小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林マアヤです。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん。本日の内容なんですけども、前回に引き続き、米倉誠一郎先生と行く「ケニア・ドバイ8日間」、こちらの内容について、お話しさせていただきたいと思うんですけども。
森辺:はい。
小林:私からまた質問させていただきたいんですけども、前回も、米倉先生が愛のある方で、すごくいい方で、とすごく褒められてたんですけども。
森辺:「いい方で」と。ボキャブラリーが少ないな、小林さん。
小林:失礼しました。
森辺:うん、いい方だよ。いい方。愛の人ね。
小林:愛のある先生と仰ってたんですけども、具体的に米倉先生ってどんな人なのか、教えていただきたいと思います。
森辺:具体的にどんな人…だから、一言で言うと「愛の人」なんだけど、その「愛の人」ってどんな人なんだろうっていった時に、先生とか教授って呼ばれる人たちって、どっちかっていうと「私は先生」ていう、「私は教授です」っていう、そういうのがやっぱりちょっとあるかなっていうね。でも、米倉誠一郎先生は、そういうのが一切無いんだよね。一回なにか海外に一緒に行って、道中で空いてる時に、「先生、なんでそんな感じなんですか?」って聞いたことがあったんだよね。そうしたら、「そんな、えばったって意味ないんだ」って言って。「そんな必要ないんだ」みたいなこと言ってて。「俺はそんな偉くない」とかって言って。なんつーのかな、人柄なんだろうね。明治大学の大石先生も、僕、大好きなんだけど、そういう感じで。なんかね、先生っぽくない先生っていうか。具体的にって、なんつったらいいんだろう、人として魅力的なんですよ。人として魅力的なので、事業以外でも一緒にいたいと思わせる先生。だから、米倉先生、自分でも言ってたけど、「俺は記録には残んなかったけど、人の記憶には残ったかな」とかって。米倉先生が言ったのかな、近い人が言ったのかな。なんかそんな風に思ってて。米倉先生が、縁起悪いけど、もし亡くなったら、ものすごいたくさんの人が、多分泣くと思う。そういう愛の人だなっていう、この人のためだったら何かしたいって思っちゃう。僕、あんまそういうこと思わない。性格悪いから。本当、思わない。あんまりね。自分の社員とか、仲間とかつったらいいけど、ある一定の、自分の範囲の外の人に、そうそうは思わないんだけども、そんな僕でも…なんかね。僕ね、最も洗脳にかからないタイプだと思って、自分で。最も人に、こう、
小林:左右されない。
森辺:左右されないっていうか。何かすごい人がいて、もうその人の全部言うとおりってならないタイプなんだけど、別に米倉先生の言いなりになってないけどね。でも、そういうタイプでも、米倉誠一郎先生のためだったら、ちょっと一肌脱ぎたいなって思わせちゃうような人なんだよね。不思議だと思うんだけど。だから、すっごいリスペクトしてる。だから、それが米倉先生の魅力で、多分、会ったら分かると思うんだよね。あと、あの先生の周りには企業家がいっぱいいてね。20年前に、米倉先生に「お前、そんな大企業で何やってんだ、やめちまえ」って言われて、背中押されて辞めた人が、今300億の企業の社長やってるとか。
小林:素晴らしい。
森辺:そんな人が結構何人もいて。とりあえず、色んな人を知ってるよね。ベンチャー企業から大手の、経団連の企業まで。だから、そういう意味では米倉先生っていうのは、やっぱりすごく魅力がある先生じゃないかなっていう風には、僕は思いますけどもね。
小林:なるほど。ありがとうございます。そんな魅力ある米倉先生と行くツアーなんですけども、そもそもなぜ弊社、スパイダーが協力したのでしょうか?
森辺:元々は、うちの取締役の東が、スパイダーを創業した時に、「この米倉先生と仲良くなる必要がある」とかっつって、ツアーに行ったんだよね。突然。参加者として。「どんな先生か見てきます」って。たしかそんな感じだったと思うんだよね。そうそう、「米倉先生が気になる」っつって行ったんだよ、彼。で、「ええっ?」っつって。「なんだよ東、お前、こいつツアーに遊びに行くんだな」と思って。まあ、行かしたんだよね。で、帰ってきて、「この米倉先生は、ものすごくうちの事業の発展に関係する、そのイノベーションの研究してる」みたいなこと言い出して。ほんで、東に連れてかれて、米倉先生のとこに挨拶しに行ったのが一番最初かな。この、多分Podcastにも出てもらって。そしたら次の年、Facebookで「お、森辺君、行くぞ」とかっつって誘われて、ツアーに。で、「ええっ」っつって。そんな、米倉先生のことよく知らないし。しかも、「先生」っていう人とツアーって、またこれ面倒くさいなあと思って。しかも、知らない人と一週間。地獄だなあと思いながら、お金払って行ったわけですよ。そしたら、楽しくて。米倉先生が、なんでこれやってんのって、米倉先生このツアーやって、1円も貰ってないのよ、HISから。過去も。1円も。なんなら今までずーっと、僕もそうなんだけど、自分たちのツアー代金も手弁当。で、「米倉先生、なんでそんなことやっての?」って、「何の得があるんですか?先生に」って聞いたら、「何も無いよ」って。損得で動いてなくて。ただ、アフリカを、日本企業があまりにも遠くて遠い国だと思って、中国や韓国や欧米が先に行っちゃってることに危機感を感じて、一人でも多くの日本人を、自分が生きてる間に連れて行きたいんだ、っつって連れてってるっていうだけで、「なんなんだろこの人」と思って。「じゃあ、先生、僕手伝いますよ」っつって手伝い始めたのがきっかけなんだよね。
小林:なるほど。
森辺:いい話でしょ。
小林:とってもいい話ですね。
森辺:なので、うちの事業ともまったく関係無くて。むしろ、予算を組んで放出してる、みたいな。そういうツアーなんですよ。なんだけども、米倉先生好きだから、引き続きやる、みたいな感じです。
小林:なるほど。ありがとうございました。では、お時間もやってまいりましたので、本日はここまでにいたします。リスナーの皆さん、ありがとうございました。
森辺:はい、ありがとうございました。
<終了>