東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、前回、日立の掃除機の話だけで終わっちゃいましたけど。(笑)
森辺:ごめんなさい。そう。でね、僕が何を言いたかったかと言うと、掃除機1つでもマーケティングだなって思ってしまったわけなんですよ。ダイソンが素晴らしいって、一時期、僕は何年ぐらい前かな、10年ぐらい前にダイソンを称賛していて、何を称賛したかったかというと、日本のお家芸だったわけですよ。掃除機とか洗濯機とか冷蔵庫ってね。それが、中国製が安いから自分たちは苦しんでいるんだっていう言い訳をしていたにもかかわらず、突然10万円の掃除機をダイソンがボーンと出してきたわけでしょう?
東:うんうん。
森辺:6万円のヘアドライヤーをボーンと出してきて、「えっ。あなたたち、中国製にコスト競争で勝てない」と言ったんだけど、実はそんなところに戦いのピンはなかったよねと。マーケティングだったんじゃないの?という、市場が求めているものを読み間違えていただけじゃないと。それを中国の安価製品との戦いというふうに思い込んでいただけだったんじゃない?と思ったわけなんですよね。そんなことで掃除機市場を取られるなんて、なんてあれなんだろうと思っていたんだけども。でも、そのダイソンをまた見て研究してね、より良いものをつくるという、日立の掃除機を見たときにね、やっぱり根本的に0→1は無理なんだなと。なんだけど、1→100はすごいんだなと思ってしまって。何だろうな。すごいなと思いつつも、どうなの?日本の会社と、0→1ってやっぱり無理なのかなっていう、そういう思いにも、同時にね。
東:はいはい。
森辺:無理なのかな…。なんだけど、本当に素晴らしいのよ、日立の掃除機。
東:はいはい。
森辺:ちょっと、型番までは分からないんだけど、ダイソンの、僕はずっとダイソンを5台ぐらい買っているからね、ずっとダイソンで、高いのを頑張ってダイソンを買って、しかも自分で使わないくせになぜダイソンを買うんだというね。5台目でようやく思ったんですよ。自分で使わないのに、なぜこんなにいい掃除機を買っていたんだと。もったいないなと思ってね、日立にしたら、29,800円の日立にしたら、めちゃ性能も良いと。あとね、音も静かなんです。
東:そうなんですね。
森辺:うん。軽い、小さい、音静か。
東:吸引力も?
森辺:吸引力も全然あるし、小回りも利く。もう、ダイソンのよりも全然良いですよ。だから…。
東:で、値段が1/3。
森辺:安い。1/3。中国製だったら9,800円で売っているかもしれないですよ。
東:はい、はい。
森辺:売っているかもしれないけども、ちょっとね。
東:まだまだ?
森辺:掃除機に関しては難しいのかなという。あと、もう1つね、液晶テレビ、遂に中国製を買ったんですよ。
東:そうなんですね!
森辺:うん。何だっけな。メーカー。
東:どこですか?
森辺:忘れちゃった。ちょっといくつか言ってみて、中国メーカー。美的(Midea)じゃなくて…。
東:どこで買ったんですか、それは?
森辺:ネットで。
東:ネットで?
森辺:Amazonで65インチ、6万9,000円。
東:いや、めちゃ安いですね!(笑)
森辺:めちゃめちゃ安いでしょう?
東:(笑)65インチが6万9,000円で。
森辺:65インチ 6万9,000円で、Amazonで。でも、6万9,000円でもう、嘘でしょう、こんなのと思って。台が15,000円ぐらいのやつを買って。台はなくてもいいんだけどね。
東:じゃあ、もう届いた?
森辺:もう来た。めちゃめちゃ映り良いからね。僕のこのソニー何なんだろうと思って。
東:じゃあ、もともとはソニーを使っていた?
森辺:65インチのソニー、60万円。当時ね。
東:そんな値段。(笑)
森辺:当時ね。だって、もう何年も前だからね。
東:そうですね。
森辺:テレビ屋さんに行って買ったんだけど、並べられるんだよね、「こっちで十分ですよ」と。なんだけど、「もっと良いのはこっちです」なんて言われて、並べると、「やっぱりこっちのほうが良いな」となって、ちょうど家も引っ越すタイミングだったし、より良いほうがあとで後悔しないのかなとか思って、それを買ったんだけど。もうね、本当にバカだよね。65インチってこんなに良いんだと思って。でね、結局ね、機能ってそんなものなんですよ。数年したらすぐ追いついて抜かれちゃうじゃないですか。そうすると、それでも60万円出したいということは、ソニーじゃなきゃいけない圧倒的な理由が欲しいわけですよ。昔は僕あったの、「いやいや、どんなに高くてもソニー」みたいな。けど、今はそんなの全然ないからさ。それで、その中国製のやつを買ったんだけど。だって、メーカーも覚えてないんだよ。
東:でも、まあ、映り的には…。
森辺:有名なメーカーですよ。ちょっと忘れちゃったな。
東:ハイアールとかですか?
森辺:ハイアールじゃない。スカイ…。聞いたら思い出すんだけど。
東:じゃあ、使っていて、見ていて全然。
森辺:うん。めちゃめちゃ。
東:遜色ない?
森辺:はい。もうね、フレームもないし、むしろデザイン性も高くて。結局、あんなのもう、パネル買ってきてくっつけるだけじゃないですか。
東:はいはい。
森辺:だから、これからどれだけ持つのかっていう話なんだけど、でも、それだけ安かったらね、もう全然いいよねと思っていて。
東:10個買えますね。
森辺:うん。コストコとかに行ってもね、入口のところに行くとすごい安いテレビ、いっぱい置いてあるの。だからね、やっぱりね。そもそも、そんなテレビよりも、中でネットフリックスのどのコンテンツを見ようかとかね、ディズニーのどれを子どもに見せようかとか、そういうことしか考えてないから。テレビなんかどうでもいいんですよね。なぜそうなったかと言ったら、子どもがいるということもあるんだよね。ソニーに対する愛情が減ったということは、ソニーから発信される魅力が僕に届きにくくなったということもあるんだけども、子どもができて、テレビを舐めるんですよ。べちょべちょって。
東:はいはい。(笑)
森辺:指で触ったりとか。テレビを消したら、子どものこの触ったのがぶちょーって。最初は気にして拭いていたんだけど、もう全然拭かなくなっちゃったから…。ちょっとだいぶ時間が過ぎちゃったね。
東:大丈夫です。
森辺:そういうこともあって買ったんだけどね。中国製、良いですよ。
東:分かりました。今日はここまでにしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:ちょっとね、マーケティングのね、まとめを言わなかったね。
東:(笑)じゃあ、最後に。次回に。
森辺:いや、いい。次回にね。
東:はい。
森辺:すみません。ありがとうございました。
東:はい。