小林:皆さん、こんにちは。ナビゲーターの小林真彩です。
森辺一樹(以下、森辺):皆さん、こんにちは。森辺一樹です。
小林:森辺さん、本日のPodcastなんですけども、フジサンケイビジネスアイ紙特別対談シリーズ「グローバルの流儀」ということで、株式会社リコー様の代表取締役社長執行役員CEOである山下良則氏と対談させていただいた記事が紙面とWebに掲載になりました。なので、弊社のホームページ、イノベーションズアイ等でも全部掲載されているんですけども、ちょっとその対談の内容を振り返っていただけますでしょうか?
森辺:はーい。掲載されたね。
小林:はーい。
森辺:Webのほうも反響すごくて、1ページでドーンと新聞には掲載してもらって。反響も、いいね!の数が凄まじいね。
小林:(笑)はい。
森辺:ぜひ弊社のホームページを見ていただいて。新聞も、あれ、PDFか何か上がっているんだよね。
小林:はい。
森辺:上がっています!
小林:はい。
森辺:ということでね。いやー、山下社長ね、会ったときの僕の興奮気味な感動の話は。
小林:以前。
森辺:放送しているんだよね。
小林:はい。
森辺:そう。それで、まだね、やっぱり僕、記憶にすごく新しく山下社長がいて。本当に素敵な方だったなーという印象が非常に強くて。今回、山下社長にお話を伺いにいって何を聞いたかと言うと、大きく分けて3つ聞いていて。1つがリコーさんって、2017年から始まった中期経営計画があって、「リコーの再起動」「挑戦」「飛躍」というふうに3段階のシリーズになっていて、山下さんが社長になられてから痛みを伴う大改革をやったんですよ。そのときのお話をするときの山下社長の何とも言えない、悲しそうというか、何て言ったらいいのかな、切ない。
小林:うんうん。
森辺:うん。切ないだね。
小林:はい。
森辺:切ない顔。でも、やらなきゃいけないんだと。例え、血が流れてもやらないといけないと。でも、それに一緒に歯を食いしばってついてきてくれた社員には、もう心から感謝しているみたいなね。辛い思いをさせて申し訳なかったみたいなことを言っていてね。
小林:おっしゃっていましたね。
森辺:その話が感動的でね、こういうことを言ってくださる社長って、何かいいよなーと思ってね。
小林:(笑)
森辺:それが本気かどうかって分かるじゃない?
小林:そうですね。
森辺:僕は、山下さんの魂の声が聞こえたのよ、話をしているときにね。だから、リコーの社員って幸せだな、みんなと思って、きっと社員にも直接ああいう話がしっかり届いている会社なんだと思うんだけどもね。そんな話。そこからものすごい大回復をしていて。
小林:はい。そうですね。
森辺:今、リコーの挑戦から、今、飛躍に向けて進んでいるという、そんな中なので、この中期経営計画の話を聞いたというのが1つね。
小林:そうですね。
森辺:あと、海外事業。これについてもお話を聞いていて。グローバル戦略とかね、あと、SDGsだね。
小林:そうですね。
森辺:リコーって実はSDGsにものすごい力を入れている会社で、日本で初めてね、RE100に最初に手をあげた会社なんですよ。
小林:RE100プロジェクト。
森辺:うん。RE100プロジェクトって何かと言うとね、2030年までに事業運営に必要なエネルギーを100%再生エネルギーで賄うことを目標とする環境イニシアティブの1つなのね。いろんな世界中のね。
小林:企業さんですかね。
森辺:優良企業が参加をしているんだけど、そこに日本企業として初めて参加を表明したというお話なんだけども、それだけだったら、別に、ふーんという感じでしょう?
小林:(笑)
森辺:そういうことをやっているとイメージいいし、やっているのかなぐらいのね、ちょっと斜めな見方をしてしまう性格の悪い僕なんだけども。
小林:いやいやいや。(笑)
森辺:きっと、このリスナーもそういうふうに思うと思うんだけどもね。なんだけどもね、この話をしているときに言ったのが、2050年だよ、何が起こるか分からないじゃん。
小林:そうですね。
森辺:うん。そんなときにそういうのに手をあげるって、いろいろ言われるんだって。「2050年に本当にできるんですか? 山下さん」って。山下さんはこういうふうに言っていて、「できるか、できないかなんて、30年先の話、私には分からん。ただ、絶対やるんだという意思を表明することが重要なんだ」ということを言っていて。いやー、カッコイイな、この社長!と思って、もうブルブルっときちゃって。でも、確かにそうじゃない?
小林:はい。
森辺:だって、今、こうしてコロナウイルスの騒動になっているけど、去年、こんなこと想像できた?
小林:できないですよね。
森辺:全くできないでしょう?
小林:うん。
森辺:そしたら、30年先なんか誰にも分からないんだけど、再生エネルギー、事業運営に必要なエネルギーを全部再生にするということが持続可能な社会をつくっていくうえでは絶対重要なんだ、必要なんだといううえで、だったら、うちの会社はそれを絶対やるんだということをトップ自らが世界に。
小林:宣言というか。
森辺:宣言するということはね、すごく勇気のいることだし。そんな、言ってね、「できませんでした。えへへ」なんて許されないからね。
小林:そうですよね。
森辺:リコークラスの会社になったらね。だから、そういうことをトップ自らが言うということはものすごく勇気のいることだし、僕はものすごく素敵なことだなと。必要だと思っているから、見えない、読めない、できるかどうか分からない、怖い。でも、必要なことなんだから、言って、やるんだというね。きっとリコーはやりきるんだと思うんですけど。そういういい会社なんですよ。リコーって、とにかく大企業で、どっちかと言うと、のそっとしている会社…、失礼だね。
小林:(笑)
森辺:なんだけど、いや、もともと、ちょっとそういうイメージもあるじゃん、日本の大企業のメーカーってね、どちらかと言うと、もう。
小林:うんうん。ちょっと古臭いというか。
森辺:古臭いって、失礼だな。
小林:ちょっとすみません。(笑)
森辺:その、いわゆる日本の大企業というイメージがあるじゃない?
小林:はい。
森辺:けど、リコーは全然違って、僕、そこがびっくりして。山下社長ね、若手とか、社内ベンチャーみたいな部署とかがあったりしていて、ピッチコンテストとか社内でやっているのね。
小林:うんうん。おっしゃっていましたね。
森辺:うん。そんな話もいろいろ聞いて、うわ、リコーってめちゃめちゃ面白いじゃんというのが僕の印象でした。なので、あまり言うと、ちょっと記事を読んでもらえなくなっちゃうから、もうこれぐらいにしておきたいと思うけども。まあ、リコーの山下社長は本当に素晴らしくて、僕、年に何人か、うわー、この人の下だったら、僕、働きたいなと思う人、何人か会うんだけど、その…。
小林:うちの。
森辺:うん。うちのダントツ、今年、まあ、今年ダントツトップだ、今、今のところ。
小林:おー、素晴らしい。
森辺:かばん持ち、運転手でもいいけどね。
小林:(笑)
森辺:させてもらいたいな。
小林:ついていきたくなっちゃいますね。
森辺:うん。ついていきたくなるぐらいに素敵な人だった。
小林:うんうん。
森辺:何だろうな。笑顔がいいよね。
小林:めちゃくちゃ笑顔がよかったですね。
森辺:笑顔がね。
小林:はい。
森辺:あの笑顔、あんな笑顔ね、いい人じゃないとできないよ。
小林:(笑)
森辺:でね、ああいう笑顔をする大企業のトップって、なかなか、僕、いない気がしていて。
小林:うんうん。
森辺:笑顔がさ、心の底からの笑顔な感じしない?
小林:うんうん。表面的ではないですよね。
森辺:ないよね。だから、それもすごく素敵だなと思って。まあ、だから、社長になるんだろうけどもね。そんな社長でしたね。ちょっと、なんでそんなに褒めるの?って思われてるかもしれないけど、それぐらい本当に素敵だったんでね。
小林:本当に。はい、そうですね。
森辺:うん、本当に素敵な会社でした。ということで、これぐらいでいいですかね。
小林:はい。ありがとうございます。イノベーションズアイと弊社ホームページのコラム欄にも掲載されておりますので、皆さんぜひご覧いただきたいと思います。
森辺:はい。
小林:本日のPodcastはここまでにいたします。リスナーの皆さま、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。