基準になってるんだなっていうね。社長は、ホラを吹くのが仕事だと。その理念とかビジョンていうのは、そのホラっていうのは、英語に直すとビジョンだと。だから、いかに大きなホラを吹けるか。それが理念とかビジョンだっていうことを言ってて、面白かったですね。ああ、ホラって英語に訳すとビジョンなんだって。そんな訳初めて聞いたなと思ってね。そんなこと言ってた。それを支える緻密な戦略、戦術、計画。上から下まで全部できる奴なんていないと。だから、そんなことすごく言っててね。めちゃめちゃ、直接聞いてるわけですからね、その話を。ものすごい刺激を受けちゃってね。久々に楽しかったですね。あとは何言ってたかな。とにかくそれが衝撃的でしたね。
東:柳井さんはなにか。
森辺:柳井さんはね、怖いのよ、もう。顔が。
東:え、そうなんですか。
森辺:うん、もうちっちゃいんだけどね。すごい怖くて。もう何言ってるか忘れちゃったね。何言ってただろうな、柳井さん。とりあえず、孫さんがそれを言ってて分かりやすくて、柳井さんも良いこと言ってたんですよ。「孫さんの後に喋るのは損だ」って。
東:柳井さんが言って。
森辺:ギャグを言って。そうそう、思い出した。広島でしたっけ。元々、ユニクロの前身。
東:●●(8:06)
森辺:それ、2店舗にして3店舗にして4店舗にしてっていう、昔の苦労。そんなことを、すごく言ってたね。
東:なるほど。
森辺:なんだろうな。苦労があって、乗り越えて、みたいな。
東:今があるみたいな。
森辺:そういう話をすごくされてたかな。すごい厳しいイメージがありました。
東:強いね。
森辺:柳井さんはね。
東:分かりました。森辺さん、今日はここまでにしたいと思います。ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。
<終了>