東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、今、ゴールデンウイーク前ですけど、ちょっと大変な感じになってきましたけど、どうですかねということで。
森辺:そうですね。今、ちょうど今日は4月28日で、この放送はたぶん5月15日ぐらいなので、今、緊急事態宣言中ですけども、5月中旬これが放送されるときに緊急事態宣言が、日本国内がどうなっているのかというのと、海外の状況がまたどうなっているのかというのが1つ変化ですよね。
東:はい。
森辺:いや、まあ、大変なことになってしまって。でも、実はそんなにスパイダーとしては衝撃というか、打撃は少ないというか、リモートワーク自体も慣れているというか、海外のメンバーがうちってリモートワークでしょう、もともと。
東:はい。
森辺:海外には1つも法人を持っていないというスタイルでやってきていて、海外のメンバーというのは基本リモートワークなので、そんなにそこに大きな抵抗がないというのは1つですよね。
東:なるほど。その辺はちょっと今回初めて聞くお客さんとかリスナーさんも多いと思うんですけども、うちがどんなことをやっていて、日本は日本で本社があるじゃないですか。じゃ、海外はどういうオペレーションをしているのかって、あんまりたぶんこのPodcastでもお話してこなかったと思うんですが、その辺ちょっと軽く触れられるところだけ教えていただければと思うんですが。
森辺:うちの会社の組織編制というか、チームビルディングってどうなっているかと言うと、日本、東京に本社があって、基本的にクライアントリレーションズは日本側がやるんだよね。役員が3名いるわけなんだけど、役員中心でクライアントリレーションズをやっていますよという、日本の東京側で。ここでクライアントリレーションズを含めたお客様の課題解決に向けた戦略設計みたいなことをやるんだよね。じゃあ、それを実際に現地で実行をしていくというメンバーがわれわれの現地の従業員で、実は東京の社員よりも、現地のアジア新興国に各国にいるメンバーのほうが人数が全然、倍ぐらい多くて、そのメンバーがそれを実行していくと。そこに日本からわれわれのスタッフが出張して管理をしたり、フォローをしたり、ヘルプをしたりするという、そういう体制でやっていますよと。もちろん海外のパートナーというのも若干はいるものの、結構自前主義にこだわっていて、本当に現地の深い真実を見ていくというと、自分たちでやらないとなかなか難しいので、そういう体制を築いているというのがわれわれのチームビルディングですかね。
東:なるほど。そうすると、海外はどういう雇用体系というか、日本で言うと、分かりやすく言うと、どんな感じになっているんですかね?
森辺:いわゆる日本の本社から海外のメンバーを直接雇用していて、日本から毎月お給料が払われていると。もちろん1年間の契約の社員もいれば、終身雇用というわけじゃないけど、いわゆる…。
東:正規の社員。
森辺:正規のもいれば、あと、お客様のプロジェクトにフォーカスをしてそのプロジェクトの期間だけ、お客様のためにお客様の専属メンバーとして雇用しているメンバーもいるので、現地の人材派遣会社を通じてわれわれが雇用するというケースもあるので、大きく分けて3タイプかな。だいたい1年で契約社員なんかは、もうそのままうちの社員になっちゃうのでね、大きく分けたら2パターンなのかな。うちの純粋な社員なのか、それともお客様とやっている特定のプロジェクトのために雇用している専属の社員なのかと。
東:うんうん。基本的には現地法人を持たないということだったんですけど、現地法人を持たないで、具体的にどうリモートをしているとか。
森辺:うちのいわゆる支援って、現地法人を持って現地で現地の企業にサービスを提供するのではなくて、あくまで予算の多くは本社ですよね。もちろん海外の現地法人、日系企業の現地法人の予算でプロジェクトをやることもあるんだけど、そのときってお客様のオフィスの中に場所をいただいてそこでプロジェクトを進めるというケースが多いので、基本的に固定費となるわれわれのオフィスというのは今のところ必要としていないという。これ、今回のコロナの件で思ったんだけど、もし各国にオフィスを構えていたらね、カッコイイでしょう、オフィス構えているの?
東:そうですね。
森辺:そしたら、結構えらい打撃になっていたんじゃないかなと思っていて、ちょっとヒヤッとしたけども。そういうスタイルなので、特段今のところ、あんまりその必要性がないというのが状況かな。うちの現地のメンバーはもう、基本在宅なんですよ。仕事はもう、現地現場に出ずばっていって、われわれの仮説どおりの情報を収集してきたりとか、実態を見てきたりとか、把握してきたりというのが仕事じゃないですか。もしくは、ディストリビューターと商談したりとか、小売に売り込んだりとかっていう、まさに外に出てやる仕事なので、在宅がベースで。きつかったのは、緊急事態宣言が各国に出たでしょう?緊急事態宣言というか、ロックダウンですよ、各国の場合は。
東:そうですね。都市封鎖ですよね。
森辺:強制力のある、都市封鎖で出るなという命令だったので、うちのメンバーの各国の政府の指示に従えということで私からは指示をしているので、外に出れないというのがきつかったですよね。ただ、ようやく中国が徐々にちょっと開放されてきたかなというところで、プロジェクト自体は少し動きが遅くなったという、そんなところはちょっとここ1~2カ月ありましたかね。
東:分かりました。じゃあ、森辺さん、今日はお時間が来たのでここまでにしたいと思うんですけれども、次回もまたよろしくお願いします。
森辺:よろしくお願いします。ありがとうございました。