小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林真彩です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん、本日のPodcastなのですが、ナビゲーター小林が気になった記事シリーズということで、前回とまた別の記事にはなってしまうんですけど、今回、Forbes JAPANさんのちょっと前の記事なんですけど、タイトルをご紹介させていただきますと、「ホテルVS民泊、マリオットとエアビーの戦いは新しい需要を創出する」ということで、内容を簡単に。
森辺:面白そうだね。どんな内容?おれ、読んでないわ。
小林:(笑)内容をちょっと簡単にご説明させていただきますと、世界一のホテルチェーンであるマリオットインターナショナル、このホテルは全世界に7,000のホテルを所有して売上2兆を誇る企業なんですけども、このマリオットが、なんと2008年にサンフランシスコで創業されたAirbnb、皆さん、ご存じだと思うんですけども。
森辺:エアビーね。通称エアビー。
小林:エアビーですね。通称エアビー。
森辺:おれの友達も「エアビーでどっか行った」とか言っている人、結構多い。
小林:私も使っています。
森辺:使っている?
小林:はい。
森辺:海外のディストリビューターさんとかも、お金使いの激しい方と謙虚な方といらっしゃって、謙虚な方はエアビーで来るよ。
小林:謙虚な方。(笑)
森辺:そう。謙虚な方。だって、エアビーって高級ホテルとかないでしょう?
小林:ないですね。
森辺:ペニンシュラとか、リッツカールトンに泊まるとかっていう、そういう人と、あと…。
小林:まあ、泊まれれば。
森辺:何でもいい。
小林:何でも、うん。
森辺:というか、エアビーのほうが楽しいみたいな人もいるしね。
小林:そうですね。Airbnbのような、このマリオットが民泊ビジネスモデルに参入することを決めたという記事なんですけど、この記事の内容についていかがですか?
森辺:マリオットが民泊ビジネスに参入すると言っても、超高級民泊でしょう?
小林:そうですね。
森辺:ヨーロッパの昔の人のお城に住むとか、セレブ何とかとか、そういうことだよね。
小林:そうですね。アメリカとヨーロッパで豪邸2,000件と契約を結び、おっしゃるように体験型、ゴージャス民泊の提供を始めるという計画だそうです。
森辺:だよね。このAirbnbとマリオットを比較するとキャッチーで、んん?と思うから、一緒に記事で書いているんだけど、基本的には全く違うビジネスモデルで。僕は、マリオットって、今、世界最大のホテルチェーンでしょう?セントレジスとか、僕、好きなホテルなんだけど、セントレジスとか、あと、リッツカールトンもマリオット傘下でしょう。SPGがマリオットに食われたから、基本的にマリオットってすごく大きい。その次が、たぶん、ヒルトンだと思うんだよね。
小林:そうですね。
森辺:僕、出張なんかも全部マリオット系列の中から選んでいるんだけど、普通にいいんですよ、ホテルがね。そんなバカ高いところは僕も泊まらないけども。Airbnbとマリオットって、比較をしているような記事が結構多いんだけど、僕、ちょっとビジネスモデル違うでしょうと思っていて。ビジネスモデルが違っていて、今後も競争環境、競争関係には、僕はそんなにあたらないじゃないかなと思っていて。そもそも、マリオットに泊まる層と、エアビーを使う層って違うから。
小林:全然違いますね。(笑)
森辺:基本的にマリオットを使う層は、エアビーは使わないし、エアビーを使う層は、将来、マリオットに泊まれるような経済力を持つ可能性はあっても、基本的には今の時点ではマリオットには泊まらないわけじゃない?だから、エアビーというのは、世界中で旅行の需要を押さえて、空き室状況がオンラインで分かって、そこにパコパコパコパコって人がはまっていくみたいなビジネスモデルだと思うんだけど。そんなふうにしか、僕もあまり詳しくないんだけど、感じてなくて。ちょっと僕、知らなさすぎだったら申し訳ないんだけど。Uberとかとはちょっと違うと思うのよ。ホテル、宿泊って、Uberって乗って目的地に行くという、単純にそれだけでしょう。しかも、長距離でUber使う人なんて今のところいないじゃない?今のとこね。そうすると、すごく短時間の間、A地点からB地点、B地点からC地点に移動する手段としてUberという、いわゆるエアビーの移動手段バージョンがあるという。でも、それが宿泊となると、宿泊ってプライバシーすごい多いんだよね。時間も長いんだよね。要は、寝るわけじゃない?そこに泊まるということは。少なくとも5~6時間は寝るわけじゃない?そうすると、平均7~8時間、もしくは9時間10時間ぐらいいるのかもしれない。そういう空間が自分の受け入れられる空間であるということが、すごくたぶん重要で。あまりビジネスモデルは一緒なんだけど、テクノロジーの力を使って、空いている車と乗りたい人をマッチングさせて移動させるということと、テクノロジーの力を使って、空いてる部屋と泊まりたい人をマッチングさせるって、ビジネスモデルは一緒なんだけど、難易度が結構違う気がしていて。今、インドのOYO(オヨ)とか、エアビーが出資したんだよね、確。OYOって同じような、そういう、エアビーと同じようなモデルの会社があるんだけども、ソフトバンクなんかのビジョンファンドも出資していたと思うけども。エアビーが出資していて、提携関係とか結んでいて、この記事は、マリオットとエアビーが競合すると言っているの?
小林:まあ…。
森辺:そんなことは言っていない?
小林:マリオットとエアビーの戦いは新しい需要を創出するということで。
森辺:戦いなの?
小林:(笑)
森辺:そもそも層が違うんじゃないの?と思うんだけど、ごめん、Forbesさんに怒られちゃうかな。いや、Forbesさんも賢い人が書いているから、きっと戦っているのかな。だけど、マリオットに泊まる人がエアビーに泊まらないと思うよ。
小林:そうですね。
森辺:エアビーに泊まっている人がマリオット系列のホテルに泊まらないと思うんだよね。だって、一番安いマリオット系のホテル、何だろう…、セントレジスとか言ったら、4万5万するでしょう。たぶん。リッツカールトンとかだったら7万8万すると思うんだよね。一番安いマリオット系だと…、何だろう、何かあると思うんだけど、それでも2~3万するんじゃないかな、分からないけども。
小林:そうですね。
森辺:エアビーってそんなにしないでしょう?
小林:はい。
森辺:だから…、ねえ。
小林:そうですね。森辺さん、おっしゃっていたように、乗せてもらって移動できればおしまいのUberとは違って、宿泊ということで、お客さまが他人の家に泊まって寝泊まりするとなったら、いろいろ衛生面ですとか、防犯の対策ですとか、いろいろ問題も出てくるので、ちょっとタクシー対Uberの戦いと比べると、ちょっと。
森辺:全然、僕は。
小林:全然違いますよね。
森辺:うん。種類が違うと思っていて。タクシーの会社はなくなるかもしれない。もう、すべてUberみたいなものに一掃されるかもしれない。日本はUber規制してばかじゃないの?とおれ、思っているぐらいなんだけども。でも、ホテルは共存すると思うよ。マリオットとかヒルトンみたいな。だって、彼らが提供しているサービスと、AirbnbとOYOが提供しているサービスって、全然違うじゃない?マリオットが提供している、マリオットのいずれのホテルも、提供しているのは、ラグジュアリーな空間を宿泊期間提供しているわけじゃない?要は、ジムが、朝、僕、6時に起きてジム行くからジムがないと駄目とか、プールがあるとか、食事もそこで摂れるとか、ベッドはこうだとか、何とかこうだとか、お客さまのためのおもてなしをものすごく追及していて。Airbnbは基本的には、泊まりたいところに安く泊まれればいいということでしょう?
小林:付加価値が要らないということですかね。
森辺:そういうのを付加価値と思う人もいるかもしれないけどね。提供しているものがそもそも違うし、提供している相手、ターゲットも違うから、僕は共存すると思っているんだけど、違うのかな。もっと勉強しようか。
小林:そうですね。(笑)
森辺:一旦、今日は、僕はそう、今のところはそう思っている。だから、Uberのようにはならないと思うので、ここでマリオットとエアビーを出す、比べること自体が、そもそもどうなんだと思うんだけども。すみません。
小林:いえいえ。
森辺:生意気言って。
小林:それが森辺さんの意見ということですね。
森辺:ちょっと勉強しておきます。でも、たぶん、そうだよ。
小林:かしこまりました。お時間やってまいりましたので、本日のPodcastはここまでにいたします。リスナーの皆さま、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。