東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、今日は、いよいよ出版、店頭に本が結構並んでいるみたいで。
森辺:そうなんですよ。主要な書店、大きないわゆるビジネスマンが来るような書店にはほとんど並べてもらったみたいですね。
東:はい。ちょっと手にしていただいた方も、手にしたけどちょっと分厚過ぎない?という声も。(笑)
森辺:分厚いよね。200ページあるんだよね。220ページぐらいあるのかな…。違うわ、270ページ近くあるのか。
東:はい。
森辺:そう。ちょっと分厚くてね。2センチぐらいあるね、これね。
東:そう。もっとあるんじゃないんですかね。
森辺:だいぶカットされたんですよ、これでも。編集者の人もだいぶカットして、このページ数になったんですけどね。
東:はい。なので、せっかく買ったけど、まだ読んでないよという人が結構いらっしゃるような気もしますので、1章ずつかいつまんで、こういうことを言っているよというのを教えていただければと思うんですけど。そもそも全体の『グローバル・マーケティングの基本』というのが、前書きとか初めに書いてありますけど、森辺さんがどんな思いで書いていたのか。苦節7年…。
森辺:そうだね。
東:(笑)苦節7年の思いをここでちょっと。
森辺:7年かな…。7年もさぼったかな?
東:5年は経っていますよね。
森辺:そうだよね。いや、「本を書け」って言われてから、なんか忙しかったんですよ、ずっと。
東:そうですね。
森辺:仕事忙しいし、筆も進まないし、ダラダラ、ダラダラきて、去年か、コロナ禍になって少し時間が取れたので、まとめて一気に書き上げたという、そんな背景があるんですけどね。もともと、グローバル・マーケティングの本、いや、グローバル・マーケティングのタイトルで1冊も本を書いてないなと思って、「じゃあ、書こう!」という。ただ、「グローバル・マーケティングって一体何なの?」というところのお話からまずあったんですよね。マーケティングの本といってもいろいろあるじゃない?
東:そうですね。
森辺:マーケティングっていろいろな見方ができるので。
東:切り口がありますもんね。
森辺:うん。グローバル・マーケティングも当然いろいろな切り口があるんだけど、グローバルってついているだけに、いわゆる海外のことなんだろうなというふうには思われると思うんだけども。海外の話の中でもどういう切り口にするかって、たぶん著者の人の観点によってそれぞれ違うと思うんだよね。グローバルの、グローバル・マーケティングのタイトルの本っていくつか出ていると思うんだけど。そんな中で、今回僕は製造業の皆さんにお役に立つような視点で書いたんだよね。僕の前書きにも書いたんだけど、グローバル・マーケティングの定義って「地球規模で市場を捉えて、世界のニーズに応えて利益を上げること」というのが、われわれのグローバル・マーケティングの定義なんですよね。なので、それの定義、その定義に対して、じゃあ、製造業はどうやって地球規模で世界を相手に利益を上げていくんだということを観点に書いているんですよ。なので、比較的製造業の方々にとっては直接的にお役に立てる本なんじゃないかなと。特に、今回の本は、事例をB2Cの消費財の企業さんを事例にあげているのね。なんですけど、僕はB2Bでも、結局、これは小売があるのかないのかの違いなので、そうすると十分応用できる。自分たちの立場で読んでもらったら、B2Bの方でも十分お役には立てるんじゃないかなということで、早速、いろいろ、Amazonも大量発注してくれたみたいで、紀伊国屋さんとかでも結構スペース取って、大手の書店では結構スペース取ってドーンと積んでくれて、この手の本ってロングセラーになるらしいね。長いこと売れるらしくて。
東:基本シリーズは、そもそもね。
森辺:そうですもんね。
東:ロングセラーですからね。
森辺:そうですよね。
東:一応、出版社名を言っておきますと、日本実業出版社。たぶん、実用的な、実用書では非常に有名な出版社ですよね。
森辺:そう。『マーケティングの基本』とか、『ブランディングの基本』、『広告の基本』、『コーチングの基本』、『コンサルティングの基本』、『マネージメントの基本』、いろんな基本シリーズを出しているんですよね。
東:はいはい。
森辺:そう、5年前だったかな。5年前かな…。東さんが「ここで本を出すべきだ」と言い始めて、編集者をつかまえて話をしたんだよね。
東:はい。
森辺:それがきっかけですよね。そこから僕が5年間も本書かないから、その編集者やめちゃって、結構、優秀な編集者でね、別の会社に行って。
東:ダイヤモンドに行きましたね。
森辺:うん。また活躍している。
東:送っといてあげないと。(笑)
森辺:送っておかないとね。
東:はい。(笑)
森辺:メールでお礼はしたんですよ。その後、別の担当の方、この人もお偉いさんで、編集長に自ら対応してもらってやっと出したという、そんな背景があったんですけど。そんな本です。皆さん、ぜひAmazonでポチっと、ちょっと高いかな。
東:ちょっと高い。
森辺:高いね。
東:値段は、じゃあ、ちょっと見ていただいて。(笑)
森辺:(笑)ちょっと、ちょっと…。
東:言うと、見なくなるかな…。(笑)
森辺:いや、2,200円(税込み)なんですけどね。でもね、後悔はしないと思います。これね、ちゃんと読んでもらったら2,200円の価値はあるんじゃないかなと思うのでね。その後、メルカリで売ればね。
東:(笑)
森辺:半分は戻ってくると思うので、よろしくお願いします。
東:全体6章になっているので、ちょっと1章ずつかいつまんで、どういうところが興味があるのかっていうところを見ていきたいと思うんですけど。じゃあ、今回は章別のご紹介だけ。タイトルだけ読み上げていきたいと思うんですが、第1章が「なぜ今、グローバル・マーケティングが必要なのか」、第2章が「先進グローバル消費財メーカーに学ぶアジア新興国のチャネル戦略」、第3章が「アジア新興国への参入戦略立案の具体的方法」、第4章が「日本企業のためのアジア新興国における新チャネル戦略」、第5章が「中堅中小企業のためのグローバル戦略」、第6章が「ケーススタディQ&A」となっております。なので、次回から1章ごとに切り刻んで、具体的にどんなことを書いてあって、どういう人に読んでもらいたいか、みたいなことを詳しく解説していきたいと思いますので。
森辺:はい。
東:今日はここまでにしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。