小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林真彩です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん、本日のPodcastなのですが、ナビゲーター小林真彩が気になった記事シリーズということで、前回、前々回とは、また別の記事なるんですけど。今回はちょっと前の記事なんですけど、FINDERSさんの記事ですね。
森辺:また面白い雑誌読んでいるね!
小林:はい。(笑)見つけました。タイトル、ご紹介させていただきますと、「収益額の高い世界の企業トップ100をマップにしてみたら、勢力図に異変が起きていることが分かった」という記事なんですけど。
森辺:すごいね。この救急車。ここ25階なんだけども、めちゃめちゃ高層ビルなのに、三井不動産のビルでドア閉まっているのに、すごい聞こえるよね。
小林:そうですね。
森辺:何なんだろうね、これね。ちょっと…。
小林:ピーポーピーポー鳴ってます。(笑)
森辺:パトカーか、これ?救急車か?
小林:救急車じゃないですか。
森辺:救急車、しょうがないね。
小林:しょうがない。
森辺:これだけ救急車に乗る人は、この東京タワー周辺にはいるんだね、いっぱい。
小林:そうですね。いつも鳴っていますよね。(笑)
森辺:うん…。ごめん、余計な話しちゃった。すみません。今、収録してた。ごめんなさい。
小林:(笑)そうですね。この記事の内容なんですけども、収益額の高い世界の企業トップ100ということで、発表されたんですけども、このトップ10について、まずご紹介させていただきます。1位がアメリカのウォルマートですね。
森辺:まあ、そうだね。
小林:収益額が5,144億ドルということですね。2位が中国の中国石油化工集団。
森辺:シノペックね。
小林:3位がオランダのロイヤル・ダッチ・シェル。4位がまた中国の企業ですね。中国石油天然気集団。5位もまたまた中国ですね。国家電網。
森辺:チャイナテレコムだね。
小林:6位がサウジアラビアのサウジアラムコ。7位がイギリスのBP。8位がアメリカのエクソンモービル。9位がドイツのフォルクスワーゲン。10位にやっと日本の企業でトヨタ自動車。というトップ10なんですけど、記事の内容としては、このトップ100社の合計で、1位がアメリカのウォルマートということで、こちらはなんと6年連続の1位なんですね。
森辺:ウォルマートの一族は、世界億万長者ランキングをずっと上位だからね、ここ10年。
小林:なるほど。トップ100社のうち、最も多かったのがアメリカの35社、2位が中国の23社で、日本の企業が8社ランクインしているんですね。トヨタ自動車であったり、三菱商事、本田技研工業、日本郵船などなんですけど。記事としては、トップ500までの順位を見ていると意外な事実が判明ということで。アメリカが121社に対し、中国が129社と、トップ500ですと順位が逆転しているんですね。このアメリカをいよいよ上回った中国ということで、この中国企業がたくさんランクインしているという記事なんですけど、この記事について、森辺さん、いかがでしょうか?
森辺:えー。いかがでしょうかと言われてもな。
小林:(笑)
森辺:アメリカがまだ、トップ?
小林:トップ100ですと。
森辺:収益額の高いトップ100だと、アメリカが一番多いと。35社で、中国が23ですよと。一方で、トップ500になってみると、アメリカが121社で中国が129社と、順位が逆転していますということなんだね。そりゃそうだよ。だって、企業数が全然違うから、数がね。
小林:なるほど。
森辺:さっき、チャイナテレコムとか、シノペックとか、これって日本のNTTドコモと、何だろう、日本の石油会社みたいな話なんだけど、それは13億人人口いて、昔は、13億人、11…、12億人ぐらいだったけど、自動車なんか走っていないんだから、中国人みんなチャリンコこいでいたのに、いきなり自動車ブワーッって乗り始めたからガソリンめちゃめちゃ使うじゃない?
小林:なるほど。
森辺:そうすると、それはガソリンいっぱい必要だから、シノペックが伸びるというのは当たり前の話だから、あんまり不思議には思わないというのと。あと、チャイナテレコムも13億人が携帯電話持って、バンバン、バンバン電話したら、それは儲かるよね。NTTドコモなんて、1億2,000万人を3キャリア、ソフトバンクとKDDIと、auか、auとドコモと、その他、何か安々携帯みたいなのと争っていて。中国なんか2個しかないからね。チャイナテレコムとチャイナユニコムしかないから、2社で、一応、陣地が分かれていて、上と下みたいな感じで、だいぶ攻め合っているんだけど。なので、そりゃあ、そうだよね。そんな人数で携帯電話使ったら儲かるよね。だから、その辺はあまりすごいなとは思わないんだけども。ウォルマートはすごいよね。やっぱりね。Amazonがこれだけ台頭しても、ウォルマートはすごいじゃない?だから、これ、今、eコマースがどんどん伸びていくというのは、そういうトレンドなんだけど。eコマースが伸びれば伸びるほど、おれは、オンラインが伸びれば伸びるほど、オフラインの重要性って、今以上に注目されると思っているのね。だって、人間はないものねだりだから、絶対にね。そうすると、オンラインだけで買い物が済むなんていう世界は絶対にあり得ないから。オフラインながらの、オフラインで買いたいものと、オンラインで買いたいものが明確に分かれて、なおかつ、オフラインで買いたい場所と、オフラインで買いたいものと、オフラインで買いたい小売と、たぶん、すごくオフラインが際立つ気がするんだよね。だから、そっちのほうに興味があるんだけど。そういう話しちゃ駄目だよね。そんなぐらいのことしか感じないかな。あと、日本がランク外になっちゃっているということに、小林さんはびっくりしたんでしょう?きっと。
小林:そうですね。
森辺:だけど、そんなものだよね、だって、いつだったか、前回かな、話したと思うけど、世界の競争力もそうだし、でも、本当に人間というか、世界って10年20年で大きく変わると思わない?四半世紀でガラッと変わるよね。今、あなた何歳だっけ?
小林:27です。
森辺:27か。ギリギリ四半世紀なんだけど、2歳のときの日本とかってあまり覚えてないでしょう?
小林:覚えてないです。(笑)
森辺:だから、分からないかもしれないけど、でも、10年スパンで見ていったときに、ガラケーがスマホになるって、ガラケーのとき、日本の携帯いっぱいあったじゃん?
小林:いっぱいありましたね。
森辺:パカパカとか言って、NECのパカパカ携帯とか、おれ、すごい好きで使っていたし、AQUOS携帯とか、あったでしょう。今、あるのかな?分からないけど。
小林:いやー。
森辺:スマホになったら一掃しちゃったじゃん。
小林:そうですね。
森辺:その前は、ウォークマンがあれだけ流行っていて。アメリカンスクールのとき、黄色いソニーのウォークマン、アメリカ人がめちゃめちゃ持っていて。アメリカ人、みんなそれ持ってた!黄色の。
小林:へえー。黄色。
森辺:頑丈なやつ。何て言うの、スポーツでもいい、みんな欲しくて、それが。買えない人はアイワなんだけど。でも、そのウォークマンから、今、誰かウォークマン持ってる?
小林:持ってないですね。(笑)
森辺:あの時代、イノベーションあったんだけどね。ということを見てみると、日本企業のランクインが少ないというのは、当たり前で。僕は、すごく不安なのは、前回も言ったけど、ハードをよりよくした時代と、ハードからソフトに変わった時代、アメリカがハードをつくっていたものを、日本がそれをよりよくイノベーションしたわけだよね。ウォークマン発明したのもそうだし、白黒をカラーにして、カラーのテレビを薄くしたというのも、これもイノベーションだし。でも、この時代のイノベーションから、アメリカが今度はソフトウェアに移行していったじゃん?Microsoftとか、Appleコンピュータもそうだし。ソフトまではまだまだ挽回できたんだ、きっとね。なんだけど、この今のIoTとか、クラウドとか、ビッグデータとか、AIという時代、でも、産業の構造そのものを変えにかかっているじゃない?
小林:はい。
森辺:トヨタが、社長が、豊田章男さんが、「自動車メーカーやめます」と言って、「私たちはモビリティカンパニーになる」と、すごいなと思って。ソフトバンクの孫社長と組んで、今、いろんなことをやっているけど、もう車買わなくなるでしょう?シェアリングエコノミーって、シェアされたり。自動運転もそうだしさ、自動運転の技術が発展したら、GoogleとかAppleとかも、みんなこぞってシリコンバレー、それから深センの、中国のITテクノロジー系の会社がずっとやっているけど、そしたら、車なんて単なる箱だからね。車の技術で、今まで争っていたものが、全く関係なくなるわけじゃん。一方で、フェラーリとか、ロールスロイスとか、ランボルギーニとか、圧倒的なブランド、圧倒的なファンを持つ車メーカーは、AIなんか全く怖くないんだよね。電気自動車なんか全く怖くないんだ。だって、彼らは、フェラーリなんだもん。欲しい層は限られている。年間に3,000台しかつくらなくて、世界の3,000人のお金持ちに1台5,000万のフェラーリを売ったらいいわけでしょう?ロールスロイスもそうだよね。日本は本当に焦っていると思うよね。だから、日産とか、ゴーンさんとか言ってる場合じゃないよね。
小林:(笑)ありましたね。
森辺:社長も何か、日本人の社長も出ていたね、記事がね。お金、水増しでもらっていたとか言って出ていたよ。あのメガネ、メガネの社長。メガネの社長と言ったらあれだけど。技術の日産とか言ってる場合じゃなくて、もう、そういう時代が来ていて。そんなふうにしか思わないです。
小林:このランキングについても、当然の結果ですね。
森辺:当然の結果。変わろう!われわれは変わらないと。いうことだと思うんだよね。
小林:かしこまりました。ありがとうございます。本日のPodcastはここまでにいたします。リスナーの皆さま、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。