東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、前回に引き続き、クラブハウスの話題なんですけれども、これはちょっと1つ注意しておくと、今現状で言うと、AppleのiPhoneでしかアプリがインストールできないというのと、招待制であるというかたちで、招待されない人はこれを聞けないと言ったら●いいんですかね(00:00:30)●、参加ができないというかたちになっているので、その2点だけはちょっと制約があるというか、そういうかたちの。
森辺:そうそう。だから、うまいよね。招待制ってさ。しかも、3人までしか招待できないんだよね。僕、招待されて、東さんを招待したじゃない?
東:はい。
森辺:あと、2人招待したんだけど、そうするとね、一旦招待が止まるのよ。
東:そうなんですね。
森辺:うん。それで、しばらくするとまた招待枠が増えるようになっていて。Facebookとかを見ていても、いっぱい上げているでしょう、みんな、このグレーの画面をね、皆さん、登録お願いしますとかって、最近すごいみんな上げてるじゃない?
東:そうですよね。(笑)
森辺:だから、この、言ったらinvitation制というね、自分は招待されたよという優越感みたいな。
東:特別感ですよね。
森辺:特別感みたいなね、こういうものをうまくくすぐっていくという、そういうFacebookの投稿がいっぱいあるから、やっぱり、うまいな、やり方がというね。アプリが使い勝手がいいとか、アイデアがいいとか、そういういわゆるアプリケーション上のよさというものは当然で、これって製造業で言うと製品のよさにイコールのところだと思うんだけど。一方で、アメリカ企業のすごさって、じゃあ、それをどう広めるかという、ここがまさにストラテジーの部分じゃない?ここも芸能人を使ったりとか、音楽界から人を持ってきたりとか、イーロン・マスクだっけ?
東:そうですね。
森辺:マーク・ザッカーバーグもそうでしょう?
東:はい。
森辺:そういう人たちがルームをつくって話して。マーク・ザッカーバーグの話は聞きたいじゃん、普通にね、リアルタイムでね。
東:そうですね。聞く機会がないですもんね。
森辺:ないでしょう?
東:はい。
森辺:YouTubeでマーク・ザッカーバーグが話しているのを見たりはするけども、講演を見るとかというのはあるけど、そんなリアルタイムでどういう話し方をするんだろうとか、イーロン・マスクって普通に、電話じゃん、家でたぶん話すんだろうね。
東:そうでしょうね。
森辺:そういうときってどういうふうに話すんだろうって、それは聞きたいよね。
東:うん。
森辺:芸能人のインスタライブがあれだけ流行ったのも、芸能人が、普段、家で「インスタライブやります」と言って、家にいるとき芸能人ってどんなふうに話すんだろうって。
東:そうですね。
森辺:何しているんだろう、背景に何が映るんだろうって、みんな見たくて来るわけだ、ライブにね。
東:(笑)はいはい。
森辺:それが音声のバージョンで出てという。
東:やる側にとっても手軽ですよね。
森辺:手軽だよね。
東:背景が見えないし。
森辺:見えないというね。
東:電話1つあればできるというのは、ちょっと手軽感はありますよね。
森辺:そう。これも映像と違って、映像だと視覚と聴覚と2つの感覚を集中させないといけないけど、リスニングだと、クラブハウスだと聴覚だけの集中だから、聞く側のストレスもたぶん少ないんだろうけども。うまいなと思ったんだよね。
東:はいはい。
森辺:そう。こういうのはやっぱ全部アメリカから出てくるよね。
東:そうですね。YouTubeにしろ何にしろという感じですよね。
森辺:Appleだけでしか今は使えなくて、Appleと組んでいるの、これって?
東:そんなことはないんじゃないんですかね。アプリがAppleだけに対応しているという感じで。
森辺:iPhoneだけに。
東:当然、そうですね、iPhoneに対応しているというだけで、今後androidも出てくるのかどうなのかというのもちょっと分からないですけど。
森辺:出すんだろうね。出さないという理由ないもんね。
東:うん。今のところはAppleだけ、iPhoneに対応しているというような感じみたいですね。
森辺:これはPodcastにとっては脅威なんですか。
東:どうなんでしょう。また、でも、棲み分けができるんじゃないですかね。ライブ配信と、基本的にはずっと残る、ストックメディアとフローメディアで、基本的にはPodcastはPodcastで聞く人と、例えば森辺さんがライブでやったら、ちょっと聞いてみようかなという人も、もしかしたらいらっしゃるかもしれないので。
森辺:なるほどね。そうだろうね、これ。
東:セミナーとPodcastが合わさったような感じで、基本的には家でiPhoneさえあれば聞けて、何か疑問に思ったら挙手して質問するみたいなのが手軽にできるので。
森辺:そうですね。メディア、メディア、そうだね、ストックとフローと両方聞かれるんだろうね。もう、メディアというものに。
東:そうでしょうね。使い分けをされるんでしょうね、聞く側が。
森辺:聞く側がね。
東:だから、こちらの発信する側はそれをコントロールしづらいというか。
森辺:忙しいね。いやー、昭和のテレビとラジオという時代がよかったね。
東:(笑)そうですね。
森辺:やっぱりもう月9みたいな、ドラマは月9だけみたいな、毎回毎回アメリカのドラマの流行りのやつがあるじゃない?
東:(笑)はい。
森辺:もう毎週毎週というか、ハラハラするからやめてと言いながらずっと続くやつね、ああいうのじゃなくて月9みたいな、そういう時代が懐かしいけど、メディアの人たちも大変だよね、これ。
東:そうですね。
森辺:だから、そう思うと、堀江さんってすごいね。だって、2004年、2005年のときにそれを予期してあれだけの。
東:そうですね。
森辺:革命を起こそうとして。つぶされちゃったわけだけど。
東:でも、先見の明はあったということですよね。
森辺:先見の明はあったということだね。こうなるということを想像していて、その通りになっているんだからね。
東:そうですね。堀江さんが、1年前か2年前かな、あとメディアで空いているのは、YouTubeが出てきたときに、耳だけだと言っていたので。
森辺:そうだね。
東:その耳というのが、当然、Podcastもそうですけど、クラブハウスにあたるので、その辺はたぶん賢いんでしょうね、やっぱり。
森辺:日本は惜しい人をつぶしちゃったよね。今は芸能人みたいになっちゃったしね。
東:そうですね。
森辺:ビジネスマンなんだろうけども。なるほど。
東:そんな感じなので。われわれも、これをどう活用できるのかできないのか分からないですけど、テスト的にいろいろやってみようと思いますので。
森辺:そうですね。番組…、ルームをつくって、Podcastのルームなのか、全く違うルームをつくったりするのもありかもしれないですし。
東:こういう、グローバルの流儀みたいなのをリアルで対談ができるとかという、そういう感じにもなりますし。
森辺:そうですね。
東:いろいろな、たぶん使い方はできるんだろうなという。
森辺:そうですね。レイトマジョリティじゃなくて、イノベーターには…、アーリーマジョリティぐらいにはなりたいですかね。(笑)
東:(笑)なるほど。
森辺:ぐらいで、ルームもつくっていきたいなと思います。
東:では、今日はここまでにしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。