東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、ちょっと告知をここでさせていただければなと思っているんですけれども、2月のPodcastで少しお話したと思うんですけども、明治大学の大石先生が主催されているグローバル・マーケティング研究会で森辺さんがいよいよ登壇されるということで、この間、3月22日かなということでちょっと曖昧な告知になってしまったので、もう1回グローバル・マーケティング研究会のどういった会であるかっていうことと、森辺さんが話される日程とその内容がある程度共有いただければ、ちょっと興味を持っている方はぜひ聞いていただければと思うんですが、ちょっとよろしいでしょうか。
森辺:グマ研で話すのって初めてだっけ?
東:初めてですよね。
森辺:初めてだっけ…。そっか。
東:いよいよっていう。(笑)
森辺:そうだっけ…。
東:グマ研で話すの自体はたぶん初めてじゃないですか。
森辺:そう。
東:大石先生がわれわれの自社セミナーに来ていただいて、コラボみたいな形では結構3~4回やらせていただいていると思うんですけども。
森辺:そっかそっか。なるほどですね。グマ研、グローバル・マーケティング研究会、通称グマ研、3,000人ぐらい、今、会員がいるのかな。今年の1月1日に『グローバル・マーケティングの基本』という本を出版しましたので、そのあれで先生が気を使って呼んでくださったというのが経緯で。今ちょうど、先生と何を話すかの内容を詰めているの。意外にね、大石先生、細かく指示を飛ばしてくるのよ。(笑)
東:(笑)
森辺:もうちょっと、もうちょっと具体的な話がいいですとか、なんだけど、クライアントのね。
東:そうですね。
森辺:ああだこうだはちょっとなかなか話せないでしょう、話しにくいでしょう?ちょっと、僕も大学教授っていうタイトルついてたらね、あの会社はどうだこうだと言ってもだいぶ大目に見てもらえるのかなという気がするんだけども。
東:(笑)
森辺:速攻、死刑でしょう?僕がそんな場で言ったりしたら。
東:そうですね。
森辺:死刑というか、もう追放だよね。
東:はい。
森辺:なので、なかなか大変なんだけど。いわゆる個々の具体的な事例を抽象的な出来事に置き換えて話さなきゃいけないっていうね。なんだけど、大石先生からしてみると、できれば具体的にという要望が多くてね、内容を今調整していますよと。ただ、大枠ではもう決まっていて。
東:まず、じゃあ、いつでしょうか。
森辺:3月22日月曜日の18時30分からオンラインじゃないかな。ちなみに、オンライン飲み会付きらしいです。
東:じゃあ、講演をやった後にオンライン飲み。
森辺:Zoom飲み会。
東:Zoom飲み会をやる?
森辺:Zoom飲み会をやるという。グローバル・マーケティング研究会のホームページから申し込みがあるのか、ZoomのURLが分かるのか分かりませんけども、一応そんな感じですよと。「グローバル・マーケティングの基本」というタイトルでお話をしたいなと思っているんだけども、基本と言ってもそんななんかABCの基本をやろうという話でもなくて、3つ皆さんにメッセージを発信したいなと僕は今思っています。もしかしたら事前で変わるかもしれないけどもね。1つはグローバル・マーケティングの視点についてのお話をしたいなと思っていて。実は、グローバル・マーケティングってこのリスナーの皆さんもそうなんだけど、どういうふうに定義を考えているか、意味をどういうふうに考えているかと言うと、あまり深く考えたことない人が大半だと思うんだよね。海外でやるマーケティングでしょう?ぐらいの話なんだと思うんですよね。
東:そうですよね。
森辺:ただ、実は、グローバル・マーケティングというのは、もう1つある国際マーケティングとは視点が全く違っていて、この視点が違うことを結構やっている企業を多く見受けるんですよね。例えば、グローバル・ビジネスをやっているのに、視点がまだ国際マーケティングのままだったりとか、グローバル・マーケティングをやるべきところを国際マーケティングの視点でやっちゃっているとかね。視点の重要性について少しお話をしていきたいなというふうに今思っています。これが1つ目。2つ目は、長いこと日系企業の支援をしていると、どうしてもなぜこんなに多くの日本企業が俗人的かつ積み上げ思考なんだろうということをどうしても言わざるを得なくて、うわー、戦略的逆算思考だなという会社って滅多に出会わないじゃないですか。
東:うんうん。
森辺:ぶっちゃけそんな会社、コンサルを必要としないというケースのほうが多いんですよね。だって、もうそこまで自分たちでできているんだもん。だから、部分的に活用するとかね、そういうケースが多いと思う。やっぱりそうそうたる日本を代表する大企業が俗人的かつ積み上げ式の思考を持ってしまっていて、一方で先進的なグローバル企業と言われるところというのは、やっぱり戦略的だし逆算思考なんだよね。なぜそういうことが起きているのかということと、どうすれば日本企業って逆算思考になれるんだろうみたいなところの話をちょっとやっていきたいなというふうに思っています。いくつかの観点に分けてやりたいなと思っているんだけど。チャネルとかでもそうじゃない?チャネルづくりでも、まずは富裕層からとか、まずはMTからみたいな議論になるじゃない?すぐね。いや、そうじゃないよねということだと思うので、そこをしっかり話していきたいなと。3つ目が、良いものの定義を決めるフレームワークということでお話をしたいんだけど。良いものの定義がね、日本企業の場合、ちょっと自分たちが考える良いものがつまりは世界の良いものみたいな感覚に非常に強くなっている気がしていて、良いものの定義って、いやいやこうやって決めるんだよというお話をちょっとしたいなと思っています。マーケティングのフレームワークって、4Pとかあるでしょう?
東:はい。
森辺:ああいう、ターゲティングとか4Pとかって、使い方によっては武器にもなるんだけど、間違った使い方をすると毒にもなるなと思っているのね。その毒になっちゃっているケースというのが非常に多くて、せっかく良いものをつくっているのに、フレームワークの使い方を間違えちゃって戦略が毒になっちゃっているみたいな、そういう企業が少なくないので、少しそういう話を3つ目としてはやっていきたいなというふうに思っているんですよね。
東:分かりました。森辺さん、最後に日付と、グマ研がどういう会と、告知をしていただければと思うんですけども。
森辺:グマ研とは、明治大学経営学部の大石先生、大石教授が主催をする、世話人、代表世話人をする日本最大のグローバル・マーケティング研究会です。今、会員数3,000名を超えたということで、そこで3月22日月曜日18時30分からかな、オンラインでセミナーをやります。オンライン飲み会付き。お時間ある方はぜひ参加してみてください。
東:では、ぜひ皆さん、聞いていただければと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。