東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、今日はお知らせがあるということで、Podcastでぜひ告知をしていただきたいと思うんですが。
森辺:リスナーの皆さん、私事で大変恐縮でございますが、新しい本を出版することになりまして、年内には、クリスマス前後には書店にと並ぶ思うんですが、そのお知らせでございます。
東:詳細を教えていただければと思うんですけども。
森辺:『この1冊ですべてわかる グローバル・マーケティングの基本』という本で、日本実業出版社さんから出るんですけども、たぶん皆さん書店で見たことあると思うんですけど、日本実業出版社で有名な『基本シリーズ』という経営戦略の基本とか、マーケティングの基本とか、いろいろな、会計の基本とか、いろいろな基本のシリーズなんですけど、そのシリーズで出るということなんですよね。意外に分厚い本で、今まだ11月なので収録しているのが、まだちょっと先なので、ちょっといろいろここから変わってくることもあると思うんですけど、一応クリスマス前後ということで決まっております。
東:分かりました。いやー、遂に!という感じ。(笑)
森辺:いや、そんな。いや、前回の本を、僕出したのがね。
東:いつですかね?
森辺:いつかな…。2012年なんだよね、あれね。
東:はいはいはい。(笑)
森辺:たぶん最後、増刷かかったのが2014年とか、そんな感じだったかなと思うんだけど。まあ、本書くのってもう面倒臭くて。
東:(笑)
森辺:その間、産経のコラボがあったりとか、あと、日経ビジネスオンラインのコラボがあったりとかあったでしょう?
東:はい。
森辺:そんなのがあって、本なんていいよ、面倒臭いよみたいなね。東さんから、「ちょっと!」と散々言われて、出版社の人も…、担当変わっちゃってたよね。
東:そうですね。
森辺:この話、企画が上がったときからね。
東:足掛け…、足掛け何年?
森辺:4年じゃないかな。(笑)
東:5年ぐらい経つ。(笑)
森辺:4~5年書いてるんじゃないかな、分かんないけど。(笑)それで、もう全然やる気出なくて。それよりもほら、仕事のほうが忙しかったし。でね、コロナなんですよ。コロナでお陰で時間が取れて書く気になったということで、コロナに感謝しちゃいけないけども、ある意味コロナのお陰だったということなんですよね。
東:なかなかリスナーさんも本を書くとかっていうことの作業をする機会がある方って少ないと思うんですけど、森辺さん的には、まだ出来てないですけど、やるにあたって何が大変だったかという。(笑)
森辺:まずね、僕、本を読むのが嫌いでしょう?
東:(笑)
森辺:字を読むのが嫌いでしょう?
東:はい。
森辺:字を読むのが嫌いなのに、書くのも相当嫌いなんですよ。
東:はいはい。
森辺:ライターさんの書いたやつだと「そういうことじゃないんだよ、俺が言いたいことは!」となるからもっと嫌いでしょう?
東:(笑)はい。
森辺:だから、自分で書かないといけない。となると、もう本当辛いの。じゃあ、本出してね、めちゃめちゃ本の売上で儲かるかと言ったら、全く儲からないからね、印税なんかね。
東:まあまあ、そんなにニッチな分野ですから。
森辺:そうそう。
東:読む方も限られますもんね。
森辺:ビジネス書なんて「1万部売れたらもうヒット!」と言われているわけですよ。ビジネス本でも自己啓発的な本あるじゃない?
東:はい。
森辺:ああいう本はまあそこそこいくんでしょうけど。僕みたいな専門書みたいな、大学の授業で使うような本になるわけじゃない?そうすると、やっぱりなかなか売れないから、印税なんて大したことないんですよね。ただ、言ってもこの『基本シリーズ』で出せるということは結構名誉な話で、過去もいろいろな分野の専門家が『基本シリーズ』って書いているから、そういう意味ではすごく名誉でありがたいなという話ではあるのかなという。どんな苦しいかという話でしたっけ?
東:はい。
森辺:いやー、何て言ったらいいのかな。1回ライターさんに書いてもらったんですよね。自分で言っていることを文字に起こしてくれるんですよ、自分の口述を。文字に起こすんですけど、基本的にめちゃめちゃマニアックな話なわけじゃないですか。
東:そうですね。
森辺:ベトナムだ、フィリピンだ、インドネシアだ、近代小売だ、伝統小売だ、販売チャネルだってね、そんなこと普通の一般の人は分からないじゃないですか。たぶんこの番組聞いているのは言っても海外に何かしら。
東:携わっている人ですね。
森辺:携わっている人だから分かっているだけの話で。そうすると、ライターさんも意味不明なことを書くわけですよね。それをいちいち修正しているのがもうダメで。2回ぐらいライターさん変えて、でも、それもダメで、覚悟を決めて1から自分で書いたというのが今回の本なんですよね。
東:はい。
森辺:神が降りてこないんですよね、こう…。
東:(笑)
森辺:なんてね、いや、本ってすごい難しくて、基本的に流れるような文章を書かないといけないんですよね。スラスラみんなが読めるような文章。かと言って、これ知識の見せびらかしをするわけじゃないから、難し過ぎることを「俺こんなにすごいんだぞ。こんなに難しいことを知ってんだぞ」と、そんなことを書いてもしょうがなくて。ある程度皆さんが分かっている領域から新しい発見をそこに加えていくみたいな。そうすると、なんかすごい難しくて。そんな文才ないんですよ。神がなかなか降りてこないというね。でも、神が降りてきたんですよ、コロナでね。決めたのは、来年から、もう年に…、毎年1冊出すということで、もう次の本も書いてるんだよね、僕。
東:はいはい。
森辺:5ページまで書いたのね。
東:(笑)
森辺:次の本もね。
東:(笑)
森辺:今度はこんなに間を空けずに、しっかりやっていくっていう。
東:来年また出すと。(笑)
森辺:そう。そういう意気込みで頑張っております。
東:分かりました。今日はここまでにしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。