小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林真彩です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん、本日のPodcastの内容なんですけども、2019年に突入しまして過去の内容をちょっと振り返りますと、私の気になったグローバルの記事ですとか、森辺さんがセミナーに登壇したお話ですとか、あとはフジサンケイビジネスアイの「グローバルの流儀」、こちらの取材のお話ですとか。
森辺:いろいろやりましたね。
小林:そうですね、いろいろしてきたんですけども、今回ちょっと新たな企画を提案したいんですけども。
森辺:お! クリエイティブだね。
小林:(笑)
森辺:クリエイティブ小林真彩だね。
小林:(笑)ありがとうございます。
森辺:どうぞ。
小林:はい。弊社のPodcast、タイトルでもある「森辺一樹のグローバルマーケティング」ということで、今回ちょっと1回原点に戻って、グローバルマーケティング、マーケティングについてちょっと私もリスナーの皆さまと一緒にちょっと勉強していきたいなと思うんですけども。
森辺:つまりは?
小林:つまりは、このマーケティングの用語について。
森辺:なるほどね。
小林:数回にわたって不定期でちょっと勉強していきたいと思いますので。
森辺:はいはい、マーケティング用語ね。
小林:はい。
森辺:いわゆる現代マーケティングで使われているようなフレームワークとか、用語の説明をしろということね。
小林:そうですね。
森辺:なるほどね。まあまあ、そのニーズはあるのかもしれないね。それを不定期でやってくと。
小林:そうですね。
森辺:いいと思いますよ。
小林:ありがとうございます。
森辺:確かに分かりにくいからね。
小林:そうですね。
森辺:参考書とか読んでも分からないという、セミナーなんか行っても、参考書を読んでも分からないし、参考書に何ページにもわたって、例えば、分からない、4Pとか4Cのことを書いてあるでしょ。それを、何ページにも及んで読まなきゃ分からないようなことを知りたくないというね。
小林:そうですね。
森辺:もっと感覚的にパーンと分からないと、そのマーケティングって武器として感覚的にパーンと使えないから、本当それは思うんだよね。読んで理解して、「うん、なるほどなるほど」と言うと、それはお勉強としてはいいんだけども、テストに問題として出るというんだったらいいんだけど、実体験の中でとか実社会の中でマーケティングを本当に実戦略の中で使っていこうと思うと、感覚値としてパーンパーンと分からないと、分かってパーン、ぶつかってパーンという、何て言うのかな、長嶋監督みたいな感じになっちゃったけど。(笑)そういうふうにしないと使えないんだよね。知識だけ頭にあるんだけど、なかなか使えないというのは分かるから、簡単に説明する、できるかな、僕に。
小林:ぜひ。
森辺:やらないとだめだね。
小林:はい。私でも分かるように、ちょっと簡単にご説明いただければ幸いです。
森辺:そうだね、小林さんはマーケティングの専門家じゃないからね、秘書兼広報だから。
小林:はい、そうですね。
森辺:分からなくて当然と。そんな小林真彩が分かるように説明しろということね。
小林:はい。
森辺:了解しました。いいでしょう、やりましょう。
小林:お願いいたします。では、本日、記念すべき第1回目なんですけども、原点でもある「マーケティングとは何か?」、こちらについてちょっと解説いただきたいと思います。
森辺:なるほどね。結論から先に言ったほうがいい?
小林:はい、お願いします。
森辺:結論から先に言うと、マーケティングってニーズに応えて利益を上げることなんですよ。
小林:うーん。
森辺:なので、世の中のニーズ、BtoCだったら消費者のニーズ、BtoBだったらユーザーのニーズに応えて利益を上げていくこと。だから、商品やサービスを提供していくわけだよね、企業というのは。それって相手あってのことで、相手のニーズがなければ、その商品やサービスというのは不要なものなので、基本的に大前提としてあるのは、ニーズに応えて利益を上げていくことがマーケティングなわけだよね。なんだけど、このマーケティングってすごいいろいろ定義が、いろいろと言うか深い、深いと言うか、難しいんですよ。こんな話をする必要ないかもしれないけど参考までに。マーケティングの協会があるんですよ。もともとマーケティングってアメリカで生まれているからね。
小林:そうなんですね。
森辺:うん。それで、アメリカマーケティング協会というAMAという協会があって。この間、行ったでしょ。日本マーケティング協会、JMA。あれはAMAの下部組織だよね。
小林:あ! なるほどなるほど。
森辺:日本版だよね。あれが世界中にあるわけよ。
小林:あー、なるほど。じゃあ、アメリカが大元にあって。
森辺:うん。「マーケティングとは一体何なのか?」というのも時代とともに定義ってちょっとずつ変わってきていて、1900年前半ぐらいにマーケティングという言葉はたぶん確か初めて生まれたんだと思うんだよね。1900年前後ぐらい。そこからAMAアメリカマーケティング協会も定義をいろいろ付けてきているんだけども、今言われているのが、ニーズに応えて利益を上げていくことだというふうに定義されていて、誰が言っているかと言うと、マーケティングを語る上で絶対に忘れてはいけない2人の人物がいるんだけど、誰か知らないよね? フィリップ・コトラーと、ピーター・ドラッガーって聞いたことない?
小林:あ! ピーター・ドラッガーは何か本に。
森辺:聞いたことあるでしょ?
小林:はい。なっていましたね。
森辺:そうだよね。
小林:はい。
森辺:いっぱい本を出しているんだけども、このフィリップ・コトラーというのは現代マーケティングの父と言われていて、たぶん最も有名な人なんじゃないかな。この人が非常にシンプルに定義付けていて、ニーズに応えて利益を上げることだというふうに言っています。ピーター・ドラッガーなんかはもっともっと言っているのは、要は「自動で売れていく仕組みをつくることがマーケティングなんだ」と言っているわけだ。要は、日本だとマーケティング力よりも営業力だから、買ってください、買ってください、買ってくださいと、こんなに品質いいんです、こんなに安いんですと、どうですか、どうですか、どうですかと、営業マンが売るじゃない? 営業していくと。なんだけど、ピーター・ドラッガーの定義は、勝手に売れていっちゃうというのがもうまさにマーケティングで。その仕組みをどうつくっていくかということがすごく重要。その通りだよね。勝手に売れていくものが素晴らしいわけじゃない? そのためにマーケティングが存在していると。
小林:ニーズがあるから売れるということですもんね。
森辺:そのニーズをつくっていくというのも企業の役割でしょ。だから、ちょっとしたニーズだったら、はっきり言ってプッシュをして買ってください、買ってください、買ってくださいって営業力を使わないと、買うというところまでは購買行動がいかないでしょ。けど、ものすごい強いニーズをつくってしまえば、その商品をポーンと目の前に出したときに「ください!」となるわけ。
小林:なるほど。
森辺:例えば、僕が何か食品を売っていて、小林さんがお腹いっぱいのときに、小林さん、買う?
小林:買いません。
森辺:買わないでしょ?
小林:はい。
森辺:小林さん、お腹空いてたら?
小林:すぐ買います。
森辺:買うよね。
小林:はい。
森辺:そうすると、いかにお腹の空いている人の目の前に食品を持っていくかって、これも仕組みじゃん、簡単に言うとね。
小林:なるほど、なるほど。
森辺:こういことがマーケティングだよと言っていて、そういうことです。分かりやすかった? 分かりにくいかな?
小林:とても分かりやすかったです。
森辺:分かりやすい?
小林:はい。
森辺:そう。そんな感じです。
小林:なるほど。ありがとうございました。次回も引き続き、マーケティングの用語について森辺さんに解説していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
森辺:ありがとうございます。
小林:ありがとうございました。