東:こんにちは。ナビゲーターの東忠男です。
森辺一樹(以下、森辺):こんにちは。森辺一樹です。
東:森辺さん、今日はどんな話を。
森辺:今日は、BTSの話をしたいなというふうに思います。
東:BTSとは?ちょっと皆さん、知らない方も。いきなり。(笑)
森辺:すみません。僕もね、BTSとかってさらっと言いましたけど、最近知ったんですけど。親戚の女の子が、今、8歳かな、7歳かな、それぐらいで、アメリカに住んでいて、母親が日本人で旦那さんがアメリカ人なのでハーフなんですね。
東:はいはい。
森辺:それで、BTSを見ているということで、BTSって何だろうと思って僕も見てみたら、韓国人のSMAPみたいなね。
東:はいはいはい。
森辺:SMAPって、古いね、時代が。(笑)
東:(笑)
森辺:だけど、韓国人のSMAPみたいなやつなんですよ。たぶん、もうものすごく有名で、若い子たちはもうみんな知ってる。
東:そうですね。
森辺:いや、僕も名前ぐらいは知ってるよ。名前ぐらいは知ってるけど、わざわざそれを見るっていうことはあまりなくて。そういうのがいるんだなっていうふうに思ってたんだけどね。そのBTSというのを、僕、YouTubeで見まくったんですよ。
東:はい。
森辺:そうしたときにね、白人のティーンエイジャーとかがBTS、アジア人ね、アジア人のポップスターの歌と踊りに熱狂しているのね。ジャスティンビーバーみたいなね、白人の歌と踊りに熱狂する白人みたいなのは、僕、今まで見たことがあったんだけど、アジア人のポップスターに熱狂する白人みたいなのは見たことがなくて、あまりね。日本でも、世界で人気だとかって言ったって、所詮ヨーロッパの一部のJapanフリークのファンの間で熱狂されているとか、そういうレベルじゃん。
東:はいはい。
森辺:それがビルボードチャートでNo.1になるとかっていうレベルでとてつもなくて。そもそもビルボード自体がね。BTSってすごいなって、あらためて遅ればせながら感じちゃってね。何がすごいかって、やっぱり白人のミュージックシーンというか、エンターテイメントシーンの中にアジア人のスターってなかなか生まれなくて。黒人のスターはいっぱいいるじゃない?
東:うんうん。
森辺:けど、やっぱりアジア人のスターってなかなか生まれなくて、アジア人に対するアメリカ国内のイメージというか、印象というか、レピュテーションというか、そういうものを一気にグワーッて上げた気がしていてね、BTSがね。なのでね、全アジア人の皆さんというか、日本人の皆さん、中国人の皆さん、感謝したほうがいいですよというぐらいに思ったんですよ。だって、これ、普通にね、われわれがアメリカに行ったときのね、取り扱われ方がだいぶ変わるのでね。何て言うのかな、やっぱりあるわけですよ、イメージがね。だから、すごいことを成し遂げたんだな、このBTSは、というふうに思っていて。一方で、日本にも、さっき言ったSMAPとか、昔の人なんだよね、SMAPね。
東:はいはい。
森辺:何? JSOULBROTHERS…とか。
東:いっぱいグループはいますね。
森辺:いるよね?
東:はい。
森辺:なんだけども、1個たりとも海外でうわーっていうのはないじゃない?
東:うんうん。
森辺:爆発的ににね。
東:はい。
森辺:やっぱりこれもどうなんだろうと思っていて。視点なんだと思うんですよ。結局、韓国って、自国の人口だけだとなかなか難しいので、そういうポップスターってもう端から日本の市場でどれだけ売れるかみたいな時代があったじゃない、ずっと。
東:はいはい。
森辺:だから、韓国国内よりも、もう日本でどうやって売れるかみたいな。それをたぶん通り越しちゃってアメリカを見ちゃったのがBTSだったと思うんだけど。あんなのを韓国はバンバン、バンバン、生み出していてね、結局もう視点がハリウッドを見ているというか、世界を見ている視点と、一方で視点がいまだに紅白みたいな日本とね、差が開いちゃうよなと思って。視点ってやっぱりすごい重要なんですよね。だって、視点が変わると景色が変わるわけじゃないですか。景色が変わると考え方が変わって、考え方が変わると行動が変わるので、一番最初の視点をね、どこに持つかっていうところって、やっぱりすごい重要で。それの積み重ねというか、繰り返しで人間って成長しているんだと思うんですよね。
東:はい。
森辺:なので、あらためてね、このBTSのすごさと視点の重要さを、この間、週末、考えていたんですよね。
東:なるほど。
森辺:どうでもいい話ですかね。
東:いえいえ。(笑)
森辺:ということです。
東:なるほど、分かりました。今日はお時間が来たので、ここまでにしたいと思います。森辺さん、ありがとうございました。
森辺:ありがとうございました。