東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、いよいよ年も明けたと思いますので。明けましておめでとうございますなんですけども。
森辺:明けましておめでとうございます。2022年。
東:リスナーの皆さんも、まだ正月明け早々なので、これを聞いてやっと出勤が始まるみたいな感じだと思うんですが。
森辺:ちょうど2日の放送なので、2日に聞いてくださっている人はまだたぶんこたつの中と…。今、こたつとかないのかな。
東:(笑)
森辺:そうですね。4日ぐらいに電車で聞き始めてくださるという、そういう感じですかね。
東:はい。では、2022年に向けて、どんな年になりそうなのかとか、海外ビジネスは、前回、年末のときは、出張に行かないでどう売上を上げるかという傾向に企業さんがなりつつあるとおっしゃっていたんですけど、やっぱりもうちょっとそれが、オミクロン株とかが出てきていて、続きそうな気配もあるんですけども、その上でどういう傾向になりそうなのか、森辺さんのご意見をお聞かせいただければと。
森辺:来月再来月から、じゃあ、コロナがね、オミクロンになって感染力は強まったけど危険度は下がっていくって、病原体も子孫を繁栄させていかないといけないから当然の原理だと思うんですけどね、そういう傾向になっていくのは。なんですけど、当面続きますという中で、企業の傾向がね、製造業の傾向が、海外に行かないでどうやって売上を上げていくかということに変わってきましたよと、たぶん昨年末に話したと思うんですけど。
東:そうですね。
森辺:おそらくその流れって今後ますます加速していって、そこにデジタル化がうまく加わっていくので、ますますそのスピードって速くなっていくんですよね。会わないでって、完全に会うなとかって極論を言っているのではなくて、会うという、行かないという物理的な移動が最小限になっていくという、より効率的になるということなんだけど。これってすごく良いことで、今までって会うということはね、セールスの域を脱していなかったという可能性がすごく強くて。会ってモノを売るということは、営業しているわけじゃないですか。でも、会わないでモノを売ると、もしくは会う機会が少なくなるって、これはまさにマーケティングの力が本当に試されることになるので。日本企業も、遂に、今までの「形としてのマーケティング」ではなくて、「本質としてのマーケティング」を注視し始めたんじゃないかなという気が僕はすごくしていて。どちらかと言うと、今まで皆さんが考えていたとかやってきたマーケティングよりも、もっとリアルなマーケティングに変わっていくんじゃないかなという気はすごくしていて、楽しみな感覚を持っているというのが正直なところでございます。
東:やっぱり、会わないでマーケティングをどうグローバルにしていくかということが課題になってくるということですかね。
森辺:そうですよね。だって、会わないということは、会って売るって本当にセールスじゃないですか。だから、セールスの要素が強いんですよね、マーケティングをやっていても。けど、マーケティングって本当は自動で売れていく仕組みをつくっていくことだし、もうこの商品じゃなきゃ駄目だという理由をつくることが僕はマーケティングだと思っているので。結局、何でもよければ何でもいいわけじゃないですか。
東:はいはい。
森辺:けど、「あなたの会社のこの商品じゃなきゃ駄目なんです」ってなることがマーケティングであって、それをやっていくということがまさに会えなくなることでよりフォーカスされていくというか。なので、逆に日本企業にとってはプラスなんじゃないですか。今はちょっと、目先は苦しいかもしれないけどもね。
東:なるほど。では、森辺さんの個人的には何かあれば、2022年。
森辺:僕は会社のことと息子のことしか頭にないので。
東:(笑)はい。
森辺:あと、妻のことと3つしか頭にないので。
東:はい。
森辺:とにかく家族、あと、僕に関わる人がみんな健康で幸せでいたら、楽しくハッピーでいたらいいなということと。仕事はやっぱり去年の年末に東さんと決めた計画通りにうまくやっていけば、もうそれ以上は何も望みませんので、それを苦労しながらみんなと一緒にやっていくというのが楽しいなというのと。あと、今、出版の企画が2つ進んでいますけど、それを早く書かないとというプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、本を書くということで頑張っています。
東:はい。分かりました。では、森辺さん、リスナーの皆さんにちょっとひと言。
森辺:皆さん、引き続き今年もこの番組を良い番組にしていきたいと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。良い年に一緒にしていきましょう。
東:では、今日はありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。